『いざよい』 作詞作曲:みます
遠い君の      柔らかな文字の 便りが届くたびに     傾く月の光の 下で淡い夢を見る  
手を伸ばせば        届きそうな なつかしい面影よ いつもいつも     待ちわびている いつもいつも     また会える日を  月の船に        想いをのせても 夜空は広く      澄みわたるだけ 夜露光る        草の葉の影で 虫たちは歌いだす 愛の歌 響く野に   ひとり祈りを並べてる 長い夜の 星の森を  超えて愛しさ       とどくように  いつもいつも        君の笑顔は いつもいつも       思い出のなか  思い出すほど       募る想いは 小さな胸を     駆け巡るだけ いつもいつも     夢に見ている いつもいつも     また会える日を 月の船に        想いをのせても 夜空は広く      澄みわたるだけ 夜空は広く      澄みわたるだけ
作者コメント 古い日本語で        「いざよう」 という動詞があり  「モタモタする、         遅れる」 という意味で  これが「いざよい」  の語源です。 漢字では十六夜と書き 十五夜(満月)の次の 日の月という意味です 満月は日没と同時に 昇ってきますが、 十六夜(いざよい)は 暫く待たないと 昇ってこないので この名前がつきました 「なかなか      来ないものを待つ心」 は古来から日本文化に 根付いている風情と 言うか 美意識だと思います。