船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 225 号
令和4年9月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【9月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

【10月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

お知らせ

◆ 8月21日(日)は、朝から小雨模様でしたが、午前9時より寺家公園西国三十三所観音霊場御砂踏み巡礼を行いました。参加者は少なく、傘を差しながらの御砂踏みでしたが、御詠歌を唱えながらの巡拝をしていると、願いが通じたのか途中から雨が上がりました。8月18日(木)の観音祭も雨が降りましたが、本堂で西国三十三所の御詠歌奉唱と観音堂の御開帳を行いました。巡拝路は常時開放していますので、一人でも多くの皆様にお参りいただけるよう、お待ちしています。
◆ 御砂踏み巡拝のお賽銭用として、5円硬貨40枚(200円)と1円硬貨50枚(50円)の両替袋を準備しましたので、納め札や金剛杖と併せてこちらもご利用ください。
◆ 9〜10月に帝龍寺の行事はありませんが、年忌法要等の要望がある場合はご連絡ください。11〜12月の法要は報恩講のお参りと兼ねさせていただきたいと思います。日程についてはできるだけ早めにご相談ください。

ひとこと法話

◆弘法大師行状曼荼羅絵図より「加持社木・遠救火災」◆
 空海が豊前国の賀春明神に参詣したとき、岩山に建つ神社の境内に草木が無いのを見て「自分の法力で樹木を増やしてみましょう」と申し出ました。香水(こうずい)を注いで加持し、樹木を生い茂らせました。
 帰国後、空海の居所を勅使が訪ねると、空海は西の方角に向かって洒水(しゃすい)をしていました。不思議に思った勅使が問うと、唐の都長安の青龍寺が火事なのだと答えました。後に、青龍寺の経蔵で火災が起こった際、東の空から来た雲が雨を降らせて火災が消えたと伝えられました。
 空海は、日本に帰った後も法力に磨きをかけ、様々な場面で人々のために力を尽くしました。遠く離れた長安で起こった火災まで察知して、火を消すことができたなんて、驚くばかりです。

ご 意 見
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