2010年~日本画作品
 

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    【ランプの店】

 
     幾つものランプがショウウィンドゥの
  うちそとに並べられ
  レトロな雰囲気が私の知らない
  遠い明治大正の頃までを
  想像させるのでした




             ( 50F雲肌痲紙・岩彩












 

    [タロットの夜]

     



 カードが暗示するものは
  現在?それとも過去未来?







      (8号雲肌痲紙岩彩)
       参考:タロットカード












     [ポピー]    

  私をジャムにしたなら
    どのような香りがたつか
         ブラウスを脱ぐ
         
  (河野小百合)
   


               (6号痲紙岩絵具)

 





 






 

[遁げる]

      わたしとふ不思議なるもの
    詠っても書いても更に
       遠くに遁げる
 
            (野口芙美)
 


            8F・痲紙岩絵具











[追 う]

 
      

街はもう春の予感にふくらんで
 ふりむきざまのあなたの気配

             (俵 万智)



       
8F痲紙岩絵具











 

[竹の秋]

 
 










ば  ら

 
      









 [アラビアの風]      アラブの春を待ちわびて




        (6号F 痲紙岩彩









 【 常寂(とこさび)

 
    安曇野の自然は
 人気のない野の片隅で
 今年もひっそりと山葵に
 花を付けているでしょう 




         
50号・痲紙岩彩
             (2012年5月)









  共 生

    【水】のテーマ

      6号F・麻紙岩彩









  【洋灯(ランプ)を
        消して】
 
 指からめあうとき
   風の谷は見ゆ
    ひざのちからを
    抜いてごらんよ

         (大辻隆弘)
 
        麻紙岩絵具30号F   









 

 【カサブランカ】

   
  束縛をするなら
   もっと柔らかい
     シルクのリボンで
       縛ってほしい

 


         (久保奈緒子1969年)







            6号F痲紙・岩絵の具









「秋のアンニュイ」   
   モジリアニの
   絵の中の女が語りかく
     秋について
     愛について
     アンニュイについて

   
       築地正子1920年)
  





          (6号キャンバス岩彩)










 「Love]
 





ラブリーな



おんな

オンナ






                (色紙)








 

 「獅子舞」      
 復興を願って踊る獅子舞


たっつけ(獅子袴)の獅子紋様は
日本の伝統江戸文様のひとつです






                    (色紙)








  「岐れ路」        (ゆふ風に)萩むらの花咲きだせば
    わがたましひの通りみち見ゆ 
            (前川佐美雄) 

         新生の朝にしても
         反省の夜にしても
         作者にとっては欠かせない
         大切なものでした

 

             (雲肌痲紙岩絵具 50号F)







  「潮音」        灘浦海岸より虻が島をみる  

  この海を懐かしむ
  氷見で過ごした数年間
  朝夕に眺めた山と空と海
  見果てぬ水の底、地の奥に
  膨大なエネルギーを隠して
  いつも穏やかに
  心の葛藤を受け止めてくれました



               (痲紙岩絵具  6号F)







  「想・白藤」    
 
白藤の せつなきまでに 重き房

かかる力に ひと恋へといふ
 
     
           (米川千嘉子)





                (雲肌麻紙岩絵の具 30F)








 「凍韻」

 

   
 
…… どこかで鳥が啼く 
凍みこほる 冬の林の

この静けさ 遠さ 幽けさ。

 

 あ、また金の線が弾ける…

 

 

     

      北原白秋「雪後の声」より一部抜粋

         (麻紙岩絵具50号F







 「秋寂ぶ」

 
     
  いつのころからだったでしょう?
  カーテンのすそから、
  そっと
季節を
  顧みるようになったのは…
 





                  (色紙

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 「風待月」           六月。 

   風を待って、

   どこまでも飛んでゆきたい







                    (色紙)







 「紫木蓮」       

紫木蓮ふくらめば佇つ恋ごころ






 

 

               女の情景   

                (麻紙岩絵具8号F)








  「ワイングラス」       

ひとりの夜は  

ワイングラスの向こうの闇に

どんな色を見るのでしょう?

 




 

 

         女の情景 

           (麻紙岩絵具8号F)


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