船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 76 号
平成22年4月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事
 


【4月の予定】
 4月20日 高野山団体参拝・写経締め切り

【5月の予定】
 5月29〜31日 高野山団体参拝

お知らせ

◆3月15〜18日の富山新聞朝刊に、舟倉地区の記事が連載されました。1日目は猿倉きぎし牧場、2日目は帝龍寺の秘仏虚空蔵菩薩、3日目は寺家公園風致保存会、4日目は御詠歌講と、帝龍寺に関連した記事が多く掲載されました。本堂に掲示してありますので、お参りの折にご覧下さい。
◆高野山真言宗富山中組教師会で実施する高野山団体参拝の申し込み期限は、4月20日(火)です。参加を希望される方は、参加費を添えて期日厳守でお申し込み下さい。
 5月29日(土)〜31日(月)の日程で、参加費は50,000円です。
1日目…高野山(金剛峯寺拝観と写経奉納式、金堂にて御開創1200年御待受法要)
2日目…高野山奥の院参拝、当麻寺参拝、信貴山参拝(昼食)、長島温泉泊
3日目…弘盛寺参拝(ほうろく灸体験)、なばなの里散策(昼食)、ひるがの高原
 また、御大師さまの御前に奉納する写経を受け付けています。参拝旅行参加の有無にかかわらず、御奉納ください。奉納料は1巻につき1000円です。こちらも4月20日(火)までにお願いいたします。

ひとこと法話

◆普賢菩薩◆
 昨年3月に干支の守護本尊として八体仏を開眼し、施主を募集してきましたが、まだ普賢菩薩様一体だけ施主が決まっていません。普賢菩薩とは、どのような仏様でしょうか。
 普賢菩薩は、辰歳と巳歳の守護本尊であり、十三仏の4番目で四七日忌の本尊でもあります。白象に乗ったお姿で表されることが多く、獅子に乗ったお姿の文殊菩薩とともに、釈迦如来の脇侍とされます。普(あまね)く世界に出現し、仏の慈悲と理知を顕して衆生を救う賢者であり、真理を究めて悟りを求めようとする菩提心の象徴とされます。また、法身大日如来から密教の教えを聞き伝えた金剛薩た(こんごうさった)と同一視され、その別名である金剛手菩薩(こんごうしゅぼさつ)とも呼ばれる仏様です。羅刹女を従えて女人成仏を説く法華経に登場することから、女性の信仰を集めています。
 真言は、三摩耶戒真言と同じ「おん さんまや さとばん」です。
 普賢菩薩は、真言密教にとって大切な仏様であると同時に、私たち衆生にとって身近な仏様でもあります。仏様の功徳を理解し、身近に感じることができれば、より深くご縁が結べるのではないかと思います。

ご 意 見
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