船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 144 号
平成27年12月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【12月の行事】
30日(水)古札撥遣(古い御札や御守のお焚き上げ)
31日(木)除夜の鐘 午後11:30頃より

【1月の行事】
 1日(金)新年初祈祷、姉倉比賣神社元旦祭
 2日(土)船峅南部地区等年始回り
 3日(日)門明け檀徒総会

お知らせ

◆ 当山では古札撥遣を隔年で実施しており、今年は12月30日(水)の午後2時より当山境内にて行います。本来は、功徳をいただいた古い御札や御守りは神社や寺院にお納めし、新たな御札や御守りを受けるものですが、どこへお納めしてよいか分からないという方も多いようです。その場に持参して参列されても結構ですし、事前にお持ちいただいても結構です。金属やプラスチック等がついている場合は、お手数ですが外してお持ちください。
 また、学業成就、健康長寿、交通安全、家内安全、心願成就、等々の祈願をご希望の方は、当山所定の木札に願意と氏名をお書きくだされば、一体1000円にてご祈願をいたします。
◆ 12月31日(木)の午後11時半頃から除夜の鐘を撞きます。当山では、一般の方にも開放していますので、ご希望の方はどうぞお越しください。なお、鐘は108回にて撞き止めとさせていただきますので、お早めにおいでください。
◆ 1月3日(日)に門明け檀徒総会を行います。正午より本堂にて檀徒総会を開催して報告協議を行った後、懇親の会食を行います。新規に入檀された方もいらっしゃいますので、当山檀家の皆様には多数おいでくださるようご案内いたします。

ひとこと法話

◆命日、忌日◆
 私たち人間には誰でも誕生日があります。誕生日とは、その人が私たち人間界の仲間に入られた記念の日です。そして「命日」は、人間としての一生を終えて先祖の仲間に入られた記念の日です。誕生日や命日をしっかり覚えることで、先祖から子孫に至る絆が固く結ばれ、家族が一層親和するのだと思います。ですから、現在生きている家族の誕生日をお祝いすると同様に、既に亡くなられたご家族には命日に供養をしてあげることが大切なのです。
 命日は忌日ともいいます。忌日にご供養することで、死者を成仏させるとともに、遺族に安心を与え、両者を生老病死の苦しみから救うのが忌日法要=法事です。7日ごとに四十九日までのご供養はインド伝来の風習、一周忌と三回忌は中国伝来の風習、七回忌以降十三回忌や十七回忌などは中世以降に日本で付け加えられたものだそうです。
 ことあるごとに先祖を思い出すのは、善いことに違いありません。仏さまとなって浄土から私たちを見守っていてくださるご先祖様をよく思い出し、感謝のまことを捧げるようにしたいものです。

ご 意 見
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