船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 13 号
平成17年1月発行
富山県上新川郡大沢野町舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

 明けましておめでとうございます。
 本年もどうぞよろしくお願いします。

今月の行事

【1月の行事】
 1月 1日(土) 元旦祈願
 1月 2日(日) 船峅南部地区年始回り
 1月 3日(月) 門あけ
 1月22日(土) 文化財防火にかかわる消防訓練

お知らせ

 高野山真言宗富山中組(新富山市区域)では、高野山・吉野の団体参拝を計画しています。昨年ユネスコの世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」へお参りしませんか。計画の概要は、次の通りです。
  ○ 期 日  平成17年5月28日(土)〜30日(月) 2泊3日
  ○ 行き先  (1日目)高野山(写経奉納・奥の院参拝)、高野山宿坊泊
         (2日目)吉野山金峯山寺、葛井寺(西国5番札所)等、有馬温泉泊
         (3日目)天橋立、小浜
  ○ 経 費  一人あたり57,000円程度
 参加の申し込みやお問い合わせは、当山へお願いします。高野山での納骨を希望される方も、お気軽にご相談下さい。

ひとこと法話

◆七福神◆
 カレーライスなどに添えられる福神漬けという漬け物がありますが、七福神にちなんで七種類の素材が漬け込まれています。七福神というのは、恵比寿、大黒天、毘沙門天、弁財天、福禄寿、寿老人、布袋尊のことで、宝船に乗り合わせた姿がよく知られています。おめでたい七神であるため、恵比寿の出身地である淡路島をはじめ全国各地に七福神めぐりの霊場がつくられています。なぜ七人なのかといえば、仏教では7を幸福の成就数として古来から縁起のよい数とされているからです。仁王経というお経に「七難即滅、七福即生」と説かれていることから、日本では先に挙げた七尊の福神を選んでお祀りし、人々の幸せを祈願するようになりました。
 面白いことに、この七福神はもともと別々のところで生まれたものです。日本生まれの恵比寿は神道から、大黒天、毘沙門天、弁財天はインド仏教から、福禄寿、寿老人は中国の道教から、布袋尊は中国仏教から取り入れられたものです。
 恵比寿は「富裕」、大黒天は「豊饒」、毘沙門天は「正義」、弁財天は「安楽」、福禄寿は「長寿」、寿老人は「自適」、布袋尊は「安寧」を表しています。
 七福神の福にあやかって、今年も福に満ちた一年でありますことと、皆さん一人一人に多くの幸福が成就することをお祈りいたします。

ご 意 見
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