Memorable Fishing 記憶に残る釣行
真夏の暑くて長い一日
前日から4連休。まったくほかの予定はなかったので基本釣り三昧(笑)というか7月はヘチのため、9月は前打ちのために各々4連休をとったわけでして昨日は祝日でどこ行っても人が多そうだったのでとりあえず近間で竿だしチンタ1。
自分自身アサイチ派なところもあり、夕まづめ真っ暗になるまで釣りすることはほとんどない。連休がめったにないので翌日のことを考えればそうなってしまう
のですが、、そんなこともあって今回は夕まづめを狙いたいが一番の目的でした。まあ結果的にはマヅメからマヅメ・暗がりから暗がりまでになってしまいまし
たけど(笑)
2時半には家をスタート。で明るくなる4時過ぎでまずは1箇所目。着くとすでに軽四が、、まだうす暗がりなのに同業者なら最悪。車の後ろをのぞくとどう
やら同業者ではなさそうなのでだめもとで先端付近へ行くとどうやらアジ釣りおじさんらしいのでホッ!左から落としていくがあたりなし。でサイドに落とした
2投目、あたりなく抜こうとしたらあら!どうやら底であたったらしい。いきなり沖に走り出しラッキー!で突っ込んだなあと思ったら針はずれ。あわせ弱かっ
たかと針確認するとどうやら始業確認ミス(涙)
結局ここで2巡するもあたらず移動する。
AM4:30釣り開始 終了AM5:30
で2箇所目はストラクチャー
真ん中付近でアタリ、強引にためたが突っ込まれて道糸でバッチン(涙)
見えちぬがいたのでそおっと落とすとあたってはきたがすぐに針はずれ、そして少し移動したらまた当たったがブチ切られ(涙)
どうやったら取れるんや〜、ちょっと泣きはいる。結局ここで3連続バラシ、アタリがあるのは活性高いのかとは思うが釣果なしでかなり熱くなったまま移動となる
AM5:50〜AM6:40
ここまで4アタリ4バラシ
すでに暑い、まだ7時だというのに、、、
で今度は一度行ってみたかったPへ。結局それらしいPわからず久々のPへ。一昨年来た時は工事中でしたがすっかり小奇麗に様変わりしておりました。
先端突堤からさくっと探るもノーヒット。ストラクチャーに見えチヌ。2周して落としてみるもやはりあたらず、移動。
AM7:30〜AM8:00
このころには少し風吹き始めるが、暑い。今日は長丁場なので早めの休憩を道路沿いの木陰で約1時間。
4箇所目提は風があたって良さそう。早速渡るがPはゴミだらけ(涙)ほとんど落とす場所がないなか根性で落としていくとかなりの上層でヒットはチンタクン。まあ当たっただけいいっか。必死こいて落としていくがあたらない。これ以上粘ってもムダと判断移動。
AM9:30〜AM10:40
ここで昼休憩、
少し仮眠しようかと思ったけどさすがに海の前だだと気になって5箇所目で早々にスタート。。が落としてもあたらず。
AM11:30〜AM11:50
そして6箇所目へ。この前は見えチヌおらずでやらなかったんで今日は見えチヌおればやるつもりでうろうろしてたらいました!で早速落とすもあたらない。今
年はここもイガイがこんもりとついてるんだけどなあ。続きの提探っていくと途中40クラスの見えチヌ発見! いるじゃん。 さらに探っていくとトメあたり
を聞くといきなり突っ込まれるがここは糸をだせない。ためて強引にひっぱりだすと40アップのまあまあサイズ、今までチンタ1だったのでうれしい一枚
42センチ
PM12:30〜PM13:40
やはり釣果はすべてを満たしてくれる。この暑さもなんおその〜。実は今日は朝から一切車のエアコンは入れてない(結局帰るまで入れませんでした)。
というのも温度差があるとどうしてもバテそうだったんで車の窓は全開で移動。
メジャーPへいきたい気持ちもあったが体力温存のためパス。こまめな休憩と十分な水分これもこの炎天下では必要だ。で朝3バラシのリベンジへ。
で早速朝ばらしたPでスタートすると早々にヒット!がまたしてもバッチン。うーーーーーん、ここではオラの腕じゃ無理かと屈辱感。が一応順に探っていくとまたあたった。今度こそばらさんぞと強引にためて浮かせやっとこさすくいあげたのは34センチ。
小さくても苦労してとった一枚はうれしい〜。このサイズでも苦労するのに、デカイのはまずとれんなあ〜。で一応仕掛け確認して少し移動して落とすとヒット!が一発目の突っ込みでバッチン。どうやら道糸に傷ついていたらしくまたしても始業点検ミス(涙)
ここでかけたら外へ引っ張り出せるなあと思っていたらヒット! 強引に引っ張りだそうとしたら釣れたお魚よりも一回り大きいやつがついてきた。あっちのほうがよかった〜。無事安全圏内に移動させゲットは39センチ!
なんとか苦手Pで2枚ゲットでほっ!
PM13:50〜PM14:30
こ こでアイス休憩。ちょっと仮眠しようかと思ったが釣れだしたんで急にやる気がでてきた。朝イチポイントのリベンジへ。明らかに海況はよくなってる。外側はバ
シャバシャ、内側も潮動いている。早速1巡目、外だめ内側でアタるも素針。2巡目、外側だめ内側で貝グシャ、、最後にストラクチャーでもあたらず移動。
PM14:50〜16:00
まだまだ日差しが強かったこともありちょっとバテた。最終ラウンドは17:30ころから2時間と決めていたのでまだもう1本いけそうだったけど最後の休憩をとる。
ここまで12アタリ4ゲット8バラシ あまりにも低いゲット率なんとかラストがんばりたい。
そして最終ラウンド。ホントは好きなPへ行きたかったけど風向きがイマイチ。で夕まずめなら多少海況悪くてもあたりそうなPでやることにした。
渡ってそっと堤防越しに外をのぞくとバシャついてる際に40クラスが付いてる。外はスッケスケで無理、内はスケているがいけそう。そう思っていたら夕練中のあさちゃんからメール。今からラストだよって返信したらさすがにあきれたようで返信こなくなった(笑)
こんなおバカなワタクシゆえこうやって大事な釣り友が見放していくのね〜(爆)
提の1/3くらいまで行ったところヒットしてきた。キョクハコウ28竿いっぱいほどラインだしていたがかなり浅いところで食ってきた。見えた姿は40くら
いだろうか、ラインを出すとぐっと沖に走ったと思ったらフッ、、はずれた。針先見るとまたしても始業点検ミスやった(涙)でラインを1ヒロくらいにして落
とすとすぐにまたトメでヒット!こいつも元気印で42センチ。でまたまた連チャンでヒットするは体高あって40くらいあるかと思った37センチ!3発もあ
たってきてこれから日没までどれだけ釣れるんやと期待したけどそんなに世の中甘くなかった。ぷっつりアタリなくなる。イガイのサイズを調整しつつ先へ。4
回目のアタリ、あわせたら一気に沖に走った姿はマックロクロで良型のようだ。ラインをだして沖での突っ込みかわしたら今度は手前に突っ込んできた。それが
2度。でもなんとか無事ゲットは本日最大寸の45センチでした。
2巡目。今度はあたらない、バシャついてるとはいえスケてるので雑に前にでて
探ったのが悪かったか(反省)ガン玉つけ2ヒロくらいまで落としていくと本命やらフグやらわからぬアタリあるも乗らず。最後探ろうと思っつたPゴミ多く断
念。日没までの予定でしたが、19時10分前に長い長い釣行にピリオド打ちました。
最終的に16アタリ7ゲット9バラシ ゲット率4割3分7厘 得るものもありましたが、どちらかといえば反省の多い釣行となりました。ケアレスミスさえなければ、、たらればは釣りには禁物ですね〜。
ちなみに朝AM2:30分出発、PM9:30帰宅(19時間)
実釣時間は思ったより少ない7時間10分。
昨日一日で飲んだ飲み物(写真プラススポーツ飲料1本とビール1缶、2Lペットは半分残ってます)
ヘチ爆でも厳しい師匠
先週からずっと気になっていた、今週が大潮回りだってこと。で潮回りいいから釣れたってこともないのに(笑)でも気合十分!そう思いつつじゃあ、朝一勝負を考慮してがんばって早起き。暗がりからと思っていたが着いたときにはすでにもう明るい。
まず最初のPへ。うっすら濁りで朝一番のタイムサービスを期待するもかすりもせず、移動。
2本目
一巡するもあたりもなし。
でまたまた一巡やっぱりあたらない、、、さらに姿もみえず。警戒しとるなあ。ボート近くまで来たところでヒット!が走られラインブレイク。
一応アタリあったのでもう一巡、、しかしあたらず。
すごすごと退散。
そして3本目。かなり期待の実績P。まあまあの海況で2投目にヒットしたのは38センチ!よっしゃ、、気合入る。さらにヒットは44センチ!今までヘチで
連続ヒットはない。うれし〜い!そしてハリスが沈まぬうちに止めアタリ、、あわすといきなりズドンと引き込む、しばらく糸だして沖にはしらせるがすぐにも
どってきていきなり手前に突っ込み。離れたと思ったらまた突っ込みそのたびにしゃがみこんでリーチめいっぱいのばし耐える、耐える。なんとかタモいれした
のは48センチ!
その後41センチ、40センチ追加。ここで5枚ゲットで満足!
そう思っていたら師匠から第一の指令が、、二桁釣りなさい!
えええ、、つれるわけないじゃん、、せいぜいあと2,3枚釣れたら最高っス
で4本目
師匠お勧めの右端から攻めるもどうもアタリなし。提中ほどきたところでヒットは35センチ。さらに移動して左近くまできたところ、あれっ?水面すぐでひっ
かかったのか?で竿をあおる、、となんと魚影が、、、それに怒ったのか、荒々しい洗礼。さっきのよりすごいかもとやりとりしたが、あがってきたのはスマー
ト43センチでした。
で今度は左端へ行くと24センチのチンタ君の連打。一応これで二桁達成。でもやっぱりこのサイズじゃあねえ・でまたまた右端へ移動、、するとやっぱり小さい29センチ。
でもこれだけアタリあるしと粘って32,35センチヒットでなんとか30オーバー二桁達成。で一応師匠に報告すると、、20まで頑張りなさい!
それこそ無理だよ、、、
ここで8枚(20センチ台3枚は即リリース)
やめようかとも思ったが、とりあえず最後に5本目。一回探ってやめよう、そう思って左端から落とす。しかしあたらない。やっぱりだめか、で三分の一くらいまできたところからスイッチが入った。順序は確かでない
38
35
43
46
そして今日の一番。
ハリスまで入らないところで止め。あわせると一気に下へ突っ込む。そして沖へ。このパワーが半端じゃなかった、糸をだすスプールに指が引っかかって痛っあ
あ。十分糸をだす、まるで前打ち、そしたらまたまた手前にもどってくる、つっこむ、突っ込む、、、、何度か繰り替えしたうちにういてきて無事タモいれ。提にあげるとタモ枠サイズ、、もしや、、、、51センチでした。
師匠に報告、、、あと年無し3枚釣ったらやめていいよ、、、師匠はどんなときでも厳しい!
で頑張ってさらに36、41を追加
ここで7枚
20枚になったのでやめました。もちろん大満足、前打ちでもこれだけ釣ったことないよ〜。
おまけに年無しまでついておそらく釣り人生で最高かもしれません。
今日の釣果
51・48・46・44・43・43・41・41・40・38・38・38・36・35・35・35・32・29・24・24
計20枚
やめるときサトさんからTEL、まだやったほうがいいですよ!とアドバイスあり。自分ではもう満足してたけどあとから思うとまだアタリ途切れたわけではなかったのでこんなチャンスそうそうあるわけじゃあなし、もうちょっとやっとけばよかったかなと少し反省しました。
恐るべし沖一
長かったゴールデンウイー苦(もちろんずっと仕事)もやっと終わりやっと釣行のチャンスがめぐってきました。 実は期間中にグッドニュース!あの国分沖一が4月半ばから開放されているということです。沖一へは2軒の方が渡船を行っているとのこと。そして連日年無し があがっているとのこと、、ただフカセが有利らしい。その情報を釣友へ流したところ何人かがさっそく渡提。しかし結果はボー。でも一度は行ってみたい! ということで朝一勝負で行って来ました。
渡してもらったのが西の端のほうの階段付近。ぱっと見、今日は10人余りしか来ていない様だ、でもそのほとん どが両先端でやっている。ホントは私も先端に入りたかったのだが、フカセでコマセが入っているとどうしても不利なので人のいないほうに向かって釣りを開 始。デカイのを狙ってやや大きめのカニ。しかし、全くアタリ無し。際、竿下、超前までやるがあたり無し。ボーズ病とでもいいましょうか、一時間余りもアタ リがないともうちょっとダメダメモード。地提ならもうやめているかもしれないが、今日は渡船料(3000円、高っ!)を払ってきている。もとはとれないまでもう少し辛抱しよっ か。
提半ばくらいまで来たところでもぞもぞアタリ。竿もやや柔らかめのせいかぼよんぼよんとした引きなのでなんか 変。でもあがってきたのは久々(実に半年振り)の本命37センチでした。もちっとデカイのが欲しいと思って気合を入れなおすが、次に来たのが35センチ。 でもこれで某釣具のダービーにやっと登録できるわ、、、ながら先日魚屋でみたクロダイちゃん、このクラスなら1280円だったよなあ、、もう一枚釣らんと 元が取れんなあ、、そう思いつつホント際を落として食ってきたのが3枚目。さっきよりも引きはあるが、すんなりタモにおさまったのは41センチでした。ア タリが続いているが久々に持った63竿のせいでちと腕が疲れたので一休み。フカセは釣れているのだろうか?しかしかなり距離があるために全くわからない。 富釣さんからTEL。激励をうける。
気合を入れなおして竿下より少し向こう側にあるテトラ際へ落とすと、またもぞもぞアタリ。合わせを入れると意
外にすんなりと姿をみせたのだがこれがなんと45オーバー確実の本命。何度かの締め込みを耐え少し強引に寄せをしようと思った瞬間痛恨の針はずれ。ヒラを
返して見えなくなってしまいました、、なんと!なんと!今日一番のサイズが、、でもアタリが続いているので気を落とさずにすぐ隣のテトラへ移動して際へ落
とすが、どうも気になる。さっきあたった付近に再び餌を落としたところこれがなんとヒット!ええ、、さっきのヤツ!?? そう思いつつやり取り。デカイに
は違いないが意外に簡単に浮いてくれる。ただリールの調子が悪いのと手前のテトラが気になったせいもあってなかなか寄らない。でもなんとかタモいれして持
ち上げようとしたらズシリと重い。上げてみてビックリ! これ年無しじゃんか!?提にあがってメジャーを当てるとなんと50センチまでしかきってないがそ
れを軽くオーバーしている。やりい!激励をもらった富釣さんに報告。2尾で100センチ超えるまで頑張って! と再び激励を受ける。まあここでいつもなら
やめるのだが、アタリが続いているので再び開始。しかしその後はあたりも遠のきました。やめようかなあと思いつつもやはり100センチというのが
頭にあって、こんないい条件に再びあがれるチャンスもそうそうないかなと思いめずらしく9時ごろまで粘る。途中、休憩を入れSHIGEさんも今日は釣行し
ているということで久々に少し話をする。
そして先ほど年無しがあたってきたところまで戻ってきたところで仕掛けを上げるとフグらしい魚がカニを追ってくる。わかりつつもそこへ落とすとすぐにヒット! やっぱフグかよ、と思うが引きが違う。なかなか姿を現さないが、重量感はあまりないので40クラスか?
と思っていましたがあがってきたのは今日2番目の43.2センチでした。その後10時ごろまでやり、満足して納竿しました。帰りに渡船業者の人に聞いたと
ころ今日はフカセ組はボーだということです。千載一隅のチャンスだったのでしょうか、で沖一でいい思いは最初で最後でした(笑)
新潟遠征
新潟のネット友達、ヤマさん(新潟釣り日和)のホームグラウンドへ行こうと言って早2年。やっとのこと今回実現できました。釣りもさることながらやはり
ホームページをもっていろんなひととの出会いがあって再び同じフィールドで一緒に釣りをする、、これってホント楽しいことです。しかも今回私にとってはい
ままでで一番の遠征。期待もあって自然気合も入りました。
19日お昼に合流してくれるというヤマさんの好意で無事新潟到着し,即私が一
番行って見たかった島見浜縦型テトラ帯へ出向く。ありがたいことに海況はグッド。急いで昼食を食べてさっそく分かれてフィールドへ。いかにも釣れそうモー
ドながらまだまだあわてる必要はない、、今日はなんとかいけそう。しかし暗雲が背後から押し寄せついに竿に電撃が、、。雷雲である。それでもがんばってや
ろうとするが再び、ビビッ! えさ取りあたりながら魚の活性を感じており我慢して続けているとさらにバチン。思わず竿をテトラに放り出す、、、結局中断。
その後スコールのような激しい雨のせいもあって2時間くらい竿だしできずに待機。
4時過ぎてから再びさきほどのフィールドで竿だし。開始してしばらく後にアタリ。だが最近つれていない哀れさかあわせのタイミングもずれたせいか、先手をとられバラシ。同時刻、ヤマさんもタモいれ寸前40ク
ラスをばらしたらしい、、竿だしできなかった2時間がうらめしい!!その後場所移動したものの本命アタリとれず初日は納竿。夕飯は以前に富山にヤマさんと来たことがある夢幻会のMICHIOさんとご一緒に、やっぱり話は釣りオンリーで楽しく過ごしました。
さて二日目。今日は関谷分水、河口ポイントである。今日はヤマさん、バンブーさん、そして初対面のみなっちさんとの釣行となりました。昨日の雨のせいで普段より
濁っているらしくかなり期待モード。そうそうバンブーさんにバラシがあったらしい、、そしてみなっちさんが本命ゲット。そしてヤマさんにも、、私もちょっ
とあせりモードだったのでしょうか?すっと持ち上げた仕掛けに40クラスが、、反転して行きました。うーん、、悔しい。その直後新潟初物が、ヒット。型は
ともかく本命ゲット、、よかったです。その後あたりもなくなったので納竿。遅い朝飯代わりをとりながら4人で釣り談義をした後、帰路に着きました。いまだにこれが一番の遠出かな?
釣り大会に参加したのは今回が2度目。平成4年にリョービ主催、山本太郎さんが参加(実技指導含む)の大会以来である。あの当時は私も落とし込みをはじめたばかり、富山でもまだまだマイナーな釣りであった。しかし、最近では特に夏場の クロダイ釣りは、前打ちが間違いなくメジャーだ。好ポイントに前打ち師が林立して竿を出している光景も珍しいものではなくなってきた。はまればはまるほど この釣りの奥深さを感じる。それがこの釣りの魅力かも知れない。今年の春、”北陸の釣り” という雑誌でこの会の存在を知り入会しこの大会に参加することにした。私自身、サンデーアングラーならぬウイーク デーアングラーでかつ単独釣行が多いため、前打ち師と出会う機会は極めて少ない。それゆえに自分より上達者の釣りを見てみたいという気持ちで参加しようと 思ったわけである。
7月の下旬であったろうか、私のホームページを見て金沢からメールをくださった方がいた。何度かメールをやりとりするうちにこの大会にも参加され るということ。よければ同行しませんか?ということで同行させてもらうことにする。当 日の行動についてはすべてお任せすることにする。大会前日夜、携帯に電話を入れると金沢チヌ研のメンバーが40センチクラスをかなり上げているとのことで 優勝は50センチラインになるので はとのこと、かなりレベルが高そう! やはりうまい連中は沢山いるんだなあと改めて痛感。昨年の実績からすると30センチオーバーを釣れば入賞できるので はないかと言われていたがとてもじゃないようだ。30センチオーバーなら運が良ければなんとかなるかななんて甘い考えを持っていたので、かえって気が楽に なる。入賞ってことより、なんとか釣果を一枚でも取る事を目標に頑張ることにする。
いよいよ明日が大会。近づくほどに興奮状態。明朝4時集合ということであるがとても寝られそうにないので夕食後出発、PM11時にみなと会館前に到着(集合5時間前)し、一杯引っかけ仮眠する。熟睡とまではいかないまでも思いの外寝ることができる。
4時に受付、すでにNO。32、一体どれだけの人が参加するのであろうか? 昨年は100名ほどであったそうだが、、私が受付後もぞくぞくと参加 者がやってくる。
そこで今日の予定について話を聞く。外海(大浜)は昨日の状況からするとよくないので川筋、ウエーディングポイ
ントを攻めるとのこと。私にとって
ウエーディングの釣りは初。たまたま今年渓流釣りをはじめたおかげでウエダーは持っていたのでよかったもののウエーディングでの前打ちってどんな釣りにな
るだろうと若干不安に思う。しかしながら郷にいれば郷に従えである。自分のレパートリーを広げる意味でもチャレンジするしかない。
大会開始10分前、金子支部長より競技についての説明がある。 説明が終わった途端に各人ポイントに向かうために小走りに車へ。そして道路は、まだ朝の5時というのにまるでラッシュアワーのように流れ出す。我々は、同行の方のご厚意により第一ポイントを目指す。到
着した場所は、船が係留されている川。とてもこれがクロダイを狙う場所とは今までの私の認識からは、かけ離れている。しかし、実際釣れているのであるから
やってみるしかない。いままで腰につけていたエサ箱は、水に浸かるため胸の位置まで上げ、いよいよ釣り開始。すでに2名ポイントに入っており、 私は一番端に入る。少し立ち込んだ場所から竿下の位置に杭がある所に釣り座を決める日曜の
早朝ということで船の出入りが激しく、そのたびに波が寄せる。それをかわすために体は常にゆらゆらと動かしているものだからなんだか船酔い でもしそうな感じ。釣りにはなかなか集中できない。そんな中、私の隣の釣り人が本命をヒットさせる。今回、25センチ以上がキープサイズで、それはぎりぎ
りであろうか?やっぱり釣れるんだと実感。やっと気合いが入るがアタリなし。
その後同行者から ”場所替えしましょう!” のコール。実際もう場所替えするの? と思うが自分では状況判断できないので従い仕舞準備。
次に入ったのは民家裏の川筋でボートが係留されている場所である。道路脇には車がたくさん駐車されていて障害物回りのポイントには、既に人が入っている。橋上からの釣りはダメであると説明があったのにやっている輩もいる。 ここはかなり水深が浅い場所で濁りは入っているものの、底は砂か泥のよう。やはり障害物付近が狙いのようであるが、もう探ったあとのようである。それでもめいめいポイントで探りを入れるがやはりアタリはなし。再び”場所替え”コール。
今度は対面に入るとのこと。ここはまだ誰も人が入っていない様子だが、1本杭が出ている以外は障害物はない。それでも、前、超前、仕掛けを変えア
タリを待つ。杭回りを攻めると何かがあたってくる。本命かどうかはわからないもののエサのカニのサイズを落として仕掛けを入れる。パタパタと軽々しい引き
で何かが付いている。よく見ると20センチ余りのセイゴである。生まれて初めてセイゴを釣ったのだが、あまりの小ささと引の弱さにがっくり。当然リリー
ス。
ここも30分足らずで移動することになる。”水深のある港内でやりますか。”ということで初めて海らしい場所で の釣りとなる。集合したみなと会館の裏にあたり日曜日ということもあって家族連れの釣り人がたくさんいる。狙いを落とし込みに変え、際を探る。港内で水深
は3ヒロ半くらいあるが、底狙いで ボタ底を探る。しかし、明らかにエサ取りのアタリが激しくどうも釣りにならない。仕方なく前を攻めるが結果は一緒、今回イガイは用意していなかったので
歯が立たず。結局ここも早々に退散することになる。時間は既に8時を過ぎ残り時間はもう2時間。今から大浜に行くには時間がない、ということで最後のウエーディングポイントで粘ることになる。
最初の場所のやや手前であろう(地理関係はよくわからず)ポイントに到着。すでに大会の参加者と思われる3人組とシーバスを狙うルアーマン数人の 姿が見える。川の流れに向かって右のほうにゴロタ石が入っているポイントであるということで最初そちらのほうに向かう。私は、左側に見えるブイがどうも気
になり、そちらから攻めることにする。釣りはじめてしばらくすると会長の金子さんとカメラ マンが状況確認のためにやってこられる。先に入っていた前打ち師とのやりとりが聞こえ、どうも
30センチオーバーをすでに釣っているらしい。これはあとでわかったのだが、このときに写真撮影するからみせてくれということで移動する際にストリンガー
ごと落として逃げられてしまったということである。そんなこととは知らないが、いずれにせよこの場所で釣れたということで先ほどゴロタ石回りを攻めていた
同行者もこちらにやってくる。そのとき私はブイ回りを攻めていたのだけれどエサ取りらしいアタリが2度ほどあったものの、そこはやや深めでときおり通過するボートの波でウエダーから水が入りそうになっていた。胸にある携帯電話のほうが気になりやや集中力を欠いていた。
そのしばらく後、私と5メートルくらいしか離れていなかった同行者の竿に本命がヒット。やりとりの様子を見るに
これは良型!?って感じ。竿を左
右に交わしながら、あれじゃウエダーから水が入りそうな様子。そして ”あれ小さい、小さい”という声と共にクロダイの姿が。30センチは超えていると思
われるが大きさの割に体高があり、ずんぐりむっくりといったタイである。
その間私はエサの付いた仕掛けを垂らしたままにしており、すっと持ち上げるとエサがない。???? 食われたの だろうか??? 気を取り直して再 び開始。先ほどよりやや潮が流れているようでブイに潮がブイにぶつかりややよれている。そこに狙って仕掛け投入。底に着いたかどうかで穂先がクイッと入
り、すかさず合わせを入れる。あまり重量感はないものの明らかに本命らしい引き。余裕で糸を出してやり、あっという間にタモ入れ。あー小さい、これはキー
プサイズあるであろうか。一応キープしておくが、サイズ的に不満でもありもう一枚を狙って 再度同ポイントに。さらに同行者がさきほどよりも小型ながらクロダイをゲットする。
このときにはもうウエダー内には水がかなり入り、ずぶ濡れ状態。(すでに携帯は車に)もちろんそんなことなどもう全然お構いなしで打ち返し続ける。
ところがそこに工事船がやってきて工事をはじめるから移動してくれとのこと。せっかくアタリがでてきたところであるのに、、そう思いながらも仕方 なく移動。ゴロタのポイントに入る。少ない残り時間一発狙いで 集中する。しかし、本命のアタリもないまま時間切れとなる。岸にあがったときにはもう完全にずぶぬれ。ウエダーを着ていても濡れますよと事前に聞いていたので着替えは用意していたもののこんなになるとは、、、
検量に向かうまで釣果を報告しようかどうか迷う。”尻尾まで伸ばしますよ”言ってくれたもののそこまでし て出すべきだろうか? でも せっかく来たのだから、、などと思い悩む。結局、あとから金子さんが巡回されてときに今日は、ほとんど釣れていないという話を聞いていたのでダメもとで検 量することにする。
検量は雑誌でお見かけしている 岡崎おまつりFCの小幡さんと金沢チヌ研の方。結果 25.1センチ、恥ずかしながらセーフである。
いよいよ検量が終わり結果発表。 第1位は、38,3センチ。やや白っぽい魚体から川筋での釣果ではないかと思われる。入賞者には名古屋や大阪からの参加者も数人入っている。
大会後、金子会長より結果発表されるが、参加者は210名(当日参加者含む)あったものの12名しか釣果がな
かったとのこと。予想以上に貧果で
あったようである。そして表彰式に移り、次々と入賞者が表彰される。その後、お楽しみ抽選会で釣りグッズやら生活雑貨やら参加者全員にいただく。
大会開始前、海の状況があまり良くないとの観測から ”今日は腕の差がでますね”と同行者に問うたところ ”ポイント選定です”と返ってきた。そのときは一瞬えっと思ったが、大会が終わりやっとその意味がわかった。これは大会後日談であるが、当日釣果があったのは川筋でばかりで大浜(外のテトラ帯)ではほとんど全滅状態であったそうである。なかには45センチクラスをタモ入れ寸前にばらした人もいたそうである。今回の釣行に際し、ポイント選定はお任せで付いていくつもりでした。もし私が単独で参加していれば迷わずテトラ帯での釣りをしていたであろう。郷に入れば郷に従え、、
自己記録とさんりんぼう
最近相性のいいはなくろさんからTELがあり釣りのお誘い、くろくろコンビで出陣となる。ベタを予想していた
が、けっこううねりあり、濁りあり状
態。はなくろさんははなくろ提へ、私はその左提へ入る。そのころ到着した陸奥さんとしぶちゃん(この時初めてお会いしました)はにっしゃん提へ。釣り始め
た直後に偏光グラス落下(泣)で
第一の悲劇でいやあな予感。状況はいいだけに気をとりなおして探るとアタリ頻発! が、素針が続きその挙句に三連続針はずれ、そういや今日は針いつもより
一サイズ小さいんだった。針交換。でやっと最初にゲットしたのは43センチ。はなくろさんに状況聞くと気配ムンムンなんですが、のりません! と似たよう
な状況らしい。時合いモードになれば絶対釣れそうだ。しばらくするとはなくろさんからTEL 年無し近いの釣りましたあ、、(あとで計ったところ50.5
センチ立派な年無しでした。)右端へ移動。ここで一枚ヒットさせたのはいいが、うねりがきつくなかなか寄せられない。タモ入れにもたもたしてタモ枠を海面
に
突っ込んだショックでなんと枠はずれ落下、、強引に抜きa
あげたのは37センチ
(実は黒工のタモ使っておりましたが、あるときタモ枠のねじが少かたがったままで固着、どれだけやってもはずれないのであきらめてそのまま使用してました。まさか釣れたときにはずれるなんて思ってないし、、、、黒工とは相性悪いです)
これが第二の悲劇。たもなしじゃあ釣りにならんよ。すごすごとはなく ろさんのいる提へ移動。はなくろさんのあとにきっちりついて釣りすることとなる。でいきなりのお願いコール! 43センチ。とにかくこのあとアタリ連発、
バラシ連発。それまで今日一番のサイズ(40後半か?)をヒットさせもう一度お願いコール! がこれははなくろさん到着と同時に針はずれ。はなくろさんも
連発ヒット、バラシも交互にやってもう完璧連チャンモード!
はなくろさん8時納竿予定だったが、さすがにこれはなかなかでくわさない状況に15分延長して泣く泣く退散。あとは私がしっかり釣っておくよ!!はなくろさんを送ってもどったときにテトラに足ぶつけ、これが痛いのなんの、これが第三の悲劇。(数日苦しみました)
ここで陸奥さんにTEL入れると最初だけであとはさっぱりらしい。じゃあ一緒にやりましょうということで3人で再開。さすがにさっきよりはアタリは少ない
が順調に釣果があがる。そして10時半ごろ急に潮があて潮になる。これってダメじゃないの? 二桁釣果に挑戦中ではあったが、これで流れ変わったらやめだ
なと思ってその数投目、コツンアタリをあわせるとヒット。糸を出したり巻いたり、結構いい引きするじゃん。がなかなか姿を見せない。かなりやりとりをして
苦戦してるのを遠くにいた陸奥さんが駆けつけてくれてなんとかゲット!
これが自己記録更新の55センチ 銀ピカの綺麗な鯛でした。
その後二桁までリーチかかりましたが、あと一枚釣らねばという気持ちをいだいたときからどうも釣りが雑になり、キリの悪いながらも納竿しました。
三つの悲劇がありながらも自己最高寸更新ができたのでうーん、チャラかな!?
55,43,43,43,41,41,37,37,34 計9枚
はなくろさん、陸奥さん、そしてしぶちゃん各6枚 4人で27枚でした
初めての年無し
岩瀬赤灯台では、3月に入って良型のクロダイが上がっているとのこと。自分自身も3月に入ってからなんどか出かけているもののどうも巡り合わせが悪いようで、大荒れ状態の日が多くせっかく行っても釣りにならないことが続いておりました。
その日は、北東の風が吹きやや波だった状態。今日は行けるかな?なんて思い車から道具をおろしているとなんと
活きエビのはいったブクが動いていない。あれ?っと思いブクを開けると半分以上のエサが白くなって死んでいる。なんてことだ、と思うがいまさらエサを買い
に行くわけにもできず残ったエサでやることにするがもうすでのあきらめモード。10数匹いたでしょうか、まともに使えそうなのが、、、 当時は中堤入りび
たり状態で前打ち師も多く平日でも人が絶えることはありませんでしたが、当日はどうしたことやらムジン君で独占状態だ。先端付近はあたるポイントが限られ
ているのでやはり人が多いとなかなかいいポイントに入れない。しかし今日はエサが、、、でもやるしかない。
ちょっと期待薄だなと思いつつ釣り始めると先回あれほど多かったエサ取りも今日はいない様子。ただ何度か根がかりでもうあとエサも数匹になったところ
でコツンとかすかなアタリが竿を介して手元に伝わる。一瞬、エサ取りか?と思ったが、パシッと合わせるとズシリ。来た!本命だ! ノッコミとは思え
ない強烈な引き込み、何度も何度も引き込むこ締め込みはいままでに記憶になかったもの。それでもなんとか水面まで顔をださせることに成功するがそれからが
また一苦労。流れがあるためになかなか近くに寄らない、また小雨が降っており合羽のフードをかぶっていたために興奮状態のワタクシ息するたびめがねが曇る
始末。そのせいでタモを出すが、なかなか遠近感がつかめず何度かタモからはずす。ばらしたかと何度思ったことか。
それでもなんとかキャッチ、52センチ 2.2KG。自己記録だ。サイズもさることながらあのファイトは忘れ られない。前打ち初めて5年くらいでやっと念願の年無しでした。それまで結構30センチくらいまでのチンタは数多く釣ってきたが(笑)、やっぱりこれで一 人前の前打ち師になった気がしました。
(タックル) DAIWA 飛竜HX2ー5.3 6.3
(ライン ) 道糸 3号 ハリス 2号
(ハリ ) オーナーカットチヌ 7号
(エサ ) 活きエビ
ハリス1号での40オーバー
”遠征”この言葉には独特の響きがあります。いかにも重装備をしてさっそうとでかけるような感じがしますが、 ま あホントのところはそんな格好良い話ではありません。 どうも釣れなくて仕方なくちょっと遠出したら釣れるんじゃないかという安易な考えでした。隣の芝 生は青く見える? 特に能登なんていうと地名だけで魚が多そうないつでも釣れそうな気がしたんだよな、まあ今でもそんな気がしますけどね(笑)
というわけでまあ以前所属していた会社の釣り仲間と何度か出かけた中での話をします。時は平成5年9月のとあ
る日、能登半島の西側にある西海漁港で夜釣り&早朝釣りをやるんだぞと出かけました。それも仕事が終わってから走るもので着いたのは夜の9時頃。とにかく
この頃は落とし込みを初めてしばらくのため夜釣りでも落とし込みをやるぞって勢い込んでおりまして、ナイトバージョン仕掛けを準備してヘチ狙いでした。何
度かヘチを落とすのですが、ケミホタルだけのわりにはラインまで明るい?!そうです夜光虫がわいているようです。こんな時はまず釣り
にならない、明朝に期待してその夜は早々に切り上げ、車中泊。
翌朝、釣りをはじめるもののベタ状態。それでも手のひらサイズを一枚キャッチするもののエサ取り多くみんなあきらめ状態。ひとりが内浦のカセに行くと言ってでかける。 まだ未練のあるもうひとりで場所替えしようということになり、羽咋の滝港に行くことにする。他
のメンバーはやめるということだったが、我々が行くのなら通り道なので寄っていくことになる。
滝港に着いたときにはもう昼過ぎ、潮は澄んだ状態でやはりちょっと厳しい状態。見学隊もどうせだめだろうとい うことで帰っていく。ワタクシももう少しやりたいとは言ったもののすでに後悔していたが、一人連れがいたのですぐ帰るわけにもいかずもう少し先端で頑張ろ うと思う。ただ、 潮が澄んでいるのと、潮の流れが少し速かったので遊び半分にハリスを1号まで落とす。なぜそんな細いハリスを持っていたのか今となっては不明だが最低でも 2号以上は前打ちの際には使っていた。
何投か目に沈みテトラの向こう側を攻めようと仕掛けを落としたところスッと竿先が入り、すかさず合わせをいれ
る。いきなりグッと重量感ある引き込み、あっしまった。後悔先に立たず。なんでハリスを1号にしたんだ、そう思うまもなく締め込み。それが何度か続いく度
にもう心臓はバクバク。なんとか切れないでくれ。私のやりとりに近くにいた釣り人が気づき、私の連れを呼んでくれたが、少し離れていたせいでなかなか来て
くれない。何度かタモ入れに失敗しつつもなんとか取り込む。テトラから堤防に上がった瞬間もう足はガクガク、胸はまだ
締め付けられた状態。これほど苦労して取ったのは、このとき初めてであった。サイズは42センチ、まあ後にも先にも1号で釣ったサイズではこれを超えるこ
とはないだろうな。
その帰り道そのクロダイをストリンガーにぶら下げて行くとアベックの2人連れが、魚に気づいた様子。我知らんふりで颯爽(?)と通り過ぎていく。
”すごいねえ、大きいクロダイだね” なんて言っていたかどうかはわからないけれどこれほどギャラリーを意識したのは初めてのことであった。
初めての離岸堤での前打ち
前打ち釣りを本格的にやりはじめた年の8月、はじめてボートを所有している友人に誘われて離岸
堤に行くこととなりました。場所は水橋で常願寺川の右岸で白岩川の左岸にある離岸堤です。それまでボートでキス釣りに連れていってもらったことはありまし
たが、前打ちで離岸堤にわたるというのははじめてでした。 それまで釣果はそれなりにあったもののサイズはほとんどが手のひらサイズ。とても自慢できるよ
うなものではありませんでした。しかし、はじめて離岸堤に行くということで、やはりかなり期待をしておりました。たまたまその日は台風が去っていった2日
後くらいで少しまだうねりの残った日でした。
暗がりから準備をはじめ、離岸堤に渡り釣りはじめる頃にはちょうどグッド。さっそく第一投。いきなりヒット。
まあそれからあたるはあたるは時合でもあったのでしょうか、ものの一時間余りにクロダイ、シマダイが入れ食い状態。当時はカニ、しかも砂カニも使っていた
のでアタリだけは連発。結局、34,33、32センチと30セ
ンチ超を3枚含む計11枚。相方は数はあがらなかったものの46センチをゲットする。
離岸堤とはこんなに釣れるものなのか、などと思ってしまった。しかし、それはビギナーズラックというかたまたま台風後で海況がすこぶるよかったにすぎな
かったとうことがあとからよ〜くわかりました。やはりジアイにあたらないとなかなか大釣りはできないものです。小型ばっかりでも当時はめちゃくちゃうれし
くて釣り具屋さんに魚拓とってもらいましたが、さらに今思えばイガイを使っていたりすればサイズアップもできたであろうなと、、、、
初めての磯釣り
海釣りというと最初に思い浮かぶのはやはり磯釣りをイメージされるのにちがいないと思う。しかし、釣りをはじ めてから7〜8年位は磯での釣りをやったことがなかった。たしかにごく近隣の海岸にはそれらしい釣り場はないのは事実で、地元富山では東は県境近くまでい かないとないであろうし、西にしても伏木のほうに少し、あとは氷見の市街をぬけるまで磯といった岩礁地帯はありません。いままで自分が釣りをやってきたの はほとんどがどこかの漁港及びその周辺のテトラ帯である。
そもそも磯釣りにはじめて挑むことになったのは、九州から転勤でやってこられた釣り仲間の影響である。彼は、 九州で釣りをはじめたそうであるがグレを専門に磯釣りをしておられたせいか、金沢在住であったが釣りには必ず輪島を含めた能登半島の北側まで足を伸ばして いたそうである。彼には釣りを言えば磯、というのが身に付いていたのであろうと思う. その人に誘われ一度はやってみたいと思い、私を含め4人で輪島の西側に当たる磯に出かけることになりました。
時期はゴールデンウイーク、クロダイの乗っ込みの最盛期。かなりの期待に胸をふくらませお昼頃に出発。現地に 夕方に入り、夕まづめから夜にかけてと、早朝から朝まづめ時を狙おうということでした。彼以外は磯初挑戦組。釣り場に着いてから彼の指図で釣り座を決めて
もらう。それで最初に私が釣ろうという場所に向かおうとしていたところどこからか人がやってきてさっとそこに入る。まあ仕方ないかということでその隣で釣
ることにする。釣りを初めて1時間位経ったところでさっき人が先に入ったところでヒット! 40センチクラスのようだ。くやしい!まあそこに入ったから
といって釣れたとはかぎらないけれども、、それでもクロダイが釣れたのを目の当たりにして集中。しかし、エサ取りのフグ、アジがあたって来るばかり。結局夜の部は、9時頃で納竿。車に戻って小宴会。このときのビールのおいしかったこと。
翌朝、薄暗がりから起き出してはじめたものの結局釣果なし。磯釣り初挑戦はちょっと苦い思い出になりました。 しかし、それ以来本格的な磯釣りには出かけてはおりません。 でもそこには防波堤釣りにはないちょっとスケールの大きいというか、まさしく”俺は釣りをし
てるんだぞっ”って気分は味わえました。また機会があればチャレンジしたいと思っております。