平成10年8月

 8月に入っても梅雨明けしていない北陸地方です。このところ毎日雨が降っております。エルニーニョ現象も終わったとは聞いておりますがいったいどうなったんでしょうか? 釣りもさることながら今年度産のお米の作柄が気になります。
  8月3日(月) 8月早々バラシとは
  8月10日(月) 状況は良かったのですが、、
   8月17日(月)  豪雨の中の釣行!
   8月21日(金)  エサ取り多く、本命あたらず
  8月28日(金)  これからというのにちょっと下降線?

 8月3日(月)
 今日は一日雨とは聞いておりましたが我慢できるわけはなく出かけました。出かけたときには雨は降っておらずなんとかやれそうと思ったのですが無情にも激しい雨が降りさすが集中力も続かず早めに帰還。
 なにかもやもやしながら家で過ごすが、なんとか夕方晴れそう。子供が釣りに連れていってくれというので仕方なく出かけることにする。(無理矢理ではありません、悪しからず)
 たいてい夏休みはサビキでのアジ釣りをやるのですが、今年は落とし込みを教えようと新港東堤に出向く。釣り方を教え、後は自分でやらせることにするが、一応釣るまねごとをしなくてはならない。テトラの淵や変化のあるところにエサを落とすんだよ、例えばここねって具合にやったらたまたま20センチ位のクロダイがヒット。面目躍如。
 潮の状況が良いので後は自主性に任せ自分の釣りに入る。小さいながらヒット。これはいけそうだ、子供の事が気になりつつ、ひたすら打ち込む。さらにヒット、20センチ級だが、さらに期待ふくらむ。26センチヒット。さらに打ちつづけるうちかなりの手応えのヒット、しかし今日はお遊びということもありタモを携帯しておらず、大声で ”タモ持ってきて!”と子供に持ってこさせる。その間、クロダイは沖に走ろうとするのを必死にためる。実は私は今回故障中のリールを使用しており(子供に新しいリールを使わせる)やりとりに苦労する。
 それでもなんとか空気を吸わせランディング状態。そこに子供がタモを持ってきたもので、”お前すくってみい”と手前に寄せた瞬間、痛恨のハリはずれ、、、その時はっきりみた感じでは35センチ級でしょうか。
 ずいぶんとクロダイちゃんをなめたおかげでしっかりとつけをいただきました。返す返すもくやしい。刺身が逃げちゃったと帰り道話す。
 その後、雨が降り出し止めようかなと思い子供に声をかけるがどうもアタリがあったようで全然その気などない。もっけの幸い、しばらく休んだ後再開。しかし、どうも潮の流れが変わったようでアタリが途切れる。あと1時間余り釣るが全く気配なし。仕方なく、納竿。
 良型のバラシ、後味の悪い思いをしつつも子供をまきこんだことでいろいろとまた出やすくなったなとほくそえむ私、卑劣でしょうか?
本日の釣果
クロダイ 26センチ、リリース3枚
バラシ1枚
本日写真なし

8月10日(月)
 今日は所用があり、あまり時間がない。それでも行かずにはいられない。こんな時に釣りに行かないなんて考えられない。
 どこに行こうかと考えつつ、結局今年ゲンの良い白岩に入ることにする。常願寺川を渡るとやや波だっており、状況はよさそう。さらに川の濁りも入りこれは期待できそう! やや薄暗がりから開始。
 開始早々、そこでアタリ、しかしハリはずれ残念。しばらく後今度は間違いなくヒット。かなりの手応え、すかさず糸を出す。グイグイと下に突っ込まれ、一度根に入られ動かず。しまったと思ったがしばらくして根から出てくる。久々の良型!?と思ったが、姿を見てがっくりなんとメジナちゃんではないか。そう考えるとうなづける、あの走りは間違いなくメジナである。30センチ足らずであろうか、しかしこれはリリース。
 気をとりなおして打ち返すが、その後全くアタリなし。どうも場荒れしてしまったのか、仕掛けを変えようとエサを変えようと全くあたらず時間ばかり過ぎる。いつもなら場所替えをしているところであるが、今日は時間の制約がありここで粘ろうと思っていたので仕方なく、それでも精一杯変化をつけて攻める。
 その甲斐あってか3時間後やっと本命ヒット。川側の濁りの中でヒット、元気印で確実に30センチは超えてると思ったが28センチ。すぐそのあと内側でヒット、これまた同寸。潮が変わったのか時合なのか、必死に打ち返すがそのあとまたアタリパタリ。時間切れ納竿。
 自宅に帰ったあとヤマちゃんからTEL。岩瀬の中堤で釣れているとのこと。カニエサよりもイガイに分があるということ。自身も昨日47センチとあと35センチ。先日の大雨の影響での川濁りが功奏したようだ。その前日にも10枚位が釣れたようで50センチオーバーもあがったということ。それなら昨日情報を仕入れておけばよかったと後悔する。といって行ったからといって釣れるわけではないのですが、、、、
本日の釣果
クロダイ 28、28センチ。

8月17日(月)
 一週間ぶりの釣行。先回豪雨の後岩瀬の赤灯台で爆釣という話を聞いていた私。迷わず今日は岩瀬を目指す。というのも先週末からかなりの雨量で神通川は、コーヒー牛乳状態。まさしく先回の雨後の状態に似たり。
 取らぬ狸の皮算用、よろしく空想は頭をかけめぐる。気合いを入れて暗がりからの釣りをと出かけるが、まだ休みの会社があるのであろうか、暗いうちから前打ちですでに2名、ウキ釣りが2名先端付近でやっている。
 とりあえず場所取りもかねて内側角付近を陣取る。暗がりながら川の濁りが入っている様子がうかがえる。しかし、アタリはない、回りもアタリはない様子。完全に明けてから手前のテトラでアタリ、しかし手応えはたいしたことなく手のひらサイズが簡単に上がってくる。
 今日はこんな型を釣りに来たんじゃないよとリリースし、再度打ち返すがエサ取りらしいアタリのみ。そのうち激しい雨。前打ち組は私を含め5人いるが、合羽を着込んでめいめい頑張っている。しかし、誰の竿も曲がらない。私自身も川側から内側まで探るが、アタリナシ。エサ取りがいるようでエサの消耗は早い。結局、8時過ぎまで頑張るが、あまりの雨のはげしさに気分消沈、納竿。
今日の釣果
リリース一枚、シマダイ20センチ1枚

8月21日(金)
 今日の釣行は、どこに行こうか実際迷った。神通川の濁りはもうとれているし、先日からの釣果で人が多いことを思うとどうも気が乗らない。といっても型狙いをするのであれば岩瀬の赤灯台は絶対である。18日(火)にも43センチを間のあたりに見てやはりここは大物がいるなあと改めて再認識する。話によれば今年は、ノッコミは悪かったがそれ以降ハリスをぶちきっていく大物がいると噂である。そんなことを夢想し、結局赤灯台にでかける。
 昨日の風は全く止み、海もベタ状態。濁りもほとんどない、しかし私を含め前打ちは5人も入っている。好天にも恵まれキス釣りの人も入っており、先端付近は大にぎわい。
 しかし、2時間近く粘るがアタリナシ。エサ取り猛襲。カニでは全く役立たず(私ではありませんよ)。回りもだめのようなので場所替えをする。常願寺川河口に来ると豪雨の影響ありあり。河口付近かなり土砂がたまり浅くなっているようだ。ここはずいぶんと私自身楽しませて頂いた釣り場。これじゃ当分どころかもう釣れないかもしれない。自分の持ち駒の一つを失いとても残念に思う。それにしても自然の力はすごい。
 高月に入り、カニ、砂カニ、イガイ、イガイだんごを試すがどれもヒットせず。今日は早めに納竿。
 本日の釣果なし

8月28日(金)
 関東、東北地方では記録的な豪雨ということで、さらに台風4号も近づいておりますます被害が広がりそうな感じ。自然の猛威を感じます。
 北陸地方も大雨注意報がでているようですが、今日こそはやったるでーと出かけました。昨日神通川がかなり濁りが入っており、これこそ岩瀬赤灯台がいいぞってなわけで迷いなく出かけました。
 思った通り川側から先端付近は濁りで褐色。うねりはないもののグッド。降水確率が80%というせいか人もまばら、先端も前打ちは2人のみ。思う存分楽しめそう! しかし、カニエサではやはりエサ取りの猛襲、フグやカワハギのようだ。仕方なくイガイで打ち返すが、コツンとつついたアタリが一度あっただけそれも本命かどうかはわからない。
 それでもイガイで攻めるが、アタリもなく再びカニ。エサがそのまま残ってくる。チャンス! その後本命ヒット、しかし25センチ位。竿下をさらにカニを落とすとまたまたヒット、しかしやはり同サイズ、残念。その後はまたまたエサ取りがでてきてカニ品切れ。
 仕方なくカニエサの現地調達を行うべく、場所移動。そしてとりあえずの分を確保し白岩河口に入る。ここも適度な濁りが入り期待できそうな感じ。さっそくポイントを探るがここでは全くアタリナシ。時折いかにも小物がエサをつついている。くわえることができないくらいのエサ取りのようだ。
 その後潮の流れが変わりチャンスかなと思い探っていると手前テトラ横でヒット! あまり重量感はないものの30センチぐらいかななんて思いやりとりしていると魚体にシマ模様が見える。いやーな予感。それはシマダイのシマではなく、シマイサキである。なんでこんなのがかかるの?おそらく前打ちでははじめてではないだろうか?グエグエと鳴くのが気色悪く、食べたらおいしいらしいのだが迷わずリリース。
 雨も少し激しくなりやむなく納竿。
本日の釣果
リリース2枚