船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 17 号
平成17年5月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【5月の行事】
  帝龍寺の行事はありません
(その他)−−−−−−−−−−−−−
 5月21日(土)龍高寺様本堂落慶法要
 5月28日(土)〜30日(月)
  富山中組高野山団体参拝旅行

お知らせ


◆高野山団体参拝旅行に多数お申し込みいただき、ありがとうございました。おかげさまで、当山へ8名のお申し込みがあり、総勢150名余りの参拝旅行団となりました。名誉住職夫妻がご一緒させていただきます。
 4月末現在、当山取扱分として約120巻のお写経奉納(予約も含む)をいただいております。中には、一人で三十三巻のお写経を奉納された方もありました。たくさんのご協力ありがとうございます。お写経は5月20日頃まで受け付けていますので、引き続きご協力をお願いします。奉納料は、一巻あたり1,000円です。ご希望の方は、なぞり書き用の写経用紙がありますので、お知らせ下さい。
◆5月19日(木)〜6月12日(日)の間、石川県立美術館で「弘法大師空海 その信仰と名宝展」が開催されます。国宝を含む高野山の名宝約70余点が北陸で初めて一般公開されます。入館料は当日券で、大人1200円、中高生800円、小学生600円だそうです。大人用前売り券1000円は、当山にもありますので、ご希望の方はご連絡ください。

ひとこと法話

◆光明真言◆
 光明真言「おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん」は、よくお唱えする大切な真言です。真言は、梵語(サンスクリット:古代インドの言語)を訳すことなくそのままの言葉でお唱えするため、意味がわかりにくいと思います。
 光明真言和讃の中にも説かれていますが、「己を空しうして一心に」光明真言をお唱えすると、マニ(宝珠=豊かさ)、ハンドマ(蓮華=慈悲)、ジンバラ(光明=慈光)の3つの功徳が与えられます。各種法要の終わりには必ず光明真言をお唱えしますが、お寺さんが衣の中で右手を上げるのに気付かれた方も多いと思います。これは「五色光の印」といい、光明真言の功力によって大日如来の五色の光を発し、清浄な世界を作って速やかに覚りを得られるようにする意味があります。
 お大師さまは、般若心経秘鍵の中で「真言は不思議なり、観誦すれば無明を除く、一字に千理を含み、即身に法如を証す」とお説きになっています。「観誦する」とは、身体と言葉と心を仏様の心と一体にするという気持ちでお唱えすることです。光明真言は大日如来の尊いいのちと逞しい加持力をいただく真言です。日々この真言をお唱え(観誦)することで、無明(煩悩や病気)を断ち切り、仏さまのお慈悲と光明に包まれた、心豊かな生活を送れるようにしたいものです。

 おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まに はんどま じんばら はらばりたや うん

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