鬼刺客

「鬼獄界より迷い出た四十八匹の鬼を狩り出すため、天界の命を受けて闘う地上界の若者たち。
 彼ら、
天界鬼刺客!」(実写映画「鬼刺客 弐〜夢幻血闘編」:爆映制作作品)オープニングナレーションより。

「鬼刺客 鴉」とは、中川yutaco氏の原作により、秋月げんが2作まで主演、脚本、演出、監督した自主制作映画シリーズで、1作目「鴉 天界武芸帖」(映心会:制作)、2作目「鬼刺客 弐〜夢幻血闘編」のほか、桑原 昭男氏の脚本、Shige氏の演出、監督による未完成の3作目「鬼刺客 参〜烈風斬鬼憚」(映像工房oops:制作中断中)があり、一時期は秋月の看板キャラといってよい程、極々一部においては名前と顔を売りました。
特に一番出世した瞬間は、横浜で開催されたイベント「南だべ祭」の中の自主制作ヒーロー映画コンテストにおき元東映の平山 亨プロデューサー、並びに漫画家でスーツアクターの破李拳 竜先生からお褒めのお言葉をいただいたとき(この時は破李拳 竜賞の「次賞」を受賞)でしょうか。


作品紹介

天界武芸帖
 深夜、人間を襲い喰らう三つ目の青鬼ウタリ。
 明け方の紫色の道路を疾走する鬼刺客 鴉。だが彼が着いたとき、現場に残っていたのは食い散らされた犠牲者の手首だけだった。
 青鬼ウタリの次なる標的は買い物帰りの少女。少女の落としたグレープフルーツを丸ごと齧って不適に笑う男がウタリに変身、その存在に、鴉の持つ鈴が音を鳴らして反応する。
 間一髪、ウタリと相まみえた鴉はウタリと組討に持ち込み、頭をかまれて流血しながらも秘剣・鴉返しでウタリを破り、再び追撃の旅に去っていった。

鬼刺客 弐〜夢幻血闘編
 鬼獄界最強の鬼戦士ギラと闘い傷ついた鬼刺客 蝶。
 蝶の制止を振り切って単身、ギラの潜む山へ向かった鴉は、見事返り討ちに遭い右腕をもがれてしまう。
 そしてそのあだ討ちとばかりにギラと再戦に臨んだ蝶、敵わぬまでもギラの利き足に痛手を負わせる。
 一方、片腕のまま一人修行を続ける鴉は、山で知り合った刀鍛治の郷さんに義手を造ってもらう。
 特訓により義手でも以前と同じパンチが出せるようになった鴉に、郷さんは斬撃用換装アタッチメント・カラスセイバーを与える。
 更に特訓を続けた鴉は新必殺技・琴天斬、力動斬を引っさげてギラと再戦、途中心の旅路をさまよいながら、辛くも勝利するのだった。

鬼刺客 参〜烈風斬鬼憚
 強い力を欲する余り「鬼降ろし」の術を行い、己の中に緑鬼ニニギを宿らせた若者。
 だが時にニニギの暴走で身も心も鬼と化し、無差別殺人を繰り返す。
 ニニギを追っていた鴉は殺人現場で出会った破戒僧・岱観坊 奉雨から「鬼降ろし」の話を聞かされ、ニニギを若者ともども斬らねばならない事に戸惑う。
 だがしかし、益々凶悪化するニニギの暴走に、若者は自分の妹までをもその手に掛けてしまう。
 やむなくニニギと対峙する鴉。だがその強さ、一人では到底太刀打ちできず、実は自分も「降ろして」いた代観坊が、その内なる鬼を放った援護によりようやくニニギを、ただし若者もろとも打ち負かしたのだった。
鴉「岱観坊、お前は鬼なのか?人なのか?」
代観坊「鬼だとしたら、お主は、わしも斬るか?」
 代観坊の問いに鴉は、ただにやけて答えない。そして二人は、それぞれ別々の方角へと山を降りていった。



今回のイラストについて
 これは最近思いつきで描いた、カラスセイバーに続く2つ目のアタッチメント・モートルクラッシャー。
 ドリルですな。漢字では「整流子衝角」と書きます。
「整流子」とは電動モーターの中で最も原始的なタイプのものに使われているブラシ型電極の事、なのですが、あれれ、この絵はどう見ても電気じゃなくて内燃機関エンジン(^^;しかもマフラー3本、かなりの排気量=高出力のはず。それをプルスターターでエンジンかけてる鴉の膂力も相当なものかと。

 んでっ!実はこの鴉、様の公式ページ「A-case」にて開催中の「特撮ヒーロー最強選挙」に立候補しております。
 そこでこのページをご覧になった方へお願い!
 どうか「A-case」様へ行き、鴉に1票、投票してくんなましm(__)m←結局これが言いたかったらしい