アルペンルートはまだまだ1泊の旅行が中心。1日での通り抜け、せいぜい1泊の滞在がほとんど。そこで私たちがやっておくべきことはただひとつ。来るべき長期休暇時代に先駆けて、受け入れる準備をすること。すなわち日本人の観光のスタイルを変えることである。 |
@立山の自然を保ち続けること
説明するまでもなく、私たちの宝物である立山の自然を守り抜くことが生き残る道である。 |
A滞在しても飽きることのない魅力をアピール
長期に滞在するときには、朝夕の風景をゆったり眺めて過ごす以外にも日々の活動も魅力になる。立山の場合は「自然の中での活動」がメインになる。しかし訪れる人すべてが自然の中での遊びの楽しみを知っているわけではない。そこで「こういった楽しみがありますよ」というような提案をし続けることが大切。 |
Bプログラムの作成、人材育成
滞在する中での活動プログラムの作成、そして活動をサポートする人を育てていくことも必要である。さらに活動の際は乗物での移動が出てくるので、滞在中の乗車券、高原バスの途中下車・乗車も考える必要がある。 |
C宿泊料金の見直し
現在の1泊2食型の料金体系で、長期滞在できる人は少ない。そこで長期滞在を優遇する料金体系、さらに「一人○○円」ではなく、「一家族○○円」といった家族向けの部屋や料金も出していく。また宿泊施設の種類も<高額でフルサービスに近い形>と<低額でセルフサービスに近い形>で選べるように複数用意しておくべきである。建物を増やすことは出来ないので、「長期滞在プラン」など宿泊プランなどによって提供していく。 |