川べりでスケッチを ということで
どうにかたどり着いた
二重橋みたいな向こうにあるは昨日満員御礼の中で観た かのサンピエトロ寺院
この河川敷まで下りてくる物好きはあんまりいなく
神通河原でスケッチしているようなもの
背後から ビューティフル という声がした
そんな声掛けするのは女性であることは日本と変わらない

帰りもタクシー乗り場は機関銃迷彩服に聞いた
最高裁判所らしくとてつもない石造の建築である
ローマは個人住宅がなくみんなアパート
フランスみたい保存地区と近代ビルが分けられているのではなく
すっぽりと保存されている

ホテル近くのレストランで 新婚カップルの一組が
ローマ三越で買ったおみやげ化粧品入りのバッグをすられた
かの地では すりカッパライは生業らしい

ニッポンはおれおれ詐欺者が百万単位のお金持ちしかねらわない・・安全な国 オーマイニッポン! 

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大靖国神社みたいなどでかい建物があり衛兵らしき2人が微動もせず立っている
その後ろにミケランジェロが設計したとされる馬用の坂があり、上ると市役所とこの協会がある
ここでスケッチしていると新婚組の同行カップルに遇った

添乗員から聞かされている自由コースだからというものの
ローマは狭い?

ここからローマの下町地区へ歩いて・・ということだったが
あまりもの人間の多さに疲れはて タクシー乗り場をさがした

下町地区は市場みたいものを兼ねており いかにも下町 という路地もあった
みんな食いながら歩いているところで 旅の恥はかき捨てモードになる
昼食兼トイレをここでした
公衆トイレという概念がないそうで、飯屋で無料トイレはありがたいことらしい
おもちゃみたいなユーロ札にようやく慣れてきた

目ざとく見つけたジェラート屋で2段ジェラートをぺろぺろやっていると
もう一組の自由行動新婚さんとはちあわせた
添乗員によると 中年リタイア組の方が体力のいるオプションを好み
新婚さんは2人だけの時間がいいらしく 自由行動選択が多いとか


ローマ

コロッセオ
サンピエトロ寺院
とにかくほとんどがでかい石でできている
世界遺産は無名人の汗と涙の産物

ローマで1日自由
添乗員からぜひ行くべきところとスケッチできそうなところを仕入れた
タクシー乗り場は事前に地図に落としてもらう

左はコースに入っていない地下鉄駅近くの教会
祈りの場、という雰囲気が漂うが それでも結構手の込んだつくりになっていて
屋根がいっぱいある

ホテルの近くで早朝うろついてここにしたが 何せ時間がない
スケッチブックを閉じて帰ろうとすると
近くでテント売店の準備をしていた黒人が
グッ モーニング 
と笑顔をみせてくれた

 

フイレンツエ
人だかりはタイヘンで すられないようにかき分け歩くのも修行
ここは比較的人通りが少ない小路で
歩き疲れた家人が腰を下ろすに貴重な無料ベンチがあったところ

午前中は美術館やどでかい聖堂をぞろぞろ歩きの見学
とにもかくにも歩く修行である

午後からの自由行動は食いものから修行であった
コップ2つのつもりが出てきたビールは2カップ
どうも取り皿や、呑み分けのコップという概念はなさそうだ
家人も ホテルのビールよりおいしい!と飲んでいた

もう歩くのいや!という家人とタクシーに乗ろうとするが止まってくれない
あらー 空車だったのにー
なんどか無視され タクシー乗り場をさがす
流しのタクシーはむしろあやしい雲助タクシー だそうな

なんとか広場で 機関銃をもった迷彩服にーちゃんに ホエア タクシー?
にーちゃんはにっこりしてすぐ近くを指さしてくれた

乗ったタクシーがこわい
ホテル名を指さしてたのんだが にこりとも うんとも すんとも言わず走り出す
その車は 掃除をした形跡はなく 10年以上走っているとおもわれるようなぽんこつ 車はほとんどサハラからの砂埃でピカピカのは少ない
バンパーはよその車をどかすためにあるからこすり傷だらけ
アスファルトでなくでこぼこの石畳の上を走るから
軽トラで未舗装林道をブッ飛ばす如し

宿に無事ついて おおきく息を吐くのだった

ベネティア

ベネティア=ベニスはローマ人がゲルマン民族に追い払われたとき
海に浮かぶ小さな潟へ逃げ込んで作られた町で、マルコポーロのふるさと、商業貿易都市として栄えた・・と。

海抜0メートルみたいなところで水道、下水などのインフラはどうしているのやら
鉄道、バスは入れるが「島」の入り口でおろされ、舟のバス、タクシーで行くことになる
島内は歩きとゴンドラのみ
ゴンドラで舳先にテノール歌手みたいのが♪サンタルチア~と声量豊かに歌う
何処もかしこも スケッチ愛好家ならよだれが出そうな水路の路地
ヒマにまかせてスケッチしている姿はなかった

サンマルコ広場という旧役所,宮殿、博物館らしきどでかい広場で生演奏をしている 知らずにいいところに座ると結構高くつくらしい

翌朝方、ホテルの近くのゴンドラ乗り場近くからスケッチ
薄暗いうちはさすがに人通りは少ない

ホテルから出るときはすぐ出れたのに、帰って入ろうとしたらドアが開かない
焦っていたら、中からなにやら叫んでおり 部屋へ入ることができた

初めてでおしまいのイタリア行

ミラノまで成田から12時間の長いこと
まるで修行である
けっこうガラガラで3人がけのところへ横になった
横になっても眠れない
イタリア乗務員はサービスも悪いがなんの文句も言わないのが助かる

でっかい教会聖堂のことをドーモというらしい
とにかくどでかい
gどーもこーもならん どんこもならん という大きさである
そして 鉛筆を神経衰弱気味に削ったような あのゴチック様式
仰向くたび首が痛くなる


新婚さん3組と中年熟年4組のツアーはほどほどの人数で
新婚組の中には氷見西部中出身の「後輩」がいた

添乗員と現地ガイドはさすがプロである
キリスト教世界に縁のない者には 
有難すぎて眠くなる授業を聞かされているみたいに
イタリアの古代、中世史を語るのだった

5月初め 井田川が神通へ入りこむあたりから

伏木姉からの帰り
立山が例によって空に鎮座なさっている

♪川は流れる
♪川の流れのように

川をみていると
なんかホッとするものがある

川下、川上
何処にも雨は降ってないのに
とうとうと流れる
この水はどこからきた

伊折橋を渡ったところ 
4月末 残雪のなか桜が咲いている

ここへの途中 妻が橋の上から帽子をとばす
水流が激しく とても渡れそうにない早月河原に落ちた

スケッチしているとき
同窓会仲間からTELあり
「熊出没注意」の看板がある、とこたえる

剱岳はほとんど隠れていた
剱方面をでかいカメラレンズを向けている女性がいる
カモシカが歩いているのを望遠レンズでとるため
朝からいる という
カメラをのぞかせてもらうと 雪とやぶが見えた

2015春