リゾートのすすめ
〜ゆとりある生活を取り戻すための、長期滞在型リゾート〜 |
現状
社会状況
経済至上主義の反省
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総合保養地整備法の制定
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ところが日本にリゾートは根付いていない!
なぜ?
利用者側の問題
・休暇の平均付与日数が少なく、取得率が低い。
・宿泊費・交通費が高く、家族で長期滞在することは経済的負担が大きい。
受け入れ側の問題
・「1泊2日型」に合わせたサービス・料金システム。 そこで
・長期滞在するために必要な運営の知識が不足している。 |
アルペンルートの現状
・入込人員には限界がある
・入込みはGW、夏、秋に集中
・自然環境の点からも、あまり増えすぎるのは問題ではないか。 |
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そこで滞在型のリゾートが必要となる!! |
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長期滞在型のリゾート生活が出来ることで…
@立山の自然・文化に接することによって「ゆとりある生活」が実現。
A将来ますます自由時間は増える。創造的余暇活動の場としてリゾートは必要。
B入込人員は増えなくても、アルペンルート内での滞在日数が増えることで消費は増大。
Cリピーター、ファンの増加。立山の魅力を深く知ることで、年間の平準化につながる。 |
立山黒部アルペンルートでしなければならないこと
いきなり欧州のような長期滞在をするのは不可能。それは長期の目標にはなるが、まずは年に1回は1週間程度の滞在ができるリゾートを整備することを始め、段階的に長期滞在型リゾートへ進めていく。 |
需要を開拓するために…@滞在することのメリットを提案
立山で滞在することのメリットをお客様に発信していく。立山の自然・文化はもちろんのこと、滞在中の過ごし方、何ができるかなど、具体的なイメージとしてアピールする。また繰り返し訪れ、立山の楽しみ方を知っているリピーターから滞在客を増やしていく。 |
需要を開拓するために…A運営方法の改善と人材育成
リゾートの優劣は施設の種類ではなく、優れた維持管理・運営によって決まる。
運営とは「お客様にどれだけ満足を与えられるか」ということ。滞在中のオプショナルツアーなど、飽きることのない快適で楽しいプログラムの作成。新しいシステム(料金体系、食事など)の開発。運営を実践できる人材の育成。滞在時間が長いということはそれだけコミュニケーションが多くなる。立山に関する知識はもちろんのこと、接客業としての基本も必要。 |
まずは私たちから、そして…
長期滞在をするには、長期休暇制度の成立は不可欠。しかしそれを待っているだけではできない。まず私たち観光地、宿泊施設からその準備を始めなければならない。リゾートは時間をかけて、ゆっくりと年を重ねるごとに成熟した、素晴らしいものになっていく。これは利用者側・受け入れ側どちらにも言えることである。
立山には1300年の歴史がある。そして美しい自然、景観がある。その歴史と自然があるからこそ、アルペンルートがあり、私たちがいる。立山の文化、自然を守りつづけていくことが大切なのは言うまでもない。
社名を『観光』ではなく『貫光』とし、立山を「物見遊山」の山ではなく「国民創造力涵養の道場」とした意味からも滞在型リゾートこそ、これからのアルペンルートの生きる道である。 |