船峅山西国三十三観音霊場

 寺家公園一帯には、西国三十三カ所の観音霊場を模した巡拝路があります。姉倉比売神社社務所下の第一番を出発し、帝龍寺前の第三十三番まで約2.1kmのコースです。途中の第二十番は、巡拝路の中で最も高く見晴らしのよい所にあり、猿倉山から船峅台地が見渡せます。また、町内の有志によって遊歩道が整備され、各札所の御詠歌を書いた立て札も立てられていますので、30分から1時間程度の散策コースとしても最適です。
 巡拝路の詳しい案内は、こちらをご覧ください。

第1番

青岸渡寺
第2番

金剛宝寺
第3番

粉河寺
第4番

施福寺
第5番

葛井寺
第6番

南法華寺
第7番

岡寺龍蓋寺
第8番

長谷寺
第9番

興福寺南円堂
第10番

三室戸寺
第11番

上醍醐寺
第12番

正法寺
第13番

石山寺
第14番

園城寺
第15番

観音寺
第16番

清水寺
第17番

六波羅蜜寺
第18番

頂法寺
第19番

革堂行願寺
第20番

善峰寺
第21番

穴太寺
第22番

総持寺
第23番

勝尾寺
第24番

中山寺
第25番

清水寺
第26番

一乗寺
第27番

圓教寺
第28番

成相寺
各札所の
 ホーム
  ページが
 見られます
第29番

松尾寺
第30番

宝厳寺
第31番

長命寺
第32番

観音正寺
第33番

華厳寺
西国33所
札所会

 船峅地区は昔から観音信仰が盛んで、これら三十三体の観音像は、隣接する池原集落に祀られていたものです。昭和5年(1930年)に寺家公園が造営された際、この地に遷座されました。第二十番観音堂の脇に修行大師像が造られましたが、第二次世界大戦時に拠出されたため、現在は台座のみとなっています。
 毎年8月18日には、帝龍寺住職と近郷近在の人々が御詠歌を唱え、お札を納めながらこの道を巡拝します。天候や参加者の状況によっては、本堂内の三十三観音像の御前でお唱えすることがあります。

観音祭り(毎年8月18日)

 八月十八日の朝、参拝者たちは、帝
龍寺本堂において納め札を書き、各札
所に納めながら巡拝します。
        (第二十四番にて)
 第一番から順に、全員で御詠歌を奉
唱しながら、歩いて巡拝します。約三
時間かけたミニ巡礼の旅です。
        (第三十二番にて)
 33ヶ所の霊場を巡拝した後、帝龍
寺観音堂で御詠歌を奉唱します。
 この際、県指定重要文化財の千手観
音立像を、年1回だけ開帳します。