船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 96 号
平成23年12月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

平成23年も最後の月となりました。この「ふなくらまんだら」は来年4月に100号を迎えます。今後ともご愛読ください。

今月の行事
 

【12月の予定】
 12月30日 古札等御焚上げ
 12月31日 除夜の鐘

【平成24年1月の予定】
 1月1日 新年初祈祷・初詣
 1月2日 船峅南部地区年始回り
 1月3日 門明け檀徒総会

お知らせ

◆当山の秘仏である嵯峨虚空蔵菩薩に、お前立ち像をお迎えしました。秘仏の御開帳は33年に一度で次回は平成36年となりますが、お前立ち様のお姿は常時拝むことができます。この船峅の地の守り神である姉倉比売の本地仏を、より身近に感じていただけるものと思います。
◆12月31日(土)午後11時40分頃から除夜の鐘を撞きます。今年7月に修理を行った鐘楼で、初めての除夜の鐘です。除夜の鐘は、檀信徒の方どなたにでもお撞きいただけます。ただし、撞ける回数の合計は人の煩悩の数といわれる108回限りです。ご希望の方は、お早めにおいで下さい。
◆当山では、2年に一度御札等のお焚き上げを行っています。今年12月30日(金)の午後2時から、当山鐘楼脇で行う予定です。お焚き上げ御希望の方は、12月29日午前8時〜12月30日午後2時の間にお持ち下さい。なお、プラスチック類は外してからお持ちくださるようお願いいたします。
◆11月20日(日)午後〜21日(月)午前に、富山市呉羽町の富山観光ホテルで「北陸ブロック高野山真言宗教師・枢議・参与・檀信徒研修会」を開催しました。県内外から243名の参加を得て、無事に終了することができました。この研修会に際して各方面から助成をいただいたことに、事務局として感謝申しあげます。

ひとこと法話

◆命といのち◆
 11月に、北陸ブロック高野山真言宗教師・枢議・参与・檀信徒研修会を開催し、多数のご参加をいただいて無事に終了することができました。この研修会の基本テーマを「いのち」とし、参加者全員で、様々な角度から人の生き方を見つめました。
 人には、生物としての「命」と生き方にかかわる「いのち」があると思います。私たちには、この世に生を受けてから心身ともに成長し、老いを迎えて生涯を閉じるまでの限られた命が与えられています。この命とは別に、人として生きる中で、自分自身や周囲の人々の心の中にいのちが息づいていることも事実です。生物的な命は限られていますが、心の中のいのちは無限に広げ輝かせることができます。高野山真言宗では「生かせいのち」をスローガンに掲げ、お大師さまのみ教えの下で一人一人のいのちを生かすことに努めています。
 いのちの生かし方は、人それぞれに異なっています。自分の心と向き合い、自分のいのちを生かすとはどういうことかを考え、できることから実践してみてはいかがでしょうか。

ご 意 見
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