船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 30 号
平成18年6月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【6月の行事】
  6月10日 雨乞岩不動尊祭
  6月11日 青葉まつり
        太田南町・刀尾寺様にて
       三派合同大本山講
        東猪谷・宝樹寺様にて

お知らせ

◆6月11日(土)に、恒例の雨乞岩不動尊祭が行われます。御前山山頂までは自動車で行けますが、雨乞岩までは山道を約30分歩かなければなりません。途中に沢渡りや急な上り下りがあるので、長靴などが必要です。小雨程度であれば現地で行いますので、どうぞご参加ください。

ひとこと法話

◆曼荼羅◆
 真言宗寺院の本堂には、左右にたくさんの仏さまを描いた図(曼荼羅)が掛けられています。二幅とも大日如来を中心として宇宙全体に生き続ける仏さまの世界を表したもので、向かって左が仏さまの逞しい智恵の働きを表す金剛界曼荼羅、右が仏さまの豊かな慈悲心を表す胎蔵法曼荼羅です。もちろん、帝龍寺の本堂、観音堂にもこの両界曼荼羅が掛けられています。
 曼荼羅は、古代インドの言葉ですが、「種々の形や色のものが寄り合って一つの模様になっている」という意味で、マンダラ模様という使われ方もします。一見無秩序に見えるものも、よく考えてみると秩序と調和を保っているということです。私たちの身の回りにある自然の草木や風なども、そういう意味で曼荼羅ととらえることができます。
 曼荼羅は、秩序と調和、供養と礼拝、智恵と慈悲のいのちを様々な形で示し、大宇宙の摂理に従って生きることでみ仏の世界をつくっていくよう、私たちに語りかけているのだと思います。

ご 意 見
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寺報29