船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 223 号
令和4年7月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【7月の行事】
 23日(土)猿倉社祭礼(6町内会行事)10:00〜

【8月の行事】
  5日(金)施餓鬼会13:30〜
 18日(木)観音祭9:00〜(千手観音御開帳)
 21日(日)三十三観音御砂踏巡礼9:00〜

お知らせ

◆ 6月中旬には、境内の石楠花にモリアオガエルが卵を産みつけました。孵化したオタマジャクシが育つように、睡蓮鉢を卵塊の下に移動してあげました。
◆ 7月23日(土)午前10時から、霞除け日照祈願を行う猿倉社祭礼が行われます。市場・横樋・大野・直坂・牛ヶ増・寺家6町内会行事として、飛騨から勧請した阿弥陀如来と二十五菩薩に、夏場の日照確保と五穀豊穣を祈願するものです。
◆ 8月5日(金)午後1時半より施餓鬼会を厳修します。お盆を前に、新寂精霊の新盆供養と先祖代々の塔婆供養を行います。
◆ 8月18日(木)午前9時より観音祭を行います。当日は、本堂で西国三十三所の御詠歌奉唱と、富山県教育委員会指定重要文化財の木造十一面千手観世音菩薩立像の御開帳(正午まで)を行います。また、8月21日(日)午前9時より寺家公園西国三十三所観音霊場御砂踏み巡礼を行います。両日とも、参拝者の皆様には、納め札(35枚1組500円)に氏名等を記入して奉納いただくようお願いしていますので、8時半頃までにおいでください。

ひとこと法話

◆弘法大師行状曼荼羅絵図より「恵果入滅・恵果葬儀」◆
 入滅の時が近づいてきた恵果和尚は、お祈りのための仏像や仏画、法具、仏舎利80粒と愛用の袈裟などを空海に渡しました。空海は老師の思い出が詰まった秘具を一つ一つ大切に受け取りました。青龍寺の東塔院で、恵果和尚は寝台に横たわっていました。師は、多くの弟子が真言を唱える中で、ひときわ大きくゆっくりと息を吐き出し、静かに仏様の世界へ旅立たれました。
 師が旅立たれた晩、空海は道場に籠もって祈り続けていました。深い祈りに入っていると、師が現れて「生まれ変わる度に互いに師弟となり、教えを広めよう。日本で教えを広めよう。」と告げました。空海は、密教の正統な継承者として師の葬儀を執り行いました。恵果様をお墓に移す際、大勢の弟子を代表して、空海が師を讃える碑文を残しました。

ご 意 見
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