船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 232 号
令和5年4月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【4月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

【5月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

お知らせ

◆ 長年の風雪により、西国観音御砂踏み巡拝路の各御堂の花立ての破損箇所が目立っています。これまで寺家公園風致保存会による巡拝路整備に尽力され、御砂踏み巡拝にも毎年参加されている岡崎俊彦さんが、手作りの納め札入れ付花立てを作ってくださり、各御堂に設置されました。これまでの納め札入れは、軽量のため風で飛ばされることがありましたが、コンクリートの台付で飛ばされることがなくなりました。お参りの際には、お花や納め札を御供えしましょう。
◆ 今年10月に秩父34観音の団体参拝を予定しています。札所寺院は秩父地方に集中しているので、3泊4日の日程で全札所を参拝できますが、道路や駐車場の狭い所があり、マイクロバス1台で募集人員は10名程度といたします。マイクロバスの入れない寺院は、タクシーを利用します。参加費は86,000円とさせていただきます。(白衣、念珠、納経帳(軸)、線香・蝋燭代、納経料、賽銭は含まれません)四国巡拝や西国巡拝の参加者を中心に、案内をお送りしますので、参加をご検討ください。
◆ 今年は弘法大師生誕1250年にあたり、高野山で記念大法会が行われます。富山地区の真言宗寺院では、7月2日(日)に開催される第四地域伝道団(北陸ブロック)担当法会に合わせて団体参拝を行うことになりました。7月1日(土)〜3日(月)の2泊3日で、高野山と京都・滋賀を巡ります。詳細が決まり次第、納骨希望の方を中心にご案内しますので、ご参加ください。

ひとこと法話

◆弘法大師行状曼荼羅絵図より「高雄灌頂・川越之額」◆
 空海は、京都の高雄山寺(現神護寺:高野山真言宗遺跡本山)で密教の修行を続けていました。同時期に遣唐使として唐で学び、比叡山で天台宗を開いた最澄とは10年ほどの交流を持ち、空海から密教を学んでいました。空海は、最澄に対して密教の儀式である灌頂を行いました。
 空海が高雄山寺にいた頃、淳和天皇から額の揮毫を依頼されましたが、川が増水して額を持った使者の進路を妨げました。川の手前から空海が筆を振るうと、不思議なことに、向こう岸で使者が持った額に文字が現れました。

ご 意 見
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