船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 153 号
平成28年9月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

今月の行事

【9月の行事】
  3日(土)春日社・諏訪社祭礼16:00〜(町内会行事)
 24日(土)弘誓会慶讃法要(大岩山日石寺にて)
 25日(日)特別伝道大会(和倉温泉「のと楽」にて)
【10月の行事】
 5〜6日 枢議・参与・檀信徒研修会(和倉・海望にて)
 20〜23日 四国88ヶ所遍路第1回団体参拝

お知らせ

◆ 弘法大師が修行行脚された霊場を巡る「四国八十八ヶ所遍路第1回団体参拝」に20余名の参加をいただき、有難うございました。今年10月20日(木)〜23日(日)の日程で、第1番霊山寺から第27番神峯寺を参拝します。意義深いお遍路ができるよう心より願っています。
◆ 9月24日(土)に上市町の大岩山日石寺で弘誓会第84会慶讃法要があり、新西国三十三所観音総開帳と西国三十三所霊場の御砂踏み巡堂が催されます。この機会にぜひお参りください。
◆ 9月25日(日)13:30より、高野山真言宗第四地域伝道団(北陸ブロック)特別伝道大会が、和倉温泉「のと楽」で開催されます。今回は能登宗務支所が担当し、高野山真言宗宗務総長添田髀コ僧正の講演「死者のゆくえ」と、落語家で天台宗の僧籍をもつ露の団姫さんの仏教落語「落語家・まるこの仏道修行」です。
◆  10月5日(水)13:30〜6日(木)10:20には、同伝道団枢議・参与・檀信徒研修会が、和倉温泉「ホテル海望」で開催されます。今回は石川宗務支所が担当し、北陸青年教師会による布教「お授けとお芝居」と声明「報恩音楽法会」、高野山西門院住職辻秀道僧正による講演「讃仏歌」、高野山金剛流宗教舞踊北陸司所による宗教舞踊「入唐求法」「めぐみの光かがやきて」、司法書士津田晃氏による講演(仮)「成年後見制度と人権」などです。参加希望の方は、帝龍寺までお知らせください。

ひとこと法話

◆三日坊主◆
 私たちは何かの節目をきっかけにして、習い事を始めたり、日記を付け始めたりすることがありますが、長続きしないことが多いものです。飽きっぽく長続きしないことを「三日坊主」などと言います。この坊主は、もちろんお坊さんのことで、僧侶は三日やっただけで逃げ出したくなるくらいに修行が大変だという意味です。
 この言葉が普及したのは、歌舞伎の「酒と一緒に髪を切り、金比羅様へ願掛けも十日ともたぬ三日坊主」という台詞からだそうですが、禁欲を保った修行というのは、なかなか長続きはしないようです。
 「世の中は三日見ぬ間の桜かな」というように、物事は絶えず変化し、相手も変われば自分も変わる、良い方にも悪い方にも変わるものです。しかも登っていくより落ちていく変化の方が圧倒的に早いことは、皆さんご存じのとおりです。だから私たちは、下り坂を転げ落ちないよう、常に上に向かって努力していなければならないのです。たとえ苦しくても大変でも、やると決めたことは、三日坊主にならずやり抜きたいものですね。

ご 意 見
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