平成11年5月

 思い起こせば一年前、ノッコミに夢破れ渓流釣りに走った浮気者の私でした。そういえば昨年7月以来ごぶさた。やはり私は前打ち師だ! ノッコミラストスパート!
 平成11年5月7日(金) 全般にノッコミはよくないのでしょうか?
 平成11年5月11日(火)  今日は大物が来そうな雰囲気!?
 平成11年5月14日(金)  今日こそ大物がくるぞ!
 平成11年5月18日(火)  先回に次ぐ新港西堤チャレンジ
 平成11年5月23日(日)  JSKLの第1回大会に参加して
平成11年5月7日(金)
 世の中ゴールデンウイークであちこちの行楽地は一杯だったのでしょうか。昨今の釣りブームで海や山もベテランからビギナーでさぞ混雑したことでしょう。
 さて今日は私のために休みを合わせてくれたにっしゃん(北陸ちぬ爆釣会の新規メンバーになりました)と同行して堀岡に行くことにしました。ところがにっしゃん仕事の関係で昨夜は12時位までかかったとのこと。そうとも知らず、夜明けと共に釣り開始!なんて音頭をとってごめんなさいね。
 実は昨日夕方堀岡に偵察に来ておりました。ホントは釣りもする予定でしたが、時間が遅れできませんでした。南よりの風がかなり強く波立っているものの濁り無し、状況は良くない。このまま風がおさまればまちがいなくベタ透き状態。しかし、約束もしているし別の場所というのも思いつかず結局堀岡で竿出しすることに。
 朝到着、やはり状況は予想していたとおりでベタ透き状態。それでも朝まずめの一発狙いであちこち探るもののエサ取りのみ。ボケはやはりもう使いものにならない。日中はもう無理かも知れません。結局1時間くらいであきらめ、内側の濁りを期待して新港東堤へ移動。思いの外濁りがありがんばったもののエサ取りのアタリのみ。そのうち潮の動きも悪く8時半早々と納竿とする。にっしゃんとはこれで連敗、今度こそ釣ってもらいますよ。次回は滑川方面に釣行するつもりです。
 本日の釣果はもちろんなし

平成11年5月11日(火)
 北陸ちぬ爆釣会のメンバーが福井新港で爆釣とのメールを見て午後から釣行。久々に北東の風が吹き、今日は期待できそう。私の爆釣だと気合い十分で白岩川の河口に向かう。予想以上に海は荒れ模様でかつ風が強い。それでも昨年夏に中型ながらコンスタントに釣果があったこの場所で一発狙い。ノッコミ時はブッコミ釣りでは釣果は聞いたことがあるが前打ちではどうであろうか、そう思いつつも先端テトラに入る。
 川の濁りと海の荒れでまさしく大物が釣れそうな感じ。ボケとカニを持参しており、とりあえずボケでエサ取り状態を確認。あまりエサ取りがいないのでボケで攻めるが、本命もアタリナシ。一番攻めたいポインタが波高のために攻めづらい。結局2時間位エサ取りらしいアタリのみ。
 少し波がおさまったのを見計らって一番のポイントを攻めるが運悪く根ガカリ。ちょっとあおった瞬間、”バキッ”と3番目が折れる。ガク。今日はここで粘るつもりであったが、切れてしまう。それでもエサがまだたくさん残っており車にもどってしばし考える。1昨年まで好調だった常願寺川の左岸に入ることにする。しかし、ここはフグの猛襲。アッと言う間にボケはなくなり、カニだと全くアタリナシ。完全ぶっちぎれで納竿。
 はっきりいって今日の状態であればゲットできたはず。夕まずめを狙うつもりで出かけたのが遅かったのとポイント選定のミスであった、、またまたの惨敗、、無念。

平成11年5月14日(金)
 昨日の帰りに釣り具店に寄ると釣友のヤマちゃんと出会う。今年は岩瀬の中堤で3,4月に55と52センチを釣ったということ。相変わらず好調のようだ。しかしもう岩瀬ではクロダイは難しいのでアジ釣りをしているとのこと、40センチクラスのアジが回っているということである。
 私はというとどこに行こうかずいぶんと悩む。福井では落とし込みが好調だということなのでどこかで落とし込みでもやろうかなどと考えるのだが、なかなか決まらない。結局カニを30匹だけ準備する。
 朝起きてもまだ悩んでいたが、車を走り出させてからやっと新港方面に行くことにする。多分今日は濁りも波のなさそうだし、気分を変えて西堤にでもでかけようかと思う。新港西堤から新湊新漁港に伸びるテトラ帯に到着、様子を見ると濁りが多少ありかつ北向きの風で波立っている。これならなんとかなりそうとさっそく準備し釣り開始。さらに風が強くなり、ますます波だってきて、まさに釣り日和である。しかし、ほとんど入ったことのないテトラ帯で移動もポイント探りもちょっと大変。こんな状況だったら勝手の知っているポイントに入るべきだったと後悔するが、ここも有名なポイントでもあるしここで実績を上げればまたエリアが広がると思い腰を据えて粘る。しかし3時間粘るが、一度カニをつぶされただけで終わる。
 このまま帰るわけにはいかないと思い、堀岡に立ち寄ると工事をやっていないようだし、かつ濁りうねりがあるので竿をだすことにする。押さえとしてボケを求めに行くがエサ屋2店共になし。ここで先日新潟のヤマさんの話を思い出し(2週間ほど前にフナムシで42センチをゲット)フナムシ20匹ほど採集。さっそくこれで探るが、エサ取りで一発でなくなる。カニを付けるとアタリはなし。雰囲気もなさそうなので11時納竿。
 かなり状況が良かっただけにボウズは痛い。かつ精神的ショック大きいです早くしないとノッコミが終わってしまうよう。5月いまだ釣果なし。
もちろん今日の釣果無し

平成11年5月18日(火)
 福井で爆釣ということと今週福井で連盟の大会があるために今日は落とし込みをやるぞと意気込んでいました。富山で落とし込みというとある程度場所が限られますが、今日は久々に富山新港西堤に決め出かけました。
 着いてびっくり。かなりの濁りとうねり。おいおいこれは前打ち日和じゃあないですか、そう思いつつもせっかく仕掛けまで用意してきたのだしと思い落とし込みをはじめる。しばらく見ないうちにテトラが入っていた場所が小突堤(海王丸パーク 東波除堤)になっている。これは有望ポイントだぞと思いつつやるもののうねりがきつく厳しい。えーい面倒だってなわけでものの30分もしないうち目印をはずしてテトラで前打ちをはじめる。されどアタリはない。たまにエサ取りがさわっていくだけ。つらい、、今日釣れなきゃいつ釣れるんだってな状況なのに。
 3時間それでも粘ってみるがいっこうにアタリがでないので場所替え。堀岡は今日は少し離れて工事をしているのでパス。数日前に釣友シューちゃんが良型をばらした四方に入る。
 一通り探るがフグらしいアタリのみ。集中力持続できず10時納竿。
釣れん釣れん病だ!!

5月23日(日)
JSKL第一回親睦釣り大会に参加して
 いよいよ待ちにまったJSKLの第一回の大会です。会のメンバーは先週会の例会と今回の大会の下見を兼ねこの福井新港に来ており、今回の釣りエリア外ながら南防で中川氏が50センチ弱を含む3枚をしかも2日続けてゲットしておりかなり期待が高まる。またHPで知り合ったSHIGEさん(福井新港がホーム)からもかなりビッグな情報が入っていただけにかなり気を入れ込んで出かける。
 当日の朝は早く、でかけたことのない場所なので前日から車中泊の予定ででかけ夜中の12時に到着、そのまま仮眠。(しかし寝られなんだ)当日メンバーと合流する。今日のウチのメンバーは私を含めて7名である。さっそく砂防横のテトラの状態をのぞくが最悪のようである。まして今日はピーカンの様相。開始が6時と遅いこともあってどうするか、メンバーでもまとまらず個々の判断で行動することになる。ここでSHIGEさん登場、少し話をしたあと彼は第一排水口に向かう。
 10団体総勢70名くらいでしょうか、さすがに圧巻である。一般人はきっとびっくりしていたでしょう。でもやはり前打ち師が圧倒的である。ウキ派の人もポツポツとはいるものの8割方前打ちといっても過言ではないと思います。
 そこへSHIGEさんから携帯に連絡が入る。排水口はどうも水量が少なく厳しい状態とのこと。ポイント選定悩む、、、結局会長以外はとりあえず噂の排水口に向かうことに、、  
 現地到着。やはり見ただけで厳しいと痛感するが一応探ってみたくなりSHIGEさんが左に私は右に入る。しかし、しばらくやるものの杭付近はフグの猛襲で釣りにならず。流れのある方は、まだましながら本命のアタリもない。会の及川氏が新保堤に移動するとのことで私も後を追って移動。九頭竜川の若干の濁りに期待する。
 本命は対岸の右岸になると思われるが、そこは今回のフィールド外。実はそこは昨年12月に67センチが釣れた場所である。しかし、ここ左岸も濁りは少ないものの先ほどのテトラ帯よりはずっとまし、さらに先端付近はうねりを受けている。ただぶっこみ、投げ釣りが多くなかなか前打ちのポイントを確保できずうろうろ。なんとか先端付近に入り、及川氏とならんで釣りをしていると彼が ”来た” と叫ぶ。思わず竿のしなりをみるがさほど曲がっていない、しかし結構いい型ですよというのでタモ入れのサポートに回る。やがて姿を見せるとそこそこのサイズ。ちょうど川の流れもあり少し寄せに手間取るが無事ランディング。
 まさかこれが今日の大物賞になるとは思わなかったが、サイズとしては十分である。さっそく彼が会長に連絡するが、この状態であまりあがっていない様子。
 私も気合いを入れて再開するが、ちょうどそのころからいままでほとんどいなかったフグのアタリが出始める。そのうちちぬ爆のメンバーがここに集結さらなる一枚をゲットせんとする。しかし、なかなかあたらず。そのうちユムシのぶっこみで50センチオーバーのクロダイがあがる。朝方も同サイズがあがったそうである。腹ボテですごくきれいなクロダイでした。それを見てさらに気合いをいれるものの本命あたらず。
 結局少し移動したもののその後は全くあたらず納竿。結果、及川氏の38センチが今回の最長寸で全体でも4枚しか上がらなかったということ。早朝良型サイズのバラシはあったものの大会としては低調に終わる。でもおかげで金沢ちぬ研についでわが北陸ちぬ爆釣会は団体2位を収める。及川氏に感謝!!
 今回はメンバーの下見による情報となんといってもSHIGEさん情報で得た釣果だと思います。でもメンバーの実力を考えるともっと釣果があってもおかしくないと思います。私自身最近はホームでの釣りが多くあまり出歩くことがなくなりました。たしかに安定!?という意味ではいいのかもしれませんが、やはり釣り技術の向上の為には色んなポイントを攻略できるテクニックを身につけないとなかなか結果はでません。
 プロセスはたしかに大事ですが、釣りはやはり結果があってなんぼです。どれだけ多くの良型をばらしても一枚の良型にはかないません。いまさらではありますが、色々なポイントを巡り歩こうかと改めて思いました。それとSHIGEさん情報では午後から南防にはちぬ研の方々がたくさんいらっしゃったということ。釣りにかける情熱はやはり見習うべきです。わたしはというと早く寝たいが為に一目散に家に帰ってしまいました。この差って大きいんですよね。釣果には恵まれませんでしたが、いろいろ得た大会でした。
 改めてSHIGEさん、同行ありがとうございました。いつになるかはわかりませんが、きっとリベンジに行きますよ。そのときはまた頼みます!