船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 148 号
平成28年4月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【4月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)
  29日(金)富山宗務支所総会

【5月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

お知らせ

◆ 前号でもお知らせしたとおり、本年10月より、弘法大師が修行行脚された霊場を巡る「四国八十八ヶ所遍路団体参拝」を実施いたします。3泊4日(木曜〜日曜)の日程で、秋(10月)と春(3月)の年2回巡拝し、全5回の2年半で結願して最後は高野山にお参りする予定です。全行程貸切バスで、添乗員が同行して御朱印拝受を代行するほか、四国霊場を熟知した公認先達さんに現地で同乗していただくので、内容の濃い巡拝ができると思います。
 第1回は平成28年10月20日(木)〜23日(日)の日程で、第1番霊山寺から第27番神峯寺を参拝する予定です。旅行費用は一人7万円を集金させていただきます。8月20日までの募集とし、30名〜40名の参加を予定しています。既に数名の方から申込みをいただいていますので、希望される方はお早めにご連絡ください。遍路用品のご案内も併せて配布いたしますので、どうぞご利用ください。参加される方には、着用白衣と金剛杖、輪袈裟、納め札、念珠、納経帳または納経軸等の準備をお願いしています。ご不明な点があれば、帝龍寺までご連絡ください。

ひとこと法話

◆賽銭◆
 ある人が賽銭箱にお金を入れようと思い、財布を覗いて「あいにく『さいせん』の持ち合わせがないので、誰か貸してくれませんか」と言いました。この人は、「賽銭」を「細銭」つまり細かいお金だと思っているのでしょうか。それとも高額の賽銭を入れるものではないと考えているのでしょうか。
 賽銭の「賽」は「神仏に報いる」という意味をもつ字です。日頃から功徳をいただいていることに感謝し、自分もまた徳を積ませてもらおう。せめてもの御礼をしようという純真な気持ちが、賽銭として現れるものなのです。金額の多少ではなく、神仏に報いようとする自分の心持ちを賽銭に込めることが大切です。心のこもらないたとえ多額の賽銭を投じたとしても、心が神仏に向いていなければ御利益は少ないでしょう。少額であっても、心を込めて投じた賽銭の方が御利益を得られるでしょう。
 賽銭を投じ、素直な心をもって神仏と向き合うことで、金銭には換えがたい安心(あんじん)という御利益を得られることを喜びたいものです。

ご 意 見
メールでご意見をお寄せ下さい。

先月号へ