船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 135 号
平成27年3月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【3月の行事】
  8日(日) 涅槃会
 14日(土) 秋葉社祭、虚空蔵祭
 21日(土) 副住職結婚式

【4月の行事】
 13日(月)〜15日(水)
  高野山開創1200年記念大法会団体参拝
 25日(土) 弘誓会総開帳法会(朝日町護國寺)

お知らせ

◆ 2月12日発行の北日本新聞折り込み冊子「まんまる」3月号に、飛騨街道の古刹として帝龍寺が取り上げられました。どうぞご覧ください。
◆ 3月8日(日)午後1時半より涅槃会と物故者追悼御講を行います。仏教を開かれたお釈迦様の入滅を悼み、涅槃図を掲げてお勤めを行います。仏舎利になぞらえた五色の団子を仏前にお供えし、法要終了後には団子撒きを行いますので、多数お参りください。
◆ 3月14日(土)には、寺家町内会主催行事の秋葉社祭と虚空蔵祭があります。秋葉社祭は、午後2時より本堂南側にある秋葉社で、鎮防火燭、火難消除のご祈祷を行います。虚空蔵祭は、午後3時より帝龍寺本堂で、姉倉比売の本地仏である虚空蔵菩薩に風雨順時、五穀豊穣を祈願します。以前は秋葉社祭が3月10日の午後に、虚空蔵祭が3月24日の夜に行われていましたが、できるだけ多くの人が参拝できるよう土曜日の午後に行われるようになったものです。多数のお参りをお待ちしています。
◆ 3月21日(土)の正御影供(お大師さまの日)に、龍高寺住職古川章賢師を司婚師に迎え、当山副住職賢伸の仏前結婚式を執り行います。午後に当山本堂で仏前結婚式を行い、披露宴は夕刻に別会場で行うことにしています。檀信徒の代表として、檀信徒総代の皆様に参加していただくことにしています。檀信徒の皆様には、当山の行事の折にご披露させていただく予定です。

ひとこと法話

◆お香と香奠◆
 仏さまにお参りする際、私たちは香華(こうげ)灯明(とうみょう)飲食(おんじき)を仏前にお供えします。中でも線香や焼香、抹香(まっこう)、塗香(ずこう:掌に塗って身を浄める香)などのお香は、人間界に仏さまをお迎えするための大切なおもてなしなのです。在家では、一般に線香や焼香が用いられます。
 葬儀にお参りする際には、お香を供える代わりに「香奠」(当て字で香典と書くこともあります)を持参します。「奠」の字は「すすめる」という意味で、葬儀の中でも仏さまにお茶や白湯をすすめる「奠茶」「奠湯」の作法があります。また、焼香の際に賽銭を出すのは、「本来はお香を持参して焼香すべきなのですが、用意されているものを使わせていただきます」という意味です。このように、お香を焚いてよい香りにすることは、仏さまをお迎えするためにとても大切な環境づくりなのです。
 慌ただしい世の中ですが、お参りの際には、少し時間を掛けて芳しい香りで場を整え、仏さまをお迎えするようにしましょう。

ご 意 見
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