高血圧について

高血圧とは

収縮期血圧140mmHg以上、拡張期血圧90mmHg以上の場合をいいます。

年齢 収縮期血圧mmHg 拡張期血圧mmHg
小人 90〜100 50〜60
思春期 110〜120 50〜60
成人 120〜130 60〜90
老人 130〜150 60〜90

高血圧が続くと身体に悪影響をおよぼします

高血圧が続くと全身の細動脈硬化が進行しほかの臓器に変化を起こす危険が高くなります
@脳に対して
 高血圧は脳内の細い動脈血管の壊死や動脈瘤をつくり、その結果脳出血を起こしやすくなります
 また、高血圧を伴う脳の動脈硬化は血流障害を起こし、やがて閉塞して脳梗塞となります
A心臓に対して  
 高血圧により血管の抵抗が進み心臓の仕事量が増えてしまい、左室肥大を起こします
 また、高血圧に伴い動脈硬化によって狭心症や心筋梗塞を引き起こします
B腎臓に対して
 腎臓の動脈が硬化すると腎血量が減少し腎機能が低下し腎不全を引き起こします
C眼底
 網膜動脈の高血圧による変化、動脈硬化により眼底出血、乳頭浮腫、動脈硬化性網膜症
 を引き起こします
 

高血圧に対する治療

高血圧は医師の指示を守り薬を服用するとともに、ライフスタイルを改善しその人にあった値で血圧を安定させることが大切です

@食事の注意
 ・塩分は控えめに。一日6〜8g以下の塩分摂取が適当です
 ・肥満があるときはカロリーを制限しましょう
Aタバコ・飲酒を制限しましょう。タバコに含まれるニコチンは血圧を高める作用があります
 多量の飲酒習慣はカロリーや塩分の摂りすぎにつながります
B精神的ストレスはアドレナリンの分泌を亢進させ、血圧が上がる原因となります
 自分なりのストレス解消法を見つけましょう
C便通を整えましょう。排便時のいきみは血圧を上昇させます
D急激に温かいところから寒いところに行くことは避けましょう。急激な温冷刺激は血管に強い
 拡張・収縮作用を起こし、血圧が急激に変動します
E適度な運動習慣は交感神経の活動を抑制し、心拍出量が低下することで血圧をさげます
F規則正しい生活を心がけ心身のストレスや疲労を解消しましょう
G定期的に病院を受診し、血圧のコントロールを確認し合併症の早期発見に対処しましょう

血圧の正常値

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