船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 220 号
令和4年4月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【4月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

【5月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

お知らせ

◆ 3月13日(日)に、お釈迦さまの入滅を悼む涅槃会を行いました。コロナウイルス感染が続く中でお参りいただいた皆さんには、お釈迦様のご利益をいただかれたと思います。今後の行事にも、皆様のご協力をお願いいたします。
◆ 高く積もっていた積雪も、3月の末になってようやく消えましたが、積雪や強風で多くの樹木に枝折れ被害がありました。温かい風に誘われて梅や桜のつぼみがふくらみ、次第に花の便りが聞かれるようになりました。ふきのとうなど、山菜の芽吹きも始まっています。

ひとこと法話

◆弘法大師行状曼荼羅絵図より「流水書字・渡天見仏」◆
 長安の都で密教の習得に明け暮れていた空海は、ある日出会った少年に虚空や流水に文字が書けるかと問われ、川を流れる水に文字を書いて見せました。その少年は、文殊菩薩の化身でした。
 お釈迦様のいる印度へ行ってみたいと願っていた空海が、少年に誘われて馬に乗ると、馬はすごい速さで走り続けて印度に着きました。少年と別れた空海は、夜叉が引く荷車に乗って霊鷲山の麓に着くと、老人が現れ「仏様と私たちが同じ命であるという祈りをすれば、仏様が現れます」と告げました。心を静かに保ち、深い祈りに入った空海は、光を放つ鉢に導かれて山頂に至り、お釈迦様と多くの菩薩様に出会うことができたということです。

ご 意 見
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