身近な場所の光害


富山県婦負郡細入村「道の駅」を庵谷峠から撮影   山の向こう側は岐阜県側の光害  Nikon F3 135mm F2.8 F5.6 ISO400フィルム 露出3分
私はご存じ田舎暮らしですが、最近雲のある日は空の明るさがハンパじゃありません。 10月のとある夜更けに写真を撮ってみて驚きました。 これでは星空が見えないのも不思議ではありません。 防犯上必要なのは理解出来ますが、空を照らす必要はありません。 この写真を御覧になって、みなさんはどう思いますか?
     
 
 道の駅『細入』の夜です。


 いくら防犯のためとは言え、ここまで明るくする必要が
 あるのでしょうか?
 これではかえって、目が眩んで危険だとは思いませんか?
 実際、夜間の交通事故の多くが街灯によって発見が遅れた
 と言う事例も多々報告されています。
 結局暗い方がかえって車のライトで十分認識出来るとも言
 えます。また周囲への影響も懸念されます。
   そのうえ、電力の無駄ではないでしょうか?
 


           Nikon F3  28mm F2.8  F4  3分
パーキング横の林 杉林や、手前の草はらまで照明で照らし出されています。 このように無駄な「漏れ光」を下に向けてやれば、照明の 数も減らすことが出来るのではないでしょうか?     余剰電力の削減によって、温暖化の根源である、二酸化炭 素(CO2)の排出を減らす事も可能ではないでしょうか?




 約1.5km先から見た道の駅『細入』 周辺の山々を照らし出し、いかに無駄なエネルギーを 無意味に放射しているかがおわかりになるでしょう。   これらの無駄な電力をもっと有益に使えないでしょうか?        


  



    
街灯による幻惑 四方八方に光を放射する水銀灯によって、とても眩しい芝生広場。 これでは何を照らしているのか分りません。           このような安易に作られた照明を設置することによって、光そのも のが障害光となって、かえって見にくくしています。         足下を見るために設置した街灯によって、かえって見えなくなると 言う新しい問題を生み出しました。
そうやってさらに照明を増やした結果、上の写真のように夜空が失 われて行きます。 そしてその延長線上にあるのが都市部での星空の 消失です。                           『最近は星の数が減った』 『昔に比べて見えなくなった』             と言う問題はこれらの光害が原因となっています。
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