船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 107 号
平成24年11月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【11月の行事】
 4日(日) 報恩講(土砂加持法会)
 9日(金) 富山支所檀信徒研修会(法話会)
 11月〜12月 各檀家報恩講

【12月の行事】
 31日(月) 除夜の鐘

お知らせ

◆当山境内で、枝が鐘楼の屋根にかかったり、立ち枯れ状態になったりした栗、銀杏、松などの木を、伐採しました。鐘楼脇の一角が明るくなり、少し景観が変わりました。
◆11月4日(日)に、当山の報恩講(土砂加持法会)を厳修します。日照院住職糸数寛宏師に法話をお願いしました。昼食を準備しておりますので、12時半頃までにおいでください。どうぞお誘い合わせの上、多数お参りください。
◆檀家各家の報恩講は、11月〜12月の休日を中心に回らせていただきます。事前に電話で日時を相談させていただきますので、よろしくお願いいたします。
◆11月9日(金)午後2時より、富山県民会館で富山宗務支所檀信徒研修会が開催されます。内容は、本山布教師古田宥真僧正(広島県三次市東照寺)による法話会です。入場無料ですので、ご都合のつく方は、どうぞご参加ください。

ひとこと法話

◆弥勒(みろく)石◆
 高野山名菓として知られている「みろく石」は、奥の院にある不思議な石「弥勒石」をかたどったお菓子です。御廟橋を渡って灯籠堂に向かう参道の左手に小さな祠があり、中には弥勒石と呼ばれる黒い石が置かれています。
 弥勒石は、弥勒菩薩の浄土である兜率天(とそつてん)から蓮の糸に吊られて降りてきたと言われており、この石に触れて御利益をいただこうとする人の列が絶えません。また、片手でこの石を持ち上げて力試しをする人もおり、罪の軽い者は簡単に上がり、罪の重い者は上がらないとも言われています。
 弥勒菩薩は、釈迦の入滅後56億7千万年後の未来に現れて人々を救済する「未来仏」とされている仏さまです。高野山奥の院にお参りの際は、少し足を止めて弥勒石に触れ、弥勒菩薩との勝縁を結んでいただきたいと思います。弥勒菩薩の御利益で「明るい未来」が見えてくるのではないでしょうか。

ご 意 見
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