船峅山帝龍寺報
ふなくらまんだら

第 157 号
平成29年1月発行
富山県富山市舟倉2334  高野山真言宗 船峅山 帝龍寺

明けましておめでとうございます

今月の行事

【1月の行事】
  1日 初祈祷・初詣
  2日 年始回り
  3日 門明け檀徒総会
 20日 第2回四国団体参拝申込み締切
【2月の行事】
 (帝龍寺の行事はありません)

お知らせ

◆ 第2回四国巡礼を、平成29年3月30日(木)〜4月2日(日)の日程で第29番国分寺〜第43番明石寺を巡拝します。別格8番十夜ヶ橋にも参拝する予定です。参加費は76000円に決定しました。走行距離が長く、交代運転手が必要となるため、金額が多少高くなっていることをご了解願います。申込期日を平成29年1月20日(金)としていますので、多数ご参加ください。
◆ 3年前から住職夫妻が全国一の宮を巡拝していましたが、昨年12月に薩摩一宮の新田神社参拝を以て全107社参拝を結願しました。寺院だけでなく神社の参拝も奥深いものがあります。参拝した各神社については、全国一宮のホ−ムページ(http://ww2.ctt.ne.jp/~tairyuji/zenkoku-ichinomiya.html)でも紹介していますので、ご覧ください。
◆ このたび、四国巡礼や本山参拝などで使用する団参旗を新調しました。団体行動の目印となる外、集合写真等でも活用したいと思っています。

ひとこと法話

◆回向文(えこうもん)◆
 読経の終わりにお唱えする「願以此功徳、普及於一切、我等与衆生、皆共成仏道」という回向文は、「願わくはこの功徳を以て、普く一切に及ぼし、我等と衆生と皆共に仏道を成ぜん」と読み下され、浄土門以外の宗派で広く唱えられています。浄土門でも「願以此功徳、平等施一切、同発菩提心、往生安楽国」と唱えられ、「われら・みなともに」の精神に変わりはありません。
 最近は、自分さえよければ、という風潮が広がる一方で、自分に都合の悪いことが起こると責任を転嫁する人がいます。混雑する車内にあって、たくさん人がいて迷惑だと不平不満を言う人はいても、「私自身も混雑させている者の一人だ」と自覚できる人はあまりいないようです。
 ほんの短い回向文ですが、自分だけの幸せを願うのではなく、皆共に幸せになってこそ、自分も本当の幸せが得られるのだと説いているのです。ものの見方を少し変えることで、仏の教えを実践し、自分も周りの人も幸せになれるように努めたいものです。

ご 意 見
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