平成10年7月

 7月にはいるや否や梅雨明け宣言もされないというのに全国的に猛暑です。各地では死者まで出ているということ、一体どうしたことでしょう。でも確実に前打ちのシーズンは近づいているようです。
 7月総括
 7月31日(金) 数は釣れたものの、、
 7月30日(木) 金沢リンクス今年初挑戦
 7月27日(月) 炎天下頑張った甲斐あり
 7月24日(金) 爆釣! といってもいいかしらん
 7月17日(金) バラシ連発でもシーズンインの予感
 7月21日(火) 今シーズン最長寸をゲット
 7月13日(月) フグの入れ食い
 7月10日(金) 無念の釣行断念
 7月 6日(月) 忘れていたものを思い出しました

 7月6日(月)
 さて仕事上しばらくご無沙汰をしておりましたが、今月から再び前打ちを頑張ろうと思っております。
 昨日までの猛暑で海の状況はどうなったことやらと心配しておりました。川の濁りも期待できないし、少しうねりでもあれば食いがでそうなんだけれどもと思いつつ昨夜今までのデータをみていると7月初めはまだ釣れても手のひらサイズが中心みたいである。一昨年に一度35センチクラスをばらしたとの記載があるが、やや期待薄か? ここはゲンかつぎで遠征でもと思いつつ仕事の疲れもあり近場で挑戦。
 滑川に向かう。釣り場到着。ときたまうねりがあり、青濁り状態。東空は雲がかかった状態で日の出はまだ時間がありそう。潮の様子を見る限りではなんとかなりそうかなって感じでさっそく準備。
 定番通りに攻めるが今日はエサ取り(フグ)もあたってこない。こんな時は釣れるパターンである。しかし、アタリなくガン玉サイズ交換。最近重ためを使用していたがこの状況では、中層を狙うつもりで1号に変える。30分余り攻めた後、過去に実績のある穴に仕掛け投入。中層で食わず、底に落とし2〜3回誘いを掛けたところ穂先にもぞもぞとアタリ。
 はっきりクロダイとは確信できずに聞き合わせるとズシッっと乗る。いきなり穂先が水面にささるくらいの引き込み、初めてここでクロダイを確信。仕掛け糸を少し送り出し、引きに耐えるが穴故必要以上には糸は出せない。あとはひたすら耐えるしかない。久々に重々しい引き込み。何度かの締め込みの最中 ”取りたい、取りたい、暴れるなよ”と思わず口に出てしまう。実績がないときの悲しさかな、引きを楽しむよりもとりあえず実績を残したい一心であった。
 とにかく空気を吸わせるために浮かせ、寄せようとするがなかなか今の時期のクロダイはパワフルである。それでもなんとかランディング。内心は35センチは超えてるかなと思っていたが、31センチ。しかし、当然大満足!
 その後場所替えしたもののそこは既にすけすけ状態。テトラの陰にかなりのクロダイの影が、、、、、サイズこそそれほどではないが魚影の濃さを実感する。今度来たら釣り上げてやるからなと胸に秘め、納竿。
本日の釣果
クロダイ 31センチ

7月10日(金)
 昨夜、テレビを見ているとニュース速報。なんと県内に大雨洪水警報が発令さてたということ。そういえば波浪警報が出ているときに釣りに出かけたこともあったっけと思い、それほど気にしていなかったのですが、、
 朝起きると激しい雨。さすがに出かける気になれず。夕方まで強い雨が断続的に降る。県東部では堤防の決壊も危惧されているということ。今日はあきらめにする。残念。

7月13日(月)
 川の濁りが気になりつつ、滑川方面に向かう。常願寺川を渡るとかなりの濁りで河口付近は全く釣りにならない状態。そこで河口から少し離れたポイントに入るが、濁りだけでなくかなり荒れていた様子。海藻類がテトラ間を漂っている。軽めのオモリだとなかなか沈まず、さらにうねりが結構あり、下半身びしょぬれ。おまけに顔面シャワーまで浴びる。
 ポイント変更、岩瀬、四方と釣り歩くがこちらではフグの猛襲。軽く二桁は釣ったであろうか、、、残念ながらボウズで納竿。

7月17日(金)
 先回釣行から3日ほど経過。天気予報では海は1mということでやや落ち着いているかなと思い水橋方面に出かける。しかし、まだうねりが残っており、さらに若干ながら濁り有り。釣れそうな雰囲気。
 しかし、いっこうにあたりがない、ガン玉を変えたりエサを落とす場所を変えたり試行錯誤するものの食わない。今日は砂カニも持ってきたがエサ取りも食わない状態。でも粘ればなんとかなりそうな雰囲気ありあり。
 2度場所替えをした時にはすでに陽がさしており暑そうな感じでちょっと朝まづめをはずしたかなと思いつつ竿を出す。実績のあるポイントでまずリリースサイズ(20センチちょっと)をとりあえずヒットさせる。
 さらに27センチがヒット。うねりがあるためほとんど中層で食った感じでそれでも穂先にはっきりとアタリが出る。その後アタリがあったんだけれど本命ではないように思い合わせずにいたらなんとクロダイがついていた。しかし、こんな時はとれないもので痛恨のハリはずれ。さらに今度は底まで落として誘いを掛ける瞬間に小気味よいアタリ。
 サイズはさきほどの27センチクラスでしょうか?今のクロダイはさすがに元気がよく小さいながらも結構引きを楽しめる、とのんきに構えていたら水面まで浮かせた時にまたまたハリはずれ。少し合わせが遅いのか、また合わせがちょっと弱いせいかもしれない。反省。
 サイズには不満ながら状況の良い時にゲットできたことに感謝し、納竿。
本日の釣果
クロダイ 27センチ
リリース1枚、バラシ2枚

7月21日(火)
 今日は遠征でもしようかとも考えていたのですが、どうもあまり状況がよくないように思われたので近場で我慢することにしました。
 水橋はうねりも濁りもあまりない状況なのですが早朝はなんとか釣れそうな感じ1時間位もやったでしょうか? それでもなにか釣れるような気がしなくて場所替え。先日釣果のあった白岩の河口に出かける。
 ここは多少うねりがあり、少しバシャバシャとしており良さそうな感じ。開始早々手のひらながら2枚連続ヒット。かなり浅めでヒットする。その後、良型を狙い底を中心に攻めるがアタリナシ。あまり今まで探らなかった手前のテトラの淵に落としたところ居食いでヒット。型はそれほどでもないもののやはり今のクロダイは元気がある。27センチ。
 それから手のひら一枚をヒットさせてからはちょっとアタリなく、小休止。その後、今日全くアタリのなかったテトラの裏に仕掛けを入れ底について誘いをかけようと仕掛けをあげたときにヒット。最初の引き込みはそれほどでもないとたかをくくっていたが、そのあとの締め込みでこれは良型と確信。そのうち後ろにいた釣り人もギャラリーと化し、なにやら騒いでいる。自分からは釣り座が低いので魚体を確認できないのだが、”大きいぞ、”とか”黒っぽいなあ”とか聞こえる。
 充分空気を吸わせ、GET。あまり取り込みは上手だとは思わないのだが、今日はギャラリーのせいもあってか割とスマートに取り込む。36センチ。
 よく見るとハリから10センチ位上のハリスにキズがついている。いつもは2号しか使わないのだが、今日はなんとなく澄んでおり1.5号を使用していたのでラッキーであった。
 その後、エサ取りがでてきたので納竿。車に戻る途中、釣友ヤマちゃんに出会う。ここで会うとは、1時間余り釣り談義。携帯の番号を聞いたのでリアルな釣り情報がまた得られそうである。
本日の釣果
クロダイ 36、27センチ
リリース3枚

7月24日(金)
 さて今日はどこにでかけましょうか、連続でヒットした白岩河口というのもちょっと芸がないし、ということで高月に行こうかなっと。
 常願寺川を渡ろうとすると今日は結構うねりがあり、高月であれば足場が高いので釣りになるだろうということでもう決定。通称3番堤から入ることにする。ここは自分でも40センチを釣ったこともある場所であるがちょっと荒れたときが狙い目のポイント。しかし、ゴミがテトラ際を漂っており釣りになりそうにない。早々にあきらめ2番堤にあがる。
 ここは私自身は左半分しか実績がなく、左曲がり角から攻めることにする。数投目、手前のテトラ際に仕掛けを落とすが途中で止めアタリ。あわせると同時にガツンと一発で持っていかれ、ハリス1.5号は吹っ飛ぶ。それなりの型であればあんな引きはしないとは思いつつも、イヤーな予感がする。そんなこともあって2番堤も早々に切り上げ、1番堤に入ることにする。
 ここ一番堤は割と全般的にアタリがでるのでじっくり攻めることにする。河口側の左から攻めるがエサ取りがいる模様。堤中程のポイントでヒット、しかしこれは15センチほどのソイ。さらに移動していくうちにクロダイのファーストヒット、しかしこれはリリースサイズ。とりあえずボウズでなくてほっとする。それからしばらくして再びヒット、少し糸をだそうとするとなんとリールの調子が悪く、糸の出方が悪い。ハリスは1.5号のままながら沖に際に走られつつ、なんとかランディング。思ったより良型の35センチ。
 潮の状態などを見ているとどうも今日は、右側がいいようだ。そう思って集中的に攻めることにする。その後26センチ、24センチをゲットする。満足。いつもならここでもう納竿とするところだが、すけべ根性で白岩河口に出向く。
 そしたら先日より濁りがあり、うねりもありやや危険気味ながらなんとか竿をだせそうな状態。これはやらずにおけるはずがない。さっそく準備する。やはり思いの通り、はじめて10分後くらいにヒット、しかしうねりがあってなかなかランディングできない。ここはギャラリーもいるのでちょっと気になるってこともあるんですが、、タモが裏返しになったりもたもたしつつも何とか30センチをゲット。色が白っぽく流れもの?
 それから30分も経ったでしょうか、さきほど釣れたポイントから1mも離れていないポイントでヒット。これはもしや40センチオーバーと思うくらいの締め込み、このときはすでにハリスを定番の2号に戻していたためまあ安心してのやりとり。これはうまくランディング、しかしサイズは35センチでした。久々の大漁に大大満足。
本日の釣果
クロダイ35、35、30、26、24センチ
リリース2枚
     

7月27日(月)
 今日は豪華3本立てをお送りします。
 深い意味はないのですが今日は午前中粘ってやろうと意気込んでおります。とりあえずは、水橋高月方面が気になるのででかけましたが水橋はややうねりがありかぶりそうでありやめることに、、結局白岩の河口に入ることにしました。濁りナシ、若干うねりあり。朝まずめながらアタリ少ない、それでもリリースサイズ2枚ヒット。今日は中層中心に狙う。
 テトラ際で28センチをキャッチ、しばらくして27センチをキャッチ。日の出と共にエサ取り(たぶんフグ)がでてきて釣りづらくなったため場所替え。
 久々に岩瀬の赤灯台に入るが、その時点では既にもう8時頃。南の風がかなり強く吹いている。先端に入るが川側はキス釣りの竿が2本も入っていてどうも竿を打しづらい。内側角をねらうが竿があおられてなかなかあたり取れず。そのうち穂先が入るアタリでクロダイ26センチヒット、さらに20センチのシマダイもヒット。しかし、風おさまらず腕に負担がかかるので再び場所替え。帰る途中、赤灯台の常連清水さんと久々に出会う。今は、鮎をやっているのだがあまりの不漁に海に来ていると言うこと。今年は記録的な鮎の不漁のため、こんな人も多いのかも知れない。
 今度は新港東堤に行く。堤中程で同僚と出会う、今日はシマダイ釣りに来ているそうで4匹しか釣れていないとのこと。夏休みに入ったせいかファミリーが多い。
 私も先端から攻めるが、ゴミが浮いた状態でどうも気が乗らずそこそこで退散。帰る途中、シマちゃんが子供連れで来ている。どうも子守を押しつけられたようで前打ちなどできるわけなく ”かわいそう”。
 これで私も帰ろうかと思ったのだけれど(既に10時半を回っている)造船所を久々に攻めようかと思い立ち寄る。しかし、東堤同様ゴミが浮いているそれでも先端から攻めるが、全くアタリなく、ダメモード。時間の無駄したなと思っていたがそのうち潮の流れに変化。北風が吹きはじめたのと前後してゴミが一掃されバシャバシャと波立ちはじめる。これはっと思い再び先端に戻り、竿入れ。すぐにリリースサイズながら2枚ヒット。
 テトラ際をメインに丹念に攻め、堤中程中層でヒット! かなりの引きで一気に沖に走る、合わせて糸をリールから出す(リールは結局新調しました)と沖テトラ際で止まり下にもぐる。何度かの締め込みはあったものの無事キャッチ。まずまずの型、(35センチ)
 ストリンガーにかけようとタモに入ったクロダイを見ると目にハリがかかっている。タモにはいってからはずれて目に掛かったのか?しばし悩む。まあいいか。
 結局納竿12時。7時間余りもやったのかと思うと今さらながら自分の釣りバカぶりにあきれる。でもこれだけやったのはホント久しぶりです。でも時間をかければ釣果も比例するんであろうか?ならいいんですけどね。 
本日の釣果
クロダイ35、28、27、26、センチ
リリース7枚
   

7月30日(木)
 今日は仕事で金沢まで出かけたのですが、午後からOFFということでリンクス裏にでかけることにしました。ここ数年この時期に1〜2度出かけることにしております。だだ全国的にあまりにも有名になりすぎてちょっと魚がすれてきたというのがもっぱらの噂です。
 といいながら仕事を終え釣りのできる時間というと1時間余りでしょうか?それでもやろうという心意気!(単なる釣りバカだけか、、、)ところが先端付近は工事中につき立ち入り禁止の看板。はっきりいってそこでしかやったことがないのでちょっと不安!? 仕方なく、内側の大型テトラ帯をせめることにする。しかし、波の巻きがすごくて仕掛け安定せず、しばらくやったものの根がかり等もあり断念。やはり工事中ながら、先端を攻めることにする。(時間がないので早めに判断
 ところが波がかなり高く手前付近は、テトラまで水をかぶった状態。それと昨年来たときとはテトラの配置がちょっと変わったようでためらう。 といってもこのまま帰るのもしゃくなので超前を中心に攻めることにする。いつもより重めの仕掛けでまず26センチをゲット。
 あまり場所を選べないので一カ所に釣り座を固定して粘る、超々前でふたたびヒット、うねりのため寄せるのにちょっ手間取るがなんとかキャッチ、これは32センチのまずまずの良型でした。その後アタリないのだが、雰囲気ありありながら地元ではない故、早めに納竿。後ろ髪を引かれる思いとはこのことである。
 同じ場所でここの常連(金沢港専門ということ)の人と少し話をする。名前を聞かなかったが数日前の北国新聞に名前が出たというくらいなのでかなり腕の立つ人と思った。最近40センチオーバーを2枚釣ったということ。時間があればもう少しお話をしたかったのだけれでも残念。こういった人と交流するのもこれまた楽し、ですよね。
本日の釣果
クロダイ32、26、センチ

7月31日(金)
 これだけ連戦をするとやはり腕が少し疲れているようだ。数年前、やはり今の時期に腱鞘炎(けんしょうえん)になったかと思ったくらいのときがある。竿はかなり軽くなったとはいえ、風があったりするとかなり負担が掛かる。といってもやはり釣れているときは、ほとんど休むまもなく振り続けているのだから仕方ないといえば仕方ないのだが、、、
 そういうこともあり今日は早めに切り上げようかな? 常願寺川を渡ろうとすると昨日の雨のせいか激しい濁りとゴミ。水橋をあきらめ白岩の河口に入る。やはりいつもの常連さんが、先端に陣取っている。
 ただここはあまり濁りも波もない。それでも実績があるだけになんとかなるかなと思い釣りはじめる。しかし、今日はちょっと様子がヘン。いきなりウミタナゴ、今の時期にこんなものいたっけ?さらに朝まずめ時にはあまりいなかったエサ取りがいるようでエサがすぐにとられる。さらに2度のハリはずれ、タナゴなのかどうかわからず釣っているとなんとシマダイがヒット! 正体はどうもこいつらしい。今年シマダイは少ないと聞いたいたんだけれでも、、、
 我慢してやっているとリリースサイズながらやっと本命ヒット。なんとかクロダイの時合いになったのか、何枚かヒットする。今日は川側がいいようである。しかし、20センチ台止まりで良型は期待できないようなので場所移動する事にする。
 まよったあげく岩瀬の白灯台に出向く。ここで前打ちをやっている人を見たことはないが過去に自分自身でも実績があるのでやることにする。川側には投げ釣り、新堤向きにはウキ釣りとなかなか入る余地がないが、移動できる釣り方故先行者の邪魔にならないように釣りはじめる。
 しかし、ここでもいい感じながらリリースサイズは数枚ヒットしたものの型をみることができず納竿。4連続30オーバーしていたが、今回で途切れる。
本日の釣果
クロダイ27、26、24、センチ リリース6枚

7月総括
 7月中梅雨明けず、水温は例年よりさがったままだと思われる。しかし釣果は、新聞紙上で書いてある通り半ば頃から釣れ始めたようだ。半月くらい早いといった記述であるが、実際そうであろう。自分自身の過去のデータからいってもこの時期、これだけ釣果があったのも不思議ではない。だ今年はやや小ぶりサイズが多いようで特に25センチ前後が多い用に感じる。
 ただ今の時期は元気があるので30センチを越えるとやりとりは結構面白い。小ぶりサイズほど最初のアタリが大きく、型が良くなるにしたがったアタリも小さくなりさらにあとからの締め込みのほうが注意を要するように感じた。
 8月お盆頃まではこのペースが続くと思われる。ただ例年お盆を過ぎるとエサ取りに悩まされることが多く、釣果も安定しない。エサ、釣り場を変える時期なのであろう。今月はダメであった40センチオーバーを8月には是非キャッチしたい。