富山 学習センター
平成15年度
オープン セミナー開講 の お知らせ
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2004.6.7. 更新
  
■  平成15年度のオープンセミナーは,終了しました。  ■

■ 富山 学習センター所属の学生を対象に行っていた 「特別ゼミ」 を広 く一般に開放し,平成14年度から「オープンセミナー」 と改め開講しています。

■ 平成15年度 オープンセミナー 開講のお知らせ 

対象
一般, 放送大学学生

 
講演会 場
放送大 学 富山学習センター テレビ教室 富山県 立大学内 計算機センター3F

募集人数
90名
定員に 達ししだい締め切ります。

受講料
無料

申し込 み方法
富山学 習センター事務室にて受付
・電話,FAX による申し込みも可
E-mail での受付は,行っていません。

県民カ レッジ連携講座 平成 15年度の県民カレッジ連携講座の受講生として,全講義を受講をされた方には,「10単位」 認定されます。 県民カ レッジカード(県民カレッジカード番号)を,お持ちの方を対象とします。

その他

放送大 学の単位修得には,なりません。

在学 生,一般の区別なく,放送大学の単位にはなりません。


■ オープンセミナー 開催日程

講  師
(専門分野)
テー マ
開講日
時 間
 
安 田郁子
(水環境学)
  野 生生物種の減少
  −地球生態系進化の観点から考える−
 9 月 6日(土)
13: 30〜15:00

加瀬正ニ郎
(英語教育学)
  英語のことわざ,日本語のことわざ
  −ことわざから見た日英の比較文化−
  9月 7日(日)
13: 30〜15:00

田中祥子
(経営学)
  デ リバティブを用いた投資戦略入門   9月13日(土) 13: 30〜15:00

小谷仲男
(東洋史)
  イラクの過去と現在
  −ハムリン・ダム水没遺跡の発掘より−
  9月14日(日)
13: 30〜15:00

奥田實
(教育社会学)
  人と文化と環境問題
  −価値観の変換をめざして−
  9月20日(土)
13: 30〜15:00

盛永審一郎
(実存哲学)
  「安楽死」を考える
 9 月21日(日)
13: 30〜15:00

城山正幸
(国際法学)
  ペリー来航150周年を迎えて
 9 月27日(土)
13: 30〜15:00

(敬称略)




■ テーマと講義概要

講  師
(専門分野)
テー マ ・ 講 義概要
 
安 田郁子
(水環境学)
    
 野生生物種の減少   −地球生態系進化の観点から考える−

 現在の地球では野生生物の種類がかなり速いスピードで減少しているが,その現状や原因を説明する。それと共に, 地球誕生以来の地球生態系の変遷・進化に ついても説明する。その上で,地球生態系進化というより広い観点から,現在の「野生生物種の減少」という問題を考えてもらえるようにしたい。


加瀬正ニ郎
(英語教育学)
  
英語のことわざ,日本語のことわざ − ことわざから見た日英の比較文化−

 ことわざは,日常の生活の中に息づいている。これは民族の長い歴史の中で培われた生活の知恵の表現でもあるし,風刺や笑いを含む文学でもある。また,言 葉の表現形式としても興味深いものがある。英語のことわざの中に,類似した表現を見いだし驚くこともあれば,その相違に彼我の生活や慣習,さらに 発想の差異を感じることもある。数は限られているが,日英のことわざを比較考察することによって,英語と英語文化の理解に資したい。


田中祥子
(経営学)
  
デリバティブを用いた投資戦略入門

  「相場が上がっても,下がっても,変わらなくても儲かる」という証券投資や商品投資の誘いの言葉から引き起こされるトラブルが後を絶たない。この言葉のウ ソとホントを限られた時間の中でやさしく説明することにチャレンジしてみたい。
 先ず,市場の仕組みや投資の基礎理論を紹介し,できるだけ数式を使わず,グラフ等で受講生が直感的に納得することを目指す。特に前提が変化すれば  「 」 の言葉も通らなくなり,結局,リスクは投資家が被るものであることを理解してもらう。


小谷仲男
(東洋史)
  
イラクの過去と現在   −ハムリン・ダム水没遺跡 の発掘より−

 私は,1966年に1度と,その後,イラクで考古学発掘調査に従事するために4度イラクを訪れた。1966年当時のバグダードは,テヘランの大都会とく らべると貧弱な田舎都市であったが,1977年に再訪してみると,石油資本を背景に大都市に変貌し,その発展には目を見張った。1979年,サダム・フセ インが大統領に就任した時,私はイラクに滞在しており,1980年1月を最後にイラクを離れた。今回は,イラクでの発掘調査をスライドで紹介しながら,今 日のイラク問題について,広い視野と長い歴史の目で考えてみたい。


奥田實
(教育社会学)
  
人と文化と環境問題   −価値観の変換をめざして−

 環境問題は,自然科学の領域だけのテーマではない。
 われわれ人間が,この地球環境と深く関わり,その一部である限り,人間関係および人との関わり方について,したがって文化の問題として環境問題を考えな ければならない。
 それは,愚かにも,自然を破壊し,戦争をしようとする人びとがまだまだ多いこの世界で,21世紀を私たちが,いかなる価値観でもって生きるかという問い でもある。


盛永審一郎
(実存哲学)
  
「安楽死」を考える

 平成14年4月1日オランダで世界で初めての安楽死法が施行された。隣国 ベルギーでも,最もリベラルな法案が可決した。一方ドイツでは,安楽死を意味する euthanasia は使用されず,「死の幇助」「死の介添え」という概念が使用されている。またイギリスで,MND病で首から下が麻痺した女性が死の幇助を求め,英国貴族院 や欧州人権裁判所に訴えたが,却下された。この女性は結局2週間後に死に至った。世界各国の「安楽死」に対する態度を整理し,「死ぬ権利」とは果たして個 人の「幸福追求権」の一つなのかどうかを皆さんと討議してみたい。


城山正幸
(国際法学)
  
ペ リー来航150周年を迎えて

 今年 2003 年は,東インド・シナ・日本海域合衆国海軍司令長官兼大統領特使ペリー提督が艦隊を率いて浦賀(今日の横須賀)に来航して我が国(幕府)に開国を迫ってか ら,150年目に当ります。この出来事は,西欧諸国がその国内的要因に押されて非西洋世界へと進出せざるをえなかったこととともに,非西洋世界(私たちに とってはとりわけ日本)が国内で大きく変動することを余儀なくされたことをも意味します。今回のオープンセミナーでは,この150年の間に国際社会(世 界)がどのように変わったのかということを(併せてこれからの国際社会は?),国際法(学)の立場から,セミナー開講時のトロピカルなテェマを素材にお話 したいと思っています。


(敬称略)


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富山学習センター所属の学生に配布された 「県民カレッジ連携講座 平成15年度オープンセミナー」を元に,作成しています。

   

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