船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 103 号
平成24年7月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【7月の行事】
 7月28日(土)猿倉社祭 10時猿倉社にて

【8月の行事】
 8月 5日(日)施餓鬼会
 8月13日〜16日 棚経
 8月18日(土)観音祭り、観音堂御開帳(午前)
 8月31日(金)二百十日御祈祷

お知らせ

◆例年の通り、8月5日(日)午後1時30分より施餓鬼会を行います。当日は一体200円にて塔婆供養を承ります。供養される精霊の命日を受付でお知らせください。今年は日曜日にあたりますので、お誘い合わせの上、多数お参りください。
◆8月13日(月)〜16日(木)の間、お盆の棚経に回らせていただきます。日程については、事前に電話で調整させていただきます。参与の皆様には、今年度の会費を集めさせていただきますので、よろしくお願いします。
◆年忌法要をご計画の方は、早めにご相談ください。

ひとこと法話

◆梵字(ぼんじ)◆
 先日、北陸ブロック教師研修会で「朴筆(刷毛)による梵習字」の研修を受ける機会がありました。真言宗の卒塔婆や位牌などには、日本の文字ではない文字が書かれています。これが梵字です。梵字は、古代インドで使われていたサンスクリット語の文字で、悉曇(しったん)とも呼ばれます。多くのお経が中国語(漢文)に訳されたり和訳されたりする中で、真言宗では、より言語に近い形で仏さまに語りかけるために用いられています。最近は仮名書きされているものも多くなりましたが、各種の真言や陀羅尼も元々は梵字で表されていました。真言行者にとって、梵字は必要不可欠なものと言えます。
 下に示した文字は、卒塔婆や五輪塔に書かれる文字で、左からキャ(kha)、カ(ha)、ラ(ra)、バ(va)、ア(a)と発音します。宇宙を形作る5つの要素である「五大(ごだい)=空、風、火、水、地」を表しています。年忌法要の卒塔婆では、6文字目に年忌の仏さまの種子(しゅじ=その仏さまを表す梵字)が書かれます。
 意味が分かると、梵字や真言が身近な存在になるかも知れません。仏さまと直接対話する言語・文字として、少しだけ意識してみてはいかがでしょうか。

ご 意 見
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