船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 134 号
平成27年2月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【2月の行事】
  (帝龍寺の行事はありません)

【3月の行事】
  8日(日) 涅槃会
 14日(土) 秋葉社祭、虚空蔵祭
 21日(土) 副住職結婚式

お知らせ

◆ 初詣と門明けの際にAED(自動体外式除細動器)の使用体験を予定していましたが、操作方法の理解が不足していたためにトレーニング機器が十分に作動せず、ご迷惑をおかけしました。改めて体験の機会を設けたいと思います。
◆ 北日本新聞の折り込み冊子「まんまる」2月号に、帝龍寺が取り上げられることになりました。どうぞご覧ください。
◆ 3月8日(日)午後1時半より涅槃会と物故者追悼御講を行います。仏教を開かれたお釈迦様の入滅を悼み、涅槃図を掲げてお勤めを行います。仏舎利になぞらえた五色の団子を仏前にお供えし、法要終了後には団子撒きを行いますので、多数お参りください。
◆ 3月14日(土)には、寺家町内会主催行事の秋葉社祭と虚空蔵祭があります。秋葉社祭は、午後2時より本堂南側にある秋葉社で、鎮防火燭、火難消除のご祈祷を行います。虚空蔵祭は、午後3時より帝龍寺本堂で、姉倉比売の本地仏である虚空蔵菩薩に風雨順時、五穀豊穣を祈願します。以前は秋葉社祭が3月10日の午後に、虚空蔵祭が3月24日の夜に行われていましたが、できるだけ多くの人が参拝できるよう土曜日の午後に行われるようになったものです。多数のお参りをお待ちしています。
◆ 3月21日(土)の正御影供(お大師さまの日)に、龍高寺住職古川章賢師を司婚師に迎え、当山副住職賢伸の仏前結婚式を執り行います。午後に当山本堂で仏前結婚式を行い、披露宴は夕刻に別会場で行うことにしています。檀信徒の代表として、檀信徒総代の皆様に参加していただくことにしています。檀信徒の皆様には、当山の行事の折にご披露させていただく予定です。

ひとこと法話

◆「南無」とは◆
 真言宗では「南無大師遍照金剛」という御宝号をお唱えします。他の宗派では「南無阿弥陀仏」「南無釈迦牟尼仏」「南無妙法蓮華経」などとお唱えしますが、「南無」にはどんな意味があるのでしょうか。
「南無」は梵語「ナマス」の音写で、本来は「屈する」という意味に当たります。真言の中に「のうまく」とか「のうぼう」と発音されている部分が「南無」なのです。音写語ですから、南や無の文字自体に意味はありません。経典の中では「帰命」「敬礼」「信従」等の意味で用いられていますので、「私は〜を信じ帰依します」と解釈すればよいでしょう。
 言い換えれば、信ずる仏さまが異なっていても、仏さまに全面的信頼を寄せ、全てをお任せするという気持ちを表す言葉が「南無」なのです。信ずる仏さまに「自分を預けてお任せします」という心を込めて「南無〜」と唱えてみてください。天地に満ちた仏さまの力が感じられ、悩みや苦しみが消えて救いがあることでしょう。

ご 意 見
メールでご意見をお寄せ下さい。

先月号へ