船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 117 号
平成25年9月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【9月の行事】
  1日(日)春日社祭・諏訪社祭
 15日(日)池原山鳥宮祭・観音祭り
 27日(金)富山宗務支所教師研修会
       講師:高木、元師ほか

【10月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

お知らせ

◆ 8月31日(土)に、寺家町内会行事として二百十日の風鎮祈祷を行いました。立春から210日目前後に台風が多く襲来し、収穫直前の稲作に被害が出やすいことから、この時期に風鎮の行事を行っています。当日は、夕方から大雨が降る生憎の天気でしたが、参詣者の皆さんと無事に行事を済ませることができました。
◆ 今年の夏は、緑のカーテン定番のゴーヤーに加え、ひょうたんを育ててみました。小さい実がたくさんできる千成ひょうたんは15個ほどの実が収穫でき、種抜き・表皮除去作業は手間がかかりましたが、なんとか済ませることができました。大長ひょうたんの方はまだ収穫には早いようですが、現在4個の実を付けています。思ったほど長くならず、中には全くくびれのないものもあります。収穫までもう少しかかりそうで、種抜き等の作業も大変そうですが、仕上がりが楽しみです。栓や飾り紐も準備し、完成した暁には、この場を借りて紹介したいと思います。

ひとこと法話

◆瓢箪(ひょうたん)◆
 瓢箪は、飛鳥時代に仏教とともに伝来し、日本書紀に「瓢(ひさご)」という名前で登場します。ウリ科の植物で、干瓢の原料となるユウガオと同じ仲間です。瓢箪は、水を入れて用いられたことから、水神や火神を鎮める呪具としても用いられていたようです。
 6個の瓢箪で「六瓢(むびょう)」=「無病」の御守とされるなど、瓢箪は縁起物として知られています。瓢箪は、容量が大きく口が狭いため一旦入ったものが出て行きにくいことから、邪気を封じ込めるものとされたり、お金が貯まる金運の象徴とされたりしています。豊臣秀吉が馬印として千成瓢箪を用いたことも知られています。
 どんなに大きな瓢箪でも、口は小さく、一旦栓をすると決して中身を外に漏らしません。私たちは、瓢箪のように広い懐を持ち、口を慎んで堅実な生活をしたいものです。

ご 意 見
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