第 145 号 平成28年1月発行 |
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富山県富山市舟倉2334 高野山真言宗 船峅山 帝龍寺 |
明けましておめでとうございます
【1月の行事】 1日(金)新年初祈祷、姉倉比賣神社元旦祭 2日(土)船峅南部地区等年始回り 3日(日)門明け檀徒総会 24日(日)文化財防火デー防火訓練 【2月の行事】 (帝龍寺の行事はありません) |
◆ 1月24日(日)午前9時半より、文化財防火デー防火訓練を行います。富山市大沢野教育行政センター、大沢野消防署、船峅地区消防団及び寺家防災会の協力により、通報、搬出、消火等の訓練を実施します。地域の文化財保護と防災の確保にご協力をお願いします。
◆日本語の多様性と仏教◆
私たちの国の国名は「日本」ですが、「ニホン」とも「ニッポン」とも発音します。そして、どちらも広く通用しているのです。日本百名山や日本刀は「ニホン」と発音し、日本銀行券(お札)や郵便切手の国名表示は「ニッポン」とするなど、自然に使い分けていて、何の混乱もありません。
その昔、マルコポーロが「東方見聞録」で日本を紹介した際、彼は国名を「ジパン(グ)」と聞き取ってヨーロッパに伝え、フランス人は「ジャポン」、イギリス人は「ジャパン」、ポルトガル人は「ハポン」と聞き取ったのでしょう。国名一つとっても、日本語の多様性や柔軟さを感じることができます。
さて、同じ漢字の言葉でも、読み方の違いで全く意味の違う言葉になることもあります。分別(フンベツ・ブンベツ)、上手(ウワテ・カミテ・ジョウズ)、利益(リエキ・リヤク)など、いくらでも例を挙げることができます。しかも、ほとんどが仏教に関わる言葉なのです。豊かな言語感覚をもつ日本語の奥深さを知り、一つ一つの言葉を大切に使っていくことが、仏教を理解することにもつながるのだと思います。