コルトエージェントはGUN誌85年2月号に巻頭特集されております。
ディテクティブやダイアモンドバックなどの陰に隠れた存在ですが名前の響きに惹かれ作ってみました。
個人的にDフレームはシュラウドつきの後期型が好きです。
ベースガンはタナカの旧ディテクティブ(カート式)メタルフィニッシュ
(ガス漏れ品)です。
アップ撮影用にするためにダミーカートモデルにしました。(当たり前ですね)
剥離は全てペーパーとカッターで行いました。やはりバレル基部とシリンダーはボロボロになりました。
銃口部は別パーツのため38口径サイズまで穴を広げ瞬着にて穴埋めしました。
もちろんバレル基部にはインサートを打ち込んであります。
刻印は新橋銃砲玩具店さんで入れていただきました。素晴らしい仕上がりです。
左側面のみの依頼だったのですが右側の刻印までサービスで彫っていただきました。
ありがとうございます。元の刻印は瞬間接着剤で埋めました。
ダミーモデルですのでハンマーノーズも含めて無加工(ガスガンのまま)です。
グリップはパックマイヤーの通称「グリッパー」です。(GUN誌掲載のものと同じ、新橋さんで購入)
これでメダリオンさえあればバッチリなんですが。ちゃんとショートフレーム用です。
実銃グリップを付けてみました このようにガスタンクを外して加工しています。
グリップラインは加工ミスで変です ハンマーSPもガスガンのものを使用
バレルとフレームはインディのパーカーシール、シリンダーはサフェーサーを拭いてからブラックパーカーを吹きました。
(実銃はバレル、フレーム、シリンダーで色が違います)その前にブラックスチールで下地処理をしています。
トリガーとハンマー背部はブルーイングしてあります。シリンダーラッチは何故かブルースチールです。
中身はほぼガスガンのままなのでご存知のようにシリンダーストップが付いていません。
シリンダーが空の状態ですと回転不良が発生しますがダミーカートを入れると慣性が働くのか
きちんと回るようになります。
旧ディテクティブはサイドプレート裏がガスルートになっています。
ここは圧力がかかり温度変化も激しい場所です。
ABSの材質の問題もありますが脆くなっていたのか私は加工中に3回割りました。
カスタムされる方はこのガスルートを完全に取り払いプラ板で補強するか
溶着系の物で完全に埋めてしまった方が良いと思います。
この銃は私の映画「BLOW」で密輸組織のボス、各務が使用しました。
GUN誌のレポートによると実用には耐えるが仕上げの悪い安物、との事でした。
末端組織のボスなのでこの程度のものが良いと判断しました。
実際実銃オークションでも200ドル前後位で取引されています。
銃を取り合う揉み合いのカットで加工したグリップ部分がポキリと逝ってしまいました。
只今放置中です。(笑)
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