船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 111 号
平成25年3月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【3月の行事】
 3月10日(日) 涅槃会
 3月16日(土) 秋葉社祭・虚空蔵祭

【4月の行事】
 (4月の行事はありません)
  寺家公園へお花見においで下さい

お知らせ

◆3月10日(日)午後1時半より涅槃会のお勤めをいたします。釈迦涅槃図を掛けて仏祖釈迦如来の入滅を悼む法要で、仏舎利(お釈迦様の遺骨)を表す五色の涅槃団子をお供えします。法要の後で、お供えした団子を撒きます。持ち帰ってご家族でいただくことで、御利益を受けてください。健康長寿の御守りにされる方もいらっしゃいます。また、昨年まで青年御講として御詠歌で青年会物故者の追悼を行ってきましたが、青年会の解散により、檀信徒各家菩提の追悼と家内安全・健康長寿を祈願する御講に切り替えて実施します。境内にはまだ雪が残っていますが、どうぞ多数のお参りをお待ちしています。
◆3月16日(土)に、寺家町内会主催で2つの行事を行います。まず午後2時から当山本堂南側の小高い丘にある秋葉社で火難消滅、鎮防火燭を祈願する祭礼を行います。続いて午後3時より当山本堂で、姉倉比売神社本地仏嵯峨虚空蔵菩薩の祭礼「虚空蔵祭」を行います。元々2つの行事は3月10日と24日に別々に行われていました。多くの参拝者にお参りしていただけるよう、土曜日の午後にまとめて行うようになったものです。

ひとこと法話

◆お彼岸◆
 「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、お彼岸は春分(3月)と秋分(9月)を中日とする各7日間を指します。彼岸会の行事は日本独自のもので、太陽が真東から昇り真西に沈むこの時期に、西方浄土に思いを馳せて礼拝する行事となっています。
 また「彼岸」は、煩悩や迷いの川を越えた悟りの世界として、此岸(しがん)と対比されます。般若心経でお唱えする「般若」は「仏の智慧」、「波羅蜜多」は「彼岸に至る」という意味で、仏の智慧で悟りの世界に至ろうというわけです。お盆と同様にご先祖様を身近に感じられるこの時期に、お墓や仏壇にお参りすることは、とても意義深いことだと思います。

ご 意 見
メールでご意見をお寄せ下さい。

先月号へ