船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 83 号
平成22年11月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事
 

【11月の予定】
 11月7日 報恩講(加持土砂法会)
 11月〜12月 檀家報恩講
 11月28日 特別伝道大会(高志会館)

【12月の予定】
 12月31日 除夜の鐘

お知らせ

◆11月7日(日)午後1時30分より当山の報恩講(加持土砂法会)を行います。昼食を準備していますので、お昼までにおいでください。当日は、法会に先立って御詠歌奉唱を行い、法会後に砺波市庄川町日照院住職糸数寛宏師の法話を予定しています。なお、法会中に撒く散華には、高野山開創1200年記念の図柄が描かれていますので、記念にお持ち帰りください。
◆11月28日(日)午後1時より、高志会館(富山市千歳町)で、高野山真言宗北陸ブロック第四伝道団特別伝道大会が開催されます。主な内容は、高野山開創千二百年記念大法会に向けた記念法要と旭堂南陵師による講談「空海物語〜入唐から高野山入定まで〜」です。入場無料ですが、準備の都合がありますので、参加していただける方は11月13日(土)までに当山へお知らせください。

ひとこと法話

◆五悔(ごかい)◆
 当山の報恩講、加持土砂法会の中で、導師が壇上で頭(最初の部分)を唱える声明(しょうみょう)があります。正式には金剛界礼懺(こんごうかいれいさん)といいますが、至心帰命、至心懺悔、至心随喜、至心勧請、至心回向の五段からなっているため、五悔と呼ばれています。
 このお経は、法会の始まりにあたって唱える懺悔の文で、「私は、仏法僧の三宝に帰依(至心帰命)し、仏の法を体現すると心に誓います。しかし、今まで犯してきた罪業は数知れず、自らの力ではその罪業を消し去ることができません。その罪業を仏さまに懺悔(至心懺悔)し、その重荷を背負っていただけると、そこには仏の世界が現れ、人は歓喜(至心随喜)します。この歓喜が永続するように仏さまに願い(至心勧請)、その功徳がすべてに振り向けられるように祈りを込めます(至心回向)」という意味です。
 仏さまの力を借りて清浄な土砂を加持する前に、道場を荘厳して場を整え、僧侶自ら心を清浄にするわけですね。

ご 意 見
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