船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 102 号
平成24年6月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【6月の行事】
 6月 9日(土) 雨乞岩不動尊祭礼
 6月10日(日) 宗祖降誕会(宝寿院様にて)
 6月23日(土) 三派合同大本山講
 6月23日(土)〜24日(日)
   北陸ブロック教師研修会(金太郎温泉にて)
【7月の行事】
 7月28日(土)猿倉社祭

お知らせ

◆100号を過ぎて安心したわけではありませんが、今月号の発行が遅れてしまい、申し訳ありませんでした。
◆今年の雨乞岩不動尊祭礼は、前日から雨が降り、途中の安全が確保できないため、現地に行くことを断念し、帝龍寺本堂で行いました。私がこの行事に参加するようになってから、初めてのことです。本堂にお祀りしている雨乞岩の旧本尊の御前でお勤めを行いました。この木造不動明王立像は、室町時代の作と伝えられています。
◆今年は、本堂東側の水田で蓮が栽培されています。5月末頃から芽を出し始め、水面上に葉が見えるようになってきました。当山の檀家総代である加藤正俊さんが栽培を始めたもので、一面の蓮田に成長するのが楽しみですね。

ひとこと法話

◆坂東霊場巡拝から◆
 6月初旬に、第2回の坂東三十三観音巡拝を行いました。今回は、群馬県と栃木県の札所6か寺と坂東で一番の難所といわれる21番八溝山日輪寺を参拝しました。途中日光で宿泊し、世界遺産の東照宮、輪王寺、二荒山神社もお参りしました。18番中禅寺(日光市)の御本尊は、桂の立木に刻まれた千手観音様で「立木観音」と呼ばれています。19番大谷寺(宇都宮市)の御本尊は、大谷石の岩肌に刻まれた磨崖仏です。遙か昔、その土地の自然を生かして造立され、永く守られている仏さまのお姿には、慈悲の心が満ちあふれていました。
 駆け足の巡拝ですが、各地の風景にに溶け込む堂宇と観音さまのお姿には、私たちの心を和ませ希望を与えてくれる不思議な力があります。ほんの少し時間を作ることで、日々の喧噪から離れて、心静かにひとときを過ごす幸せを感じることができます。

ご 意 見
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