反省点

全般
 ご多分にもれず、家づくりも反省点はあるもの。
 ここでは私の感じた反省点を述べたいと思います。中には「愚痴」っぽい個所もあります。(憤慨している) いやな方は読み飛ばしてください。


間取り
照明器具
電気配線
追加工事
仕様書のチェック
付帯工事
その他
住宅新築時にそろえたいもの



1.間取り

(1) 完成予測のあまさ
 
    図面では広く感じても、実際とはやや異なります。部屋の広さや、空間を立体的に把握する必要性を再認識しました。
  私は「マイホームデザイナー」を使用して空間イメージをつかもうとしましたが、実際はリビングや二階ロビーなどは想像していた以上に狭かったと感じています。やはり部屋の広さは住宅展示場などいろいろなところの現物を参考にして決めていくのがいいのではないでしょうか。


(2) どんどん狭くなる部屋
 
    広いと思っていても、家具など生活必需品が入ると狭くなります。設置したい家具と場所については十分確認しましょう。
  実際に家具を置いたら通路が狭すぎたり、家具がエアコンの吹き出し口にかかってしまい、思った場所に置けなかったという話はよく聞きます。
 








2.照明器具

 照明については専門家でない限りその種類や場所の決定は非常に困難です。いろいろな人の意見やプランニングを参考にしてはいかがでしょうか。きっといい案が浮かんでくると思います。


(1) 照明の取り付け位置の検討不足

   部屋の照明位置は特別の指示をしない限り、部屋の中央になるようです。
 ロフトや階段など図面上の中心と実際の中心位置が異なる場合は十分注意したほうがいいと思います。
 特に立体的なプランでは注意が必要です。
  (私も勾配天井の二階部屋で失敗しました。)


(2) 照明は好みのものを自分で探してみよう

   照明器具の価格はピンキリです。具体的な照明器具の選択は部屋の広さや取り付け高さ、用途、イメージなどによって照度、色、種類を決め、デザイン、器具を決めていけば思います。高い器具が絶対いいとは限りません。
 ローコストを目指しているのであれは照明器具は住宅が完成してから選択してはいかがでしょう。
 私の場合は、すぐに使わない部屋、自分で取りつけ出来そうな個所についてローゼットの取りつけのみにしてもらいました。
 (玄関外灯、リビング、浴室など器具に対して直接接続する個所はハウスメーカー施工)









3.電気配線

 見積もり段階で十分検討していなかったため、追加工事が多くなり、結果して予算オーバーとなってしまいました。以下、主な要因について示します。

  ・ コンセントの数が多くなった。
  ・ 照明スイッチの数が多くなった。

 また、実際に住んでみると使わない(えない)コンセントがいくつかあります。 その理由は
  ・ コードをさすと通路と使用場所の間になり邪魔
  ・ 家具の陰になる

 などなど、失敗はいっぱいです。

 また、各メーカーから出されている電材カタログは宝の山です。業務・店舗用の機器は非常に便利なものが多いので、プラン時に参考にされてはいかがでしょう。
 (設置してある場所ならどこからでもコンセントや電話線を引き出せるダクトシステム、ウォールウェイなど、もっと早く見ておけば良かったと感じるものがいっぱいでした。)







4.追加工事

(1) 変更時の内容と費用の確認は確実に
 
   工事中の追加工事や仕様変更が多少ありました。
 変更や追加がいくらぐらいの金額変更になるのか、ハウスメーカーと十分確認しておいたほうがいいでしょう。概算金額を聞いておくだけでもいいでしょう。
 ただし、「照明器具」など後から変更できるものと、「間取り」等のように変更できないものを明確にし、変更できないものについては多少の予算オーバーは目をつぶったほうがいい場合があると思います。
 









5.仕様書のチェック

(1) 仕様書のチェックは十分に
 
   仕様書は案外安易に考えられがちですか、ハウスメーカーとの契約としては一番大切なものです。お金の支払時期や方法、仕上げの状態など、十分すぎるくらい確認しましょう。


(2) 引き渡しの状態は確実に
 
   テレビのアンテナ工事や通常の生活に必要な工事(カーテン)代金は入っていますか。確認については十分に行いたいものです。






6.付帯工事

(1) カーテン
 
 この部分は「愚痴」コーナーです。いやな人は読み飛ばしてください。

 カーテンは建築後に出来る工事として入居後に発注しました。どうしてもスタイルカーテンを取り付けたかったのでいろいろと見てまわり地元では比較的有名な「I・M」と契約しました。しかし、結果としては大失敗であった。
 まず、調査ミスである。カーテンレールの取り付け高さに関する要望を伝え、実際の施工業者さんが現場調査されたが下地の位置に関して間違った答えを出した。この間違った結果を伝えられカーテンレールの取り付け高さを了解した。

 施工当日、打ち合わせた場所と別の高さにレールを取り付けた結果、下地がなく取り付けできず別の位置に取り付け直した。この結果、初回取り付け位置には穴が空き現在はパテうめしてある。

 構造についてハウスメーカーに聞いてみるとカーテン業者の調査した下地位置はまったくの「テンプラ」であることがわかった。
 今回のトラブル(調査、施工ミス)原因と今後の対応について「I・M」の担当者、社長に問い合わせたところ「通常の家はここの場所に下地がある。カーテンレール取り付け位置については奥様の了解を取っている。取り付け位置を高くしたいのであればその分の布、縫製費用を少し負担して欲しい。」と言い出した。 今回のクレーム発生原因についての認識のなさにはあきれている。

 さらにクレーム処理については対応が非常に悪い。契約する前は約束時間には来ていただけたが、クレーム発生後は約束した時間に来なかったり、こちらから催促しないと連絡1つも入れてこない。

 業者を選ぶ時は出来るだけ多くの知人等からその業者についての「うわさ」や施工状態などの情報を得ておいたほうがいいと思う。
 (中には間違った情報もあるとは思いますが・・・)












7.その他

(1) 依頼、変更の連絡は書面で
 
   仕様や取り付け位置などこまかな変更については営業担当者と現場監督、大工さんと意志の疎通が取れていないことがあります。なるべくFAXなど書面で連絡するようにし、行き違い、思い違いのないようにしたいものです。









8.住宅新築時にそろえたいもの

必須ではないがあると便利と感じたものを紹介します。

(1) パソコン
 
   部屋の感じを3Dイメージでつかんだりするのに便利。イメージや要望をまとめたり、メールのやりとりなど広範囲に活躍します。まあ、このページを見ておられるのであれば釈迦に説法ですが。
 
(2) 携帯電話
 
   現場の工事はどんどん進んでいきます。そのなかで急に連絡が必要な場合が出てきます。ちょっとした時間の遅れがとり返しのつかないことになるかもしれません。


(3) FAX
   残念ですが持っていませんでした。
 建築業者さんとの図面の確認や、物品業者さんへの図面請求など、あれば重宝したなと感じています。
 海外通販のオーダーや子供のPTAでも使いそうなので買おうかな・・・。