毎年7月下旬に、猿倉山345mの山頂近くに建てられている猿倉社の祭礼が行われます。この地域では、夏の日照が必要な時期に猿倉山周辺に霞がかかって稲作に影響が出たため、霞除けと日照確保を祈願するために、飛騨国から二十五菩薩を勧請したものです。この神社は、寺家・市場・大野・横樋・直坂・牛ヶ増の6町内会で奉賛し、輪番で祭礼の世話を担当しています。
以前は、毎年7月25日に行われていましたが、現在は原則として7月第4土曜日の午前中に実施されています。
猿倉社では、ご神体である阿弥陀如来と二十五菩薩を御本尊として読経を行い、雲散霞消、風雨順時と五穀豊穣を祈願します。猿倉山頂は風の強い場所ですが、天候の安定する時期でもあり、多数お参りいただきたいと思います。