船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 38 号
平成19年2月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事
  南無大師遍照金剛

【2月の予定】
 2月26日 市場火祭り

【3月の予定】
 3月11日 涅槃会
 3月17日 秋葉社祭・虚空蔵祭
      (同日実施になりました)
(その他)
 3月21日 正御影供

お知らせ

◆御詠歌机を10面購入しました。「足が痛くて正座ができないので、御詠歌は無理」という方も一緒に御詠歌をお唱えいただけるよう、本堂に備え付けています。若い方もお年を召した方も、気軽にご参加下さい。

◆例年3月10日(土)に秋葉社祭、3月24日(土)に虚空蔵祭を実施していましたが、寺家部落からの依頼により、3月第3土曜日に両行事を開催することとなりました。今年は3月17日(土)の午後2時より秋葉社祭(秋葉社)、午後4時より虚空蔵祭(帝龍寺本堂)を開催します。

◆平成27年は、高野山開創1200年にあたり、記念大法会が予定されています。高野山真言宗では、祖山益々の興隆と大法会の成功を願い、広く壇信徒に浄財を勧募しています。当山では、一口5,000円から御志納を受け付けていますので、よろしくお願いします。

ひとこと法話

◆お不動さま◆
 お不動さまは、忿怒(ふんぬ)像という怒りのお姿ですが、その御誓願は「強い慈悲の心で悪と戦い、本当の幸せを守る」ということです。右手には悪を断ち切る剣、左手には煩悩を縛って悟りを開くための索(縄)を持ち、後背には世間の闇を照らして迷いや災難を焼き尽くす真っ赤な火炎を背負った厳しい男性的なお姿です。また、亡者がお不動さまの加持を受け、生前身に付いた罪悪を取り去って清浄な魂となるよう、十三仏の筆頭、初七日の加持仏に位置付けられているのです。
 真言宗では、大日如来の化身としてお不動さまを大切にし、お大師さまとともに各家の仏壇で御本尊の脇仏として祀られます。お不動さまは、加持祈祷、特に護摩供の本尊であり、真言宗で最も大切な仏さまの一つです。酉年の守り本尊としても親しまれています。成田山など、お不動さまで有名なお寺も全国にたくさんあります。当山でも、御前山雨乞岩不動尊として祀られていたお不動さまを、本堂内にお祀りしています。除災降伏の仏さまとして、皆で大切にしたいものです。
不動明王真言(慈救(じく)の呪)
 のうまく さんまんだ ばざらだん せんだ まかろしゃだ そわたや うんたらた かんまん
 「ちよろずの悪魔降伏なしたもう 威徳は高し 南無不動尊」

ご 意 見
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