船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 244号
令和6年4月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【4月の行事】
 3日(水)〜6日(土) 坂東33観音第1回団体参拝
 13日(土) 姉倉姫本地仏御開帳前夜祭(15時 帝龍寺)
 14日(日) 姉倉姫本地仏虚空蔵菩薩御開帳
    (開帳行事 10時、開帳 11時〜15時半 姉倉姫神社)

【5月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

お知らせ

◆ 4月3日(水)〜6日(土)に第一回坂東33観音巡拝を行います。小型バスを利用して10名で巡拝します。今回は、神奈川・埼玉・群馬の3県にある1〜12番、14〜16番の15ヶ寺と北向観音を巡拝します。
◆ 4月14日(日)午前11時〜午後1時15分と午後1時半〜3時半に、33年に一度の虚空蔵菩薩御開帳を行います。前日に姉倉姫神社拝殿へ遷座し、午前10時より御開帳式典と獅子舞奉納を行った後に厨子の扉を開いて御開帳を行います。虚空蔵菩薩様の手に結んだ五色の御手糸を拝殿前の鈴緒に結び、仏様とのご縁が結べるようにいたします。また、当日限りの特別御朱印2種類(虚空蔵菩薩、姉倉姫)を1体500円にて頒布いたします。この機会に、知力向上や技芸上達に御利益のある菩薩様と有難い御縁を結びましょう。
 帝龍寺に残されている「昭和2年(1927年)の由来縁起」を訳文と共に公開します。過去は必ずしも33年毎の御開帳ではなかったようで、昭和2年の後は、昭和31年(1956年)、平成3年(1991年)に御開帳が行われています。
◆ 能登半島地震で被害を受けた寺家公園33観音巡拝路の御堂は、寺家公園風致保存会により修復されました。落下した十三重塔の最上部は、参拝に支障がない場所に移動しました。

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ひとこと法話

◆弘法大師行状曼荼羅絵図より「二間修法〜恵果救療」◆
 空海は、宮中清涼殿の二間(ふたま)において宮中仏事を執り行いました。この時の修法で御本尊とされた二間観音は、後に東寺へ遷され、現在も御七日御修法(ごしちにちみしほ)で用いられています。
 天長年間、大納言藤原良房卿家で疫病が発生したため、高雄山寺に籠居していた空海は、弟子の真然に五鈷と念珠を授けて大納言家へ遣わせ、疫病を平癒させました。
 空海が病に臥せっているとき、一人の修行者が尋ねてきました。修行者が真言を数百遍唱えると、たちまち病が抜けて本復しました。恵果和尚の魂が弟子の空海を思って飛来したのでした。

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