船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 124 号
平成26年4月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【4月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)
 29日(火)富山宗務支所総会

【5月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

お知らせ

◆ 高野山真言宗では、来年に迫った高野山開創1200年記念大法会に向けて、冊子「お大師さま」を作成しました。この冊子は、真言宗の開祖である弘法大師空海の生涯を描いたもので、発心の章、修行の章、菩提の章、涅槃の章の4冊で構成されます。お年寄りや子どもにも読みやすいように、分かりやすい言葉と大きめの文字で書かれ、親しみやすい挿絵も描かれています。現在までに2冊が発行され、檀家の皆様には、お盆の棚経の折にお配りする予定です。一般の参拝者には、1冊200円で頒布いたしますので、お参りの際にお求めください。
◆ 高野山真言宗富山宗務支所では、平成27年の高野山開創1200年記念大法会に合わせて高野山団体参拝を計画しています。平成27年4月13日(月)〜15日(水)の2泊3日で、4月14日(火)には高野山金堂で行われる法要に参加していただきます。1泊目は高野山宿坊、2泊目は湯の花温泉(京都)を予定しており、参加費は約5万円を予定しています。詳細が決まりましたら、檀家の皆様にお知らせします。

ひとこと法話

◆お遍路とお接待◆
 春になり、四国ではお遍路さんの姿が多く見られる季節になりました。今年は、四国八十八箇所霊場が開創1200年の節目を迎え、この機会にお遍路を発願する方もいらっしゃると思います。
 四国霊場は1番霊山寺に始まって発心の道場(阿波国=徳島県)、修行の道場(土佐国=高知県)、菩提の道場(伊予国=愛媛県)、涅槃の道場(讃岐国=香川県)を巡り、88番大窪寺に至る長い道のりです。歩き遍路が基本ですが、自動車で巡拝される方も多くなっています。アナウンサーの徳光和夫さんが四国霊場を巡る「徳さんのお遍路さん」ががテレビ放送されていましたが、お遍路は今も昔も変わらぬ文化として四国に根付いています。
 また四国では、地元の方がお遍路さんに対して「お接待です」と言って食物や飲物をくださったり、休憩所を提供してくださったりすることがあります。お接待を受けた場合は、お礼に納め札をお渡しします。お遍路さんにお接待をすることで、お大師さまへの感謝の気持ちを表す四国の人たちの心が、有難く感じられます。

ご 意 見
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