船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 2 号
平成16年2月発行
富山県上新川郡大沢野町舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【2月の行事】
 2月26日 市場火祭り
【3月の行事】−−−−−−−−−−−
 3月10日 秋葉社祭
   14日 涅槃会(団子まき)

お知らせ

 今年の冬は雪が少なく、比較的暖かいお正月でした。
 さて、1月24日(日)には、26日の文化財防火デーに合わせて、当山帝龍寺でも県指定文化財防火訓練が行われました。今年は、大雪の合間に、通報訓練と消防団による放水・消火訓練が行われました。皆さんもご承知の通り、帝龍寺には木造十一面千手観世音菩薩立像と絹本着色三千佛図(過去佛)という2点の富山県指定重要文化財を所蔵しています。本堂内にもたくさんの仏様を安置していますので、火気には特に気を付けています。
 冬場は暖房などで火を使うことが多く、市場火祭りや秋葉社祭(寺家火祭り)を行って、火災防止を祈願しています。火は、古代人が発見して以来、人が生きていく上で欠くことのできない大切なものです。「火の用心」を常に意識し、火と上手に付き合っていきましょう。

ひとこと法話

◆「布施」について◆
 法要などでお坊さんに読経してもらったとき、表書きに「お布施」と書いてお渡ししますが、「布施」とはどういう意味なのでしょうか。「布施」は、仏教の実践行である六波羅蜜(仏前おつとめ本の10ページ参照)の第一に上げられていて、「惜しみなく施す」という意味があります。
 「布施」の行には、僧侶などが読経したり法話布教をしたりする「法施」と、在家の人たちが金銭や物品を施す「財施」の二種類があります。仏教国タイでは、街角で托鉢をする僧侶にお米や野菜などを布施する人々の姿がよく見られます。特に女性は、戒律によって僧侶になれないため、財施をすることで仏様に気持ちを伝え、功徳を積むのだそうです。
 皆さんも、仏様にお線香やお花、お灯明などをお供えし、手を合わせてお参りすることを実践して、功徳を積みましょう。自分でお経をあげたり、お坊さんに読経してもらったりするなど、無理をせずにできる範囲で続けることが大切だと思います。

《おわび》
 帝龍寺あてのメールが、一時的に届かない不具合がありました。修正しましたので、お試し下さい。なお、メールアドレスは、murou@pd.ctt.ne.jpです。

ご 意 見
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