船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 118 号
平成25年10月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【10月の行事】
 22日(火)富山宗務支所法話会
     演題「こころの中の仏さま」
     本山布教師橋本真人師(和歌山県)
     9:50〜11:00 高志会館にて

【11月の行事】
  4日(月)報恩講(土砂加持法会)
     法話 大宝寺住職 金田光範師

お知らせ

◆ 9月27日(金)に、富山宗務支所教師研修会が行われ、参加してきました。元高野山大学学長の高木、元大僧正を遠路島根県からお迎えし「法身の里に入るー高野山開創の心ー」という演題で講演していただきました。また、自殺・自死をテーマに、富山県厚生部健康課精神保線福祉係長勝山誠司郎氏と精神科医で「風の里富山」代表の本田万知子氏にも講演をしていただきました。今回は僧侶対象の研修会でしたが、高木先生には来年7月に富山市で開催する北陸ブロック特別伝道大会にもおいでいただき、檀信徒向けにお話しいただく予定です。
◆ 10月22日(火)に高野山真言宗富山宗務支所法話会を開催します。9:50〜11:00に富山市千歳町の高志会館で開催され、本山布教師で和歌山県醫王寺住職の橋本真人師の法話を聞きます。参加費は無料です。念珠と筆記用具をお持ちください。平日の日中のため参加しにくいとは存じますが、参加ご希望の方はお早めに当山までご連絡ください。
◆ 11月4日(月:文化の日の振替休日)に当山の報恩講を行います。午後1時半からお勤めを行いますが、昼食を準備していますので、12時半頃までにおいでください。法話は、南砺市井波の大宝寺住職金田光範師にお願いいたしました。御詠歌を取り入れた法話をしていただく予定です。多数のお参りをお待ちしています。

ひとこと法話

◆衣替えと帽子◆
 最近は季節感を感じることが少なくなりましたが、10月と6月には衣替えをする風習が残っています。学校や会社の制服が変わったことに季節の変化を感じることがあります。
 僧侶の衣裳も、この時期に夏物と冬物を入れ替えます。衣や袈裟などは、生地の材質が異なるだけで見た目はあまり変わりませんが、何といっても冬の衣裳の特徴は「帽子」です。帽子と入っても、頭にかぶるわけではなく、白い羽二重の布を襟巻きのようにして着用します。冬の寒い時期に修行される高僧に天皇が自らの片袖を裂いて贈られたことが、帽子の始まりだと伝えられています。天台宗では輪帽子を用いますが、真言宗では襟巻き型のものを用いています。
 これから冬に向けて少しずつ寒くなっていきますが、季節に合わせた着衣を選択して健康管理に努めたいものです。

ご 意 見
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