船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 231 号
令和5年3月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【3月の行事】
 12日(日) 涅槃会
 18日(土) 虚空蔵祭(町内会行事)

【4月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

お知らせ

◆ 出町治昌様より祠堂をいただき、本堂に香炉付献灯台を設置いたしました。札所寺院には設置されていますが、お参りの前に灯明(ろうそくの明かり)と線香の香りを仏様に御供えするためのものです。持参されたものを供えられても結構ですが、諸々の祈願をする語句が書かれたろうそく(祈願ろうそく)、仏様の姿やお参りの語句が表面に現れる線香(仏現香)を各1本100円で用意しています。普通のろうそくや線香は各50円です。どうぞご利用下さい。
◆ 3月12日(日)午後1時半より、仏舎利を模した団子を御供えし、仏祖釈迦如来の徳を讃える涅槃会を開催します。コロナウイルス感染の終息は見通せませんが、今年も感染対策を講じながら実施しますので、多数お参りください。
◆ 今年10月に秩父34観音の団体参拝を予定しています。札所寺院は秩父地方に集中しているので、3泊4日の日程で全札所を参拝できますが、道路や駐車場の狭い所があり、マイクロバス1台で募集人員は10名程度といたします。マイクロバスの入れない寺院は、タクシーを利用します。参加費は86,000円とさせていただきます。(白衣、念珠、納経帳(軸)、線香・蝋燭代、納経料、賽銭は含まれません)四国巡拝や西国巡拝の参加者を中心に、案内をお送りしますので、参加をご検討ください。

ひとこと法話

◆弘法大師行状曼荼羅絵図より「神道灌頂・合体霊像」◆
 日本では、古来から伝わる神道に新しく伝わった仏教の考えが取り入れられるようになりました。大日如来と天照大神を同一視する神仏習合思想に基づく中世の神道では、師から弟子へ教えを継承する際、密教の伝統的儀礼である灌頂が用いられました。日本書紀などの書物伝授にも灌頂の儀式が用いられたそうです。
 平安京の乙訓寺(おとくにでら)の別当に任じられた空海が八幡大菩薩の像を彫っていると、老人の姿をした八幡神が現れ、空海を見ながら像の胴体を彫りました。出来上がった「八幡弘法合体大師像」は、今もこの寺の本尊として祀られています。

ご 意 見
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