船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 105 号
平成24年9月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【9月の行事】
 9月 1日(土)春日社・諏訪社祭
 9月16日(日)池原山鳥宮・観音堂祭礼
 9月27日(木)富山宗務支所教師研修会(県民会館)

【10月の行事】
 (帝龍寺関係の行事はありません)

お知らせ

◆当山所蔵の富山県教育委員会指定重要文化財「絹本着色三千仏図(過去仏)」が、他の2幅とともに公開されることになりました。9月19日(水)〜10月28日(日)の期間、富山市亀谷にある富山市大山歴史民俗資料館で開催される企画展「おおやま 中世の暮らしと文化を探る」の中で展示されます。高校生以上100円、小中学生50円(土日祝日は無料)の入館料がかかりますが、普段は公開していない寺宝ですので、この機会にぜひご覧ください。
◆8月25日(土)〜26日(日)の2日間、坂東33か所観音霊場の27番飯沼観音圓福寺(千葉県銚子市)から33番那古観音那古那古寺(千葉県館山市)をお参りし、無事に満願しました。これで西国33・秩父34・坂東33の百観音巡拝を終えたことになります。来月高野山にお参りし、結願の報告をしたいと思っています。坂東霊場納経額の表装を依頼しましたので、11月頃には本堂に掲額できると思います。また百観音の納経軸は、高野山参拝後に表装を依頼しますので、正月にはお披露目ができる予定です。

ひとこと法話

◆御影(みえい)◆
 仏さまを描いた仏画や、高僧を描いた肖像画を、御影といいます。「御影」は、「ぎょえい」「ごえい」「みえい」「みかげ」など様々な読み方があります。高野山真言宗では「みえい」を用い、お大師さまのお姿を描いた御影を御影堂(みえいどう)にお祀りし、お大師さまが入定された3月21日に御影供(みえいく)としてご供養しています。
 また、札所巡りをしていますと、各札所のご本尊を描いた御札があり、これも御影と呼ばれます。四国88か所では納経の印として無料でいただけますが、他の多くの札所は有料です。お参りして御縁を結んだ仏さまを、より身近な存在として心にとどめるためにいただくものです。掛け軸や屏風にして家に置かれるのもよいと思います。粗末にせず、大切にいたしましょう。
 当山では、檀家での年忌法要の際、御本尊としてお大師さまの御影を掲げています。信仰の対象として、また心の拠りどころとして、手を合わせて真言を唱え心から祈る三密の習慣を大切にしたいものです。

ご 意 見
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