第 141 号 平成27年9月発行 |
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富山県富山市舟倉2334 高野山真言宗 船峅山 帝龍寺 |
【9月の行事】 5日(土)春日社・諏訪社祭礼(町内会行事) 28日(月)〜29日(火)枢議・参与・檀信徒研修会 13:30〜富山観光ホテル(第四地域伝道団行事) 【10月の行事】 (帝龍寺の行事はありません) |
◆ 9月28日(月)〜29日(火)に、平成27年度北陸ブロック枢議・参与・檀信徒研修会が富山観光ホテルで開催されます。主な内容は次の通りです。参加費は宿泊13000円、懇親会まで10000円、研修のみ2000円です。参加申込みは、9月5日(土)までに帝龍寺へお願いします。
1日目 13:30〜開会式、14:00〜講演「夢をありがとう」NPO法人ゆうきの会代表斉藤寛明氏、
15:10〜講演「御詠歌と癒し」三重県大師寺住職清水教雄僧正、
16:20〜詠歌「金剛」「光明」、舞踊「三宝和讃」「遍照尊」「弘法大師入唐求法和讃」、手踊り実践
2日目 8:00〜朝勤行、8:10〜人権研修DVD上映「児童虐待」「高齢者虐待」
9:00〜講演「寺院がはぐくんだ芸能」射水市新湊博物館主任学芸員松山充宏氏、10:10〜閉会式
◆庫裏の屋根瓦補修に併せて、本堂正面に雨樋を設置しました。雨が降ると正面入り口全体に雨水が落ち、参拝者の皆様にはご迷惑をおかけしていましたが、安心して風除室に入っていただけると思います。
◆玄人(くろうと)と素人(しろうと)◆
玄人の「玄」は、至妙の真理を表す文字ですが、玄米などのように色彩的には黒を意味しますので、玄人は黒い人、クロヒトの変化したものといえます。また、素人の「素」は白のことですから、素人は白い人、シロヒトの変化したものです。昔の中国では、お坊さんは基本的に黒い衣を着ていたので玄人と呼ばれ、一般の人は白衣(はくえ)の人と呼ばれていました。この服装による区別が今も伝えられており、僧侶になる得度式では、まず白衣で得度を受け、黒衣を身に付けるという儀礼があります。
黒衣を着たお坊さんは仏道の専門家であり、人間救済の専門家ですので、いつの間にか玄人が専門家の意味になり、一般の道の専門家も玄人と呼ばれるようになりました。一方で、一般の人は色がつかないままですから、ある意味では何も分からない人、問題にならない人を素人と呼ぶのです。
今日では黒衣を着ない玄人の活躍する分野が広がりました。玄人の取る道は元来、修行と人助けであることを考え、様々な分野の玄人さんには精進努力していただきたいものです。