希望する住宅像



家に対する考え方
 人それぞれ住宅に求めるものは違うと思います
 ここでの私が家に対する考え方を記載したいと思います。


・ 家は成長する
  住まう人の成長といっしょにいえも成長すると思います。そこには当然破損、改修要望なども出てくると思います。
  破損についてはDIYで十分だと思います。安価に出来るし、家に対する想いも増します。また、家族のコミュニケーション、親父の復権、手に職がつくなどいいことづくめだと思います。(多少の失敗は愛敬です。)
人員構成の変更、生活能力の変化(高齢化など)により安全、快適に住むためには改修が必要な場合があります。私は将来のことは設計時にある程度考慮することが必要だと思いますが、詳細はその時になってからでいいと思います。障害にやさしい設備は年と共に進化していきます。廊下の幅など変更出来ないものは設計時に、変更できるもの(設備機器、部屋の仕切りなど)はその時の対応で十分だと思います。


・ 家は性能だ
  住宅はくつろぐ場所だと思います。快適な空間を安価に得るためにはやはり気密、断熱性能です。
  内装や間取り、外観はどこのハウスメーカーでもほぼ希望どおりに仕上げることが出来ます。展示場の感じが良かったからハウスメーカーを決めるというのはどうでしょうか。







求めるもの
全般
1.気密・断熱性能
2.ローコスト
3.間取り
夢の実現
4.暖炉
5.ロフト
6.天窓
7.アイランド型キッチン




家に対する考え方
 人それぞれ住宅に求めるものは違うと思います。
 



希望

1.気密・断熱性能
 前の家は冬は台所の水が凍るほど外気と仲良しでした。新しい家は最小限のエネルギーで最大限の快適を求めるために気密・断熱性能にこだわりました。目標は気密係数 2cm/m2以下、断熱係数2kcal/m3以下です。この値は某社セントラル冷暖房機器の導入基準値でもあります。


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2.ローコスト
 限られた予算から坪単価は50万円程度を目標にしました。しかし、「安かろう、悪かろう」では当たり前です。前記の気密・断熱性能、使用部材などを考慮し、本当にお買い得な家でなければ本当の意味でのローコストとはいえません。
 しかし、坪単価とは非常にくせもので、この中にどこまで設備、工事が含まれているかは明確ではありません。カーテン、外回り工事は含まれていますか。仕上げ材、設備機器は展示場と異なりませんか。 もし、目先の提示された坪単価だけでハウスメーカーを1社に限定するのであれば、それは外見だけで結婚するようなものです。(それでいいという意見もあります。)
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3.間取り
(1) リビング
  一番の希望はとにかく広いリビングがほしいということです。日常生活の中心であるリビングは家具や小物などでどんどん狭くなっていきます。ゆったりした空間で流れる時間を楽しみたいものです。

(2) 吹き抜け
  天井の高い家は大物を育てるといいますが、高い天井は気持ちのいいものです。ゆとりあるリビングには吹き抜けが付き物と考えています。(偏見?)

(3)キッチン・ダイニング
  希望はL字+アイランドです。設備機器としてはIHヒーター、食器洗浄機付きが希望です。キッチンとダイニングは料理中、子供の動きが感じられるようにリビングとほどよく仕切られていることが条件です。

(4)座敷、客間
  日常生活にあまり必要のない部屋は作らない(作れない?)ことにしました。

(5)寝室
  寝室は寝るためだけの部屋と考え、最低限の広さでいいと思っています。

(6)子供部屋
  寝室同様、寝るためだけの部屋と考え、最低限の広さでいいと思っています。あまりにも個室が快適すぎると部屋から出てこなくなり家族の会話が減っても困りますので・・・。

(7)廊下
  家にとって廊下は無駄なスペースと考えていますので出来れば「なし」がいいのですが、各部屋のつながり上ある程度は必要です。廊下という形ではなくホールになるようにしたいと考えています。

(8)トイレ
  将来車椅子の生活になっても使用できる広さは確保しておきたいものです。また、トイレの中で回転しなくて良いようにドアと便器の向きを配置したいと思っています。

(9)風呂
  1.25坪タイプのユニットバスが希望です。出来ればジェットバス、サウナが欲しいのですが、ここは予算と相談です。

(10)収納
  収納スペースは意外に必要なものです。階段下や天井部分などのデッドスペースは収納スペースとして有効に活用したいものです。

3.バリアフリー
  老後や車椅子生活に対応できるよう配慮したいと考えています。具体的には
   ・ 通行する幅を80cm以上設ける。
   ・ 部屋から部屋への移動は段差をなくす。
   
   ただし、設備機器(水廻り)などについては
   ・ 必要なときに変更できる。
   ・ 健康な時間が長い
   などの理由でその時点で改修したほうが良いと考えています。。
  
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暖炉
 飾りでもいいから欲しいものの1つです。燃料の調達、立ち上がりが遅いなど不便さはありますが、燃える炎と音を聞きながらゆったりとした時間を過ごすことを考えるとどうしてもゆずれません。
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ロフト
 「ハイジ」に刺激された妻の長年の夢でした。天井高さを考慮すれば床面積に入らないのでいい収納場所になります。 子供やお父さんの隠れ家にもぴったり。夏場の気温上昇(焼け込み)に注意する必要があります。
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天窓
 これも「ハイジ」に刺激された妻の長年の夢でした。子供部屋や種寝室につけたいと思っています。
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アイランド型キッチン
子供といっしょに料理の出来るキッチンとして妻の要望です。普段は配膳台やブランチに活用できそうなので採用したいと思っています。
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結果
 今まで抱いていた夢をいざ形にするとなるといろいろな問題点が見えてきます。よく考えて取捨選択したり、判断したつもりでしたが、「反省」でも述べますが、失敗したなと感じるところが多くあります。
 他人の失敗を自分の成功に反映させるためにも少しでも参考になれば幸いです。