『僕達の星』
作詞作曲:みます

街の灯りが照らすのは
ほんの足元だけだから
夜の風に舞い落ちる
ひとひらの枯葉が
どれほど美しい    
  音楽を奏でるか
街の人達は知らない

僕達の星が
音もたてずに
 広い銀河を旅してゆく
 僕達の心 僕達の窓に
 遠い光を映して

明日の風にも   
     消えそうな
はかなく青い星の上に
僕らがいる    
    曇ったままの
窓を見るのも忘れて

 高い空にも海の底にも
 山の陰にも人の夢にも
 遠い宇宙の遥かな光が
 休むこともなく
降り注ぐ

 僕達の星が     
    音もたてずに
 光の海を 旅してゆく
 小さな空と     
    小さな海に
 はかない僕らを包んで

 小さなゆりかご
 はかない愛に
 小さな僕らをのせて


(作者コメント)
昔の人々は夜が来る度に、何万光年の銀河の広がりを見渡していました。
現代の私達の生活は、見渡せる範囲をどんどん狭くしています。
宇宙と自分とのつながりを感じることが困難になりつつあります。