船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 12 号
平成16年12月発行
富山県上新川郡大沢野町舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【12月の行事】
 12月31日(金)除夜の鐘

【1月の予定】
 1月1日(土) 元旦祈願
 1月2日(日) 船峅南部地区年始回り
 1月3日(月) 門あけ

お知らせ

 報恩講で檀家回りをさせていただいた折りなどに、各家の過去帳を見せていただいています。寺の過去帳をより正確なデータベースとして整備し、年忌のご案内等に活用していきたいと考えていますので、ご協力ください。また、来年に年忌のご法縁があるお宅には、ご案内させていただいていますので、法要を計画される場合はお早めにご連絡くださるよう、併せてお願いします。
 帝龍寺報「ふなくらまんだら」も12号となり、1年間継続して発行することができました。来年もぜひ毎月定時発行に努めますので、目を通していただけたら幸いです。

ひとこと法話

◆大晦日と除夜の鐘◆
 平成16年もはや師走、夏の猛暑と秋の台風、そして熊の出没など、話題には事欠かない1年でした。
 さて、毎年12月31日の大晦日になると、あちらこちらのお寺から「除夜の鐘」の音が聞こえてきます。除夜の鐘は、人間のもつ煩悩を一つ一つ晴らしていくという意味で、108回撞くことになっています。私の寺でも、大晦日の午後11時半過ぎから撞き始めることにしています。その時間帯にお出でになれば、総回数の範囲内で皆さんにも撞いていただくことができます。
 私たちの身の回りには、良きにつけ悪しきにつけさまざまな誘惑があり、誰でもたくさんの煩悩をもっています。新年を迎えるにあたり、とらわれているたくさんの煩悩から自分を解き放ち、純粋無垢な気持ちになりたいと思うのは当然のことだと思います。除夜の鐘は、衆生の煩悩を晴らそうという思いを一撞き一撞きに込めたものなのです。鐘の音は、撞く人だけでなく聞いている人にもそれを伝えることでしょう。
 108回の鐘の音を聞きながら今年一年を振り返り、清浄な心に仏さまを抱いて、新たな年を迎えられる喜びを味わいたいものです。

ご 意 見
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